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わがままと甘えは区別するべき?親の心構えとわがままへの対応方法

わがままと甘えは区別するべき?親の心構えとわがままへの対応方法

精神的安定を求めているときは応えよう

おもちゃやお菓子を買ってほしいなどの、物やお金が絡んでくる要求になんでも応えてしまうのは「甘やかし」です。物質的、金銭的なことで甘えてくるのはわがままだと判断できるので「今日は買わない約束だよね」とか「おもちゃは誕生日に買おうね」というように、家族のルールのもとで適切に対応しましょう。

しかし、子どもが膝の上に乗ってきたり、手を繋ぐことを求めてきたりする精神的な要求は「甘え」であり、子どもの心が自立に向かうために不可欠です。また、これまで自分の力でできていたことを「ママがやって」と頼ってくることなども同様です。

これらの言動は子どもが安心感を得たくてしているので、このような精神的安定を求められたらしっかりと応えましょう。

わがままを抑えられたときは褒めよう

泣けば自分の要求が通ったという経験があると、子どもは「泣けばなんとかなる」と考えます。わがままな子どもにしないためには、子どもが泣いても暴れても「ダメなものはダメ」と教えることが大切です。

あわせて、どうしてダメなのかという理由も教えられると、子どもが納得しやすくなるでしょう。これは根気がいることで、ママの心も折れそうになるかもしれませんが、くりかえすうちに徐々にわがままは通用しないことを理解していきます。

このとき大切なのは、子どもがわがままを抑えることができたら褒めるということです。「我慢できて偉いね」とか「ママとの約束を守ってくれて嬉しいよ」などと褒めると、その喜びや嬉しさから子どものわがままは減っていくでしょう。

まとめ

子どもの「甘え」を受け入れることは、子どもにとって健やかな心の成長のために大切です。親へ安心感を求めて、それが満たされることで子どもは自尊心や自立心を育んでいくからです。

しかし、物質的なことや金銭的な要求である「わがまま」をそのまま受け入れるのは単なる「甘やかし」です。甘やかしは子どもの身勝手さをエスカレートさせ、いつまでも手が掛かり続けます。

わがままと甘えを見極め、適切に対応することが子どもの健やかな成長に繋がるでしょう。
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