我が家の教育方針を決めたい!子どもの持つ力を最大限に引き出すには
教育方針が夫婦で合わないケースと対処法
夫婦で意見が分かれやすい四つの教育テーマ
・習い事
・受験
・ゲームやスマホ
・経験と勉強のどちらを重視するか
子どもの将来を考えて、ピアノや水泳、英会話はできるだけ早いうちから習わせたいと考えるママやパパもいるかもしれません。しかし「習い事が多すぎて子どもの負担になるのでは?」と感じることもありますよね。
また、小学校受験をするのかで夫婦で揉めることもあるでしょう。ドリルでの早期教育が大事とママが考えるのに対し、小さなころから色々なことを体験する方が大切というパパもいるかもしれません。
ゲームやスマホを何歳から与えるかについても、意見が食い違うこともあります。
方針が違うと最悪の結果を招くことも
お互いに「自分はこう育てたい」という教育方針があり、それが逆の方向を向いていると、ママとしては「私はこう育てたいのにパパが嫌がる」となり、夫婦で対立することが多くなります。相手の教育方針はおかしい、間違っていると感じ、自分のやり方を何としてでも押し通そうとすることもあります。
ママもパパもお互いに大切な我が子のことを思っているのに、それが裏目に出て対立を招いてしまうのです。
また、子どもからすると「ママはよいって言ったのに、パパはだめと言うから」というように親の前で態度を変えざるをえなくなります。これも子どもにとっては悪影響です。
話し合いは冷静にお互いを思いやって
教育方針について夫婦で話し合うときは、冷静にお互いを思いやることを忘れないようにしましょう。完全に同調することは難しいかもしれませんが、どちらも大切な我が子のことを一番に考えているはずです。
まずは相手の意見を一度しっかりと聞き、受け入れることも必要です。「なるほど、そういう考え方もあるのね」と何か新たな発見があるかもしれません。もしくはお互いの意見をすり合わせていくうちに、新しい教育方針が生まれるかもしれませんよ。
教育方針がママ友と異なるケースと対処法
教育方針の違いで仲が悪くなることもある
いつもは子ども同士仲良く遊んでいても、ときにはおもちゃの取り合いなどで喧嘩することもありますよね。
親が仲裁をするのか、何もせずに見守るのか、その教育方針によっても対応が違ってきます。同じ考えではない場合、一方は「どうして子どもの喧嘩を仲裁しないの?」「どうして親が出しゃばって子ども自身に解決させないの?」というように意見が食い違うこともあるでしょう。
このように、教育方針の違いからつき合いにくさを感じ、仲が悪くなることもありますよ。
方針が違うとママ友になれない場合も
たとえば、教育方針上、子どもにだめなことはだめとその都度しっかりと教えていきたいと考えるママもいることでしょう。しかし叱らない育児を教育方針に掲げているママがそばにいる場合、そのママと子どもを苦手に感じることがあるかもしれません。
ママ友同士仲良くなるために教育方針がまったく同じである必要はありませんが、ある程度似ている方針の方が仲良くなりやすい傾向にあります。
ママ友と話していて教育方針に大きな違いを感じたら、それ以上仲良くなるのは難しいかもしれません。
ママ友には深入りせず適度な距離感を保って
しかし普段顔を合わせることが多いだけに、急に疎遠にするのは難しいですよね。こんな悩みを抱える前に、最初からママ友には深入りしすぎずに適度な距離感を保ってつき合うことが大切ですよ。
ママ友とは子どもがご縁でつながっている関係なので、それぞれのママが抱える事情やママが育ってきた環境なども異なります。
もし相手のママが、ママの教育方針に口を挟んできたり、家庭環境について詮索してきたりしても、適当に返事を返し、あまり深入りしないように心がけたいですね。
どんな教育方針なら素直な子どもに育つ?
子どもの気持ちを楽にすることを最優先に
子どもがそれで満足しているのであればよいのですが、ママが「こうでなければ」と考えることを子どもに押しつけないことも大切です。
子どもがお風呂を嫌がるときはその日だけお風呂に入らなくてもOKにするなど、子どもの要求を可能な範囲で受け入れてみましょう。そうすると子どもの気持ちを楽にすることができ、素直に伸び伸びと育つことができますよ。育児には、柔軟性のある対応も大切です。
自己肯定感を高めることをベースにする
何があっても自分は価値のある人間だと思うことができれば、それはその子の生きる力になります。さらに自己肯定感が高い人は他人を尊重することもできます。
自己肯定感は、親を始めとした周りの人にどのように愛され、育てられてきたかによって培うことができます。子どもが自己肯定感の高い人になることができるよう、ママとパパは愛情をいっぱいに注ぎながら大切な我が子を育てていきたいものですね。
子どもの目線や立場になって考えてみる
パパやママ友に相談しても、ママの期待するようなはっきりした答えが返ってこないこともあります。こんなとき、子どもの目線や立場になって考えてみるようにしましょう。
もし、ママが子どもの立場だったらどのようにしてほしいか、よく考えてみると答えが見つかるはずです。それはもしかすると、ママが小さいときに似たような状況で親からされて嬉しかったことだったり、逆にしてほしかったことだったりするかもしれません。
どんなときも我が子の気持ちになって考えることができるママであれば、子どもを素直な子どもに育てることができるはずです。
まとめ
幼稚園へ提出する入園願書をきっかけに、改めて教育方針について考えたというママも少なくないことでしょう。普段あまり意識しない教育方針ですが、育ってきた環境の違うママとパパがお互いに協力し合って子どもを育てるのですから、一度はしっかりと話し合うようにしたいですね。