我が家の教育方針を決めたい!子どもの持つ力を最大限に引き出すには
幼稚園へ入園願書を提出するにあたり、我が家の教育方針を決めたいというママもいることでしょう。そこで今回は、家庭の教育方針を決めるメリットとその決め方、教育方針が夫婦間で不一致のケースとその場合の対処法、教育方針がママ友と違うケースと対処法、素直な子どもに育てるための教育方針などについてお話しします。
目次
- 我が家の教育方針を決めるメリットとは?
- 教育について家庭で話し合う機会ができる
- 進路を選ぶときの判断基準になる
- 子どもの能力を伸ばす環境作りができる
- 家庭での教育方針の決め方について
- 子育てのゴールを意識して方針を決めよう
- 大切なのは子どもの個性を尊重すること
- 我が家ならではの方針を作ることを念頭に
- 教育方針が夫婦で合わないケースと対処法
- 夫婦で意見が分かれやすい四つの教育テーマ
- 方針が違うと最悪の結果を招くことも
- 話し合いは冷静にお互いを思いやって
- 教育方針がママ友と異なるケースと対処法
- 教育方針の違いで仲が悪くなることもある
- 方針が違うとママ友になれない場合も
- ママ友には深入りせず適度な距離感を保って
- どんな教育方針なら素直な子どもに育つ?
- 子どもの気持ちを楽にすることを最優先に
- 自己肯定感を高めることをベースにする
- 子どもの目線や立場になって考えてみる
- まとめ
我が家の教育方針を決めるメリットとは?
教育について家庭で話し合う機会ができる
しかし普段、お互いにそういった考えを話し合って共有する機会ってなかなかないですよね。教育方針を決めることにより、教育についてママとパパの間で話し合う機会を設けることができます。
幼稚園へ提出する願書に教育方針について書かなければならないこともあるでしょう。これをきっかけに、定期的にパパと一緒に子どもの教育方針について話し合う機会が持てるとよいですね。
ママとパパの方針が一致していると、子どもも戸惑わずに済みますよ。
進路を選ぶときの判断基準になる
パパは公立でよいと思っていても、ママとしては小学校受験などを考慮して受験に有利な私立の幼稚園への入園を希望することもあるかもしれません。この場合、ママとパパの間で意見が対立することもありますよね。
小学校、中学校、高校と子どもの進路を考える時期が来るたびに、夫婦喧嘩をしてしまうこともあるかもしれません。しかしあらかじめお互いの教育方針を理解しておくと、それが判断材料となり、無駄に対立をせず夫婦で協力して考えることができますよ。
子どもの能力を伸ばす環境作りができる
たとえば、子どもが音楽を聴くと体を動かしているので、ダンスを習わせたいとママが考えることもありますよね。子どもがダンスが好きなのであれば、プロの元で習わせたいと思うこともありますよね。しかしパパとしては「幼いときから習い事なんて子どもの負担になるのでは?」と考えることもあるでしょう。
このように夫婦間で考え方や対応に矛盾があるとママも困ってしまいますよね。パパと「こういう子育てをしよう」という軸がしっかりとしていれば、夫婦で協力し合って子どものことを理解し、その能力を伸ばす環境作りをすることができますよ。
家庭での教育方針の決め方について
子育てのゴールを意識して方針を決めよう
教育方針を決めるときは、まず子育てのゴールを意識して方針を決めることが大切です。
「こういう大人になってほしい」という人間像のゴールをママとパパで話し合って決めたら、そのような大人になるためにはどんな力が必要なのか、その力を子どもが身につけるためにはどんな教育をしたらよいのか、というようにゴールからどんどん下って考えてみましょう。
そうするとおのずと教育方針も定まってくるはずです。
大切なのは子どもの個性を尊重すること
特に幼稚園への入園願書を記入する際、親がその幼稚園へ入園させたいばかりに、幼稚園の園風や教育方針に沿うよう、無理をした教育方針を掲げるのは子どものためにもなりません。
子どもの個性を尊重し、我が子が持つよさをさらに伸ばしていけるような教育方針を考えることが大切です。
子どもが遊んでいる姿、子どもが興味を持つことなどをよく観察しながら、我が子にはどんな教育方針が向いているのか、パパとじっくりと話し合ってみたいですね。子どものよいところ、得意なところなどを上手に引き出していけるような方針を考えてみましょう。
我が家ならではの方針を作ることを念頭に
特に幼稚園の入園願書に教育方針を記入する場合、ほかの家庭と似たり寄ったりの内容では個性がありません。できるだけ、我が家ならではの教育方針を作ることを念頭に置くようにしてくださいね。
何か難しいことを考える必要はありません。たとえば、子どもが公園で知らない子どもとでも仲良く遊ぶことができるのであれば、その様子を元にして「こんな人になってほしい」という方針を考えてみましょう。