英才教育のメリットとデメリット。取り入れる際の注意点も把握しよう
英才教育が子どもに与える影響はどのようなものでしょうか?メリット、デメリットをご紹介しながら、英才教育を取り入れるかどうかの判断材料になるような情報をご紹介します。また、英才教育を取り入れるときの注意点もご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
英才教育をすることのメリットとは?
右脳が優位に働いている時期で育ちやすい
幼少期は右脳の方が優位に働いているといわれています。右脳を鍛えることによって、ひらめき、考える力、記憶力、判断力、感性などが伸ばせるそうです。
「英語のLとRを聞き分ける能力」について聞いたことはありますか?子どもは生まれたときには母国語が存在しないので、自然と英語の発音を感覚で聞き分けられるのでしょうね。
脳に適度な刺激を与えることによって、本来持っている能力を維持して、向上させることができるのではないでしょうか。
スタートが早いほど天才児になる確率が高い
世界で活躍するスポーツ選手が、幼い頃からそのスポーツをやっていた、という話を聞いたことがあると思います。例えば、卓球の福原 愛選手や、レスリングの吉田 沙保里選手は3歳からその競技を始めたそうです。
また、好奇心や向上心が強い幼少期に始めたほうが、「やらされている」という感覚をもちにくいのではないでしょうか。
ひらめきや直感で生活をしている幼少期だからこそ、できることがあるのかもしれませんね。何事も楽しんで取り組めた方が、能力や才能が伸びやすく、その道のスペシャリストになれるのではないでしょうか。
吸収力がすごく、記憶力が伸びやすい
1歳8カ月の頃には毎月250以上の新しい言葉を覚えるようになるといわれています。大人の私たちが毎月毎月同じ量を覚えようとすると苦労しそうですよね。
幼少期に子どもの集中できるもの、興味があるものに出会えると、記憶力を高めることにつながります。子どもと一緒に興味がもてるものを探してみるといいかもしれません。
デメリットも把握した上で教育を始めよう
子どもにストレスになる場合がある
子どもがストレスを感じる理由には、教室の雰囲気になじめない場合や、先生が合わない場合、内容に興味が持てない場合など、様々な理由があります。
子どもは「今ストレスが溜まっている」と教えてくれませんよね。食欲がなくなったり、爪を噛むようになったり、急に夜泣きをするようになったりと、普段と様子が変わったとき、ストレスが溜まっているサインかもしれません。そのときは、英才教育を続けるべきかもう1度考え直すタイミングかもしれませんね。
脳の刺激が大きく、働きに影響が出る
脳の発達に影響とは、どのようなことがおきるのでしょうか?例が多く挙げられているのは、キレやすくなることと、独り言が増えることです。先生や親からの一方通行な情報が多く、子どもが受け身になってしまうためだといわれています。
また、公園や児童館などでお友達と遊ぶことが少なくなるので、コミュニケーション能力の発達にも影響してしまう可能性があります。子どもが自由に動き回れて、ときにはケンカをしながらお友達とやり取りする時間が、子どもの自然な脳の発達にとって大切なのではないでしょうか。
挑戦する気持ちが育ちづらい
ある有名な難関中学の過去問では、2種類のネジと真っ白な解答用紙が配布されました。その解答用紙に、仕組みや、違いを図や文章で自由に説明するのです。普段から「これはなんだろう?」「どうしてこれは…?」と自ら疑問を持ち、知りたい!という気持ちを持っていないと、答えにくいのではないでしょうか。
どの分野においても自らやりたい!挑戦したい!と思う気持ちは大切ですよね。そういった気持ちがあった方が能力が伸びやすいのではないかと思います。