幼児教育はいつから始める?ベストな時期や幼児教育のやり方
ママ友との会話のなかに「幼児教育」という言葉が出てきたことはありませんか?雑誌やインターネット上で目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。そもそも幼児教育とは何なのか、すぐにでも始めなければいけないのかなど、幼児教育の疑問について調べてみました。
そもそも幼児教育ってどんなもの?
幼児教育と早期教育の違い
みずから進んで学ぶ意欲を育てて、得意なことを増やしていくために遊びのなかにたくさんの刺激を盛り込んでいくことで、学習意欲や好奇心、探求心を培うことが目的にあります。
早期教育とは、未就学児にたいして音楽や英語、読み書きなど専門的な技能の習得をする教育のことです。子ども本人の意向よりも、保護者などの意向でおこなわれることも多くあります。
脳が柔軟なうちに教育を開始することで、将来の可能性が広がったり、就学後の落ちこぼれを防いだりすることができるでしょう。
幼児教育に注目が集まる理由
2012年から実施されている学習指導要領では、昔の「つめこみ式」や少し前の「ゆとり教育」とは異なり、「生きる力をはぐぐむ」という理念が掲げられています。知識や技術の習得はもちろん、思考力や判断力、表現力などを重視しており、人間としての賢さに焦点が当てられています。
適切な幼児教育によってそれらが鍛えられることが科学的にも証明されていることもあり、多くの人が幼児教育に注目しています。
幼児教育のメリットデメリット!
親にもメリットはあります。子どもとの遊び方が分かったり、発達の目安が分かったり、育児が楽しくなったりします。
もちろんデメリットもあります。教育の内容によっては勉強に遅れがでてくる点です。1つのものに偏りすぎると、それ以外の道を選ぶことが難しくなってしまい、将来の進路が限定されてしまう可能性もあります。
子どもが期待どおりの結果を出さず親が落ち込んだりして、子どもにプレッシャーを与えてしまうかもしれないなどのデメリットもあります。
幼児教育を始める時期はいつがベスト?
実は胎児の時からやっている?
妊娠20週目のころにはおなかの赤ちゃんは音を感知しているといわれています。音楽を聞かせたり、話しかけたりすることで、「コミュニケーション能力が高い子」「物事の吸収力が高い子」「運動能力が高い子」などになるといわれています。また、表情が豊かだったり、心の広い子どもに育ったりするともいわれています。
パパやママの愛情を伝えることで、人間として大切な心の教育にもなり、赤ちゃんの能力を引き出すことができます。
「幼児教育をするぞ」と意識をしていなくても、自然と妊娠中に幼児教育をしていたことになりますね。
ゴールデンエイジって知ってる?
4歳~8歳をプレ・ゴールデンエイジ、9歳~12歳をゴールデンエイジ、13歳~15歳をポストゴールデンエイジと呼びます。
プレ・ゴールデンエイジの時期には神経系の発達は80%まで形成されます。特定のスポーツをするより、たくさん体を動かすことが大切です。子どもが興味をもったことはどんどんやらせてあげるといいでしょう。
外遊びの減少が運動能力の低下理由の1つとして挙げられています。外遊びは運動能力向上にもなりますよ。
子どもが楽しいと感じた時が「その時」
親が張り切っていても肝心の子どもは無関心ということもたくさんあります。無理強いをせず、子どもが楽しみながらおこなえるのが一番です。最初は子ども自身が興味をもち楽しんでいても、すぐに興味を示さなくなったり、嫌がったりすることもあると思います。
そんなときも、「せっかく始めたのだから」と続けるのではなく、また子ども自身が興味をもつようになるまで、一度やめる勇気も必要になります。
早い時期から始めた方がよいという意見もありますし、焦ってまでおこなう必要はないという意見もあります。どちらが正解でどちらが不正解という答えはありません。