6歳児を子育てしながらできる教育とは。入学までにやりたいこと
交通ルールについても確認
今までママがそばにいたので何となく守っていた交通ルールも、1人で通学するようになると、目の前のものに夢中になってうっかり忘れてしまうかもしれません。ちょっとした子どもの不注意が大きな交通事故につながる可能性もあります。
また、横断歩道が青信号であっても、どこからかパトカーや救急車のサイレンの音が聞こえたら渡らずに様子を見るなど、例外的なケースについても教えるようにしましょう。大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては理解しにくいこともありますよ。
毎日の習慣にしたい6歳児の教育方法
身支度だけでなくお手伝いもしてもらおう
子どもから「手伝いたい!」という声があれば、それはいいチャンスです。大人がやった方が早いので、忙しいママにとって、子どものお手伝いは困ることもあるかもしれませんが、できるだけ尊重して子どもに手伝ってもらいましょう。
お手伝いをさせるとき、例えば洗濯物なら「取り込む」「たたむ」「しまう」など、一連の流れを一緒にさせるのがおすすめです。いつもママが当たり前のようにしてくれることも、すべて理由があって、ありがたいことなのだと気づいてくれるかもしれません。
体をたくさん使って遊ぼう
幼児期に体を動かすことは、脳の多くの領域を刺激することになります。机に向かう勉強だけでなく、外での遊びが脳の成長を促すのです。また、自分で遊びを生み出したり、ルールを考えたりする中で、豊かな創造力も身についていきます。
体をたくさん使って遊ぶ中でさまざまな成功体験が得られ、自己肯定感や忍耐力、意欲的な心も生まれます。6歳児くらいではお友達との関係をうまく作りながら遊ぶことができるので、コミュニケーション能力や協調性、社会性もはぐくまれるでしょう。
会話と本で脳を使おう
6歳児との会話の際、ママはできるだけ丁寧に、適切な言葉を選ぶように心がけるとよいでしょう。親の接し方、会話の仕方によって、自主的に話せる子に育つ可能性が高まるそうです。
また、本を読む習慣をつけることもおすすめです。子どもは同じ本を繰り返し読みたがることがありますが、何度も読むことで記憶力の発達や知識の蓄積につながるそうなので、お気に入りの本は何度でも読んであげたいですね。
6歳までが勝負?愛情と脳の関係について
医学的に分かった脳の発達
委縮し、十分に発達できなかった脳を持つ子どもは、学習知能だけでなく、社交性にも欠けてしまうといわれています。さらに精神疾患を含む健康障害を引き起こす可能性も高く、将来暴力的な性格にもなりやすいそうです。
幼児期の脳の発達は、生涯にわたって健康や人格にも影響します。仕事をしていて忙しいママでも、子どもと会える時間にめいっぱい愛情を注いであげられるといいですね。
愛情が育てる子どもの発達
自己肯定感が高い子どもは、自分に自信があるので、何ごとにも積極的に取り組める力と忍耐力を持っています。さまざまなことに挑戦し、学んで吸収することができるため、大きく成長する可能性を持っています。
また、愛情を受けて育つことで、他者のことを考えて行動できる「協調性」や「社会性」のある子どもになるでしょう。将来子どもが社会に出たとき、自立した人生を送ることができるかどうかも、6歳までの幼児期の親の関わり方で変わってくるということです。
注意して欲しい間違った愛情
【過干渉とは】
子どもの自主性を尊重せず、親の都合で子どもをコントロールしようとすることで、行き過ぎると「虐待」といわれるまでに至ります。
【過保護とは】
子どもの自主性を尊重しすぎて過度に養育してしまうことで、社会生活に必要なルールや常識などが身につかないなどの弊害があります。
最近では「毒親」などという言葉もよく耳にします。子どものため、と思ってしていたことが、実は子どもを苦しめていたら本末転倒です。子どもに間違った愛情を注ぎ過ぎないよう、親子の信頼関係を築きながら子育てできるといいですね。
まとめ
また、小学校入学を控えて、子どもにとってもママにとっても心配や不安なことも多いかと思います。入学前に親子でできること、しておいた方がよいことなどを確認して、少しでも不安な気持ちが解消できるように、記事を参考にしてみてくださいね。