1歳の子どもの身長はどれくらい?平均身長や伸びない原因と対処法
子どもの成長は何かと気になるものですよね。1歳児の平均身長や身長が低い場合の原因、小児科を受診する目安になる具体的な数字など、ママが知りたいことはたくさんあるでしょう。そこで今回は、1歳児の平均身長や成長するために大切なこと、伸びない原因とその対処法についてご紹介します。
目次
- 1歳児の身長と体重の平均値について
- 女の子と男の子の平均値
- 自宅でできるの身長の測り方
- 手軽に簡単に測れるグッズを紹介
- 男女別で見る1歳児の成長曲線とグラフ
- 1歳児の女の子の成長曲線
- 1歳児の男の子の成長曲線
- 1年間の平均伸び率を知ろう
- 身長が伸びない場合に考えられる理由
- 子どもの栄養不良による場合
- 基礎疾患やホルモンの異常が見られる
- 遺伝や体質による場合もある
- 生まれつき身長が低いSGA低身長症について
- SGA性低身長症とは
- まずは小児科へ相談しよう
- SGA性低身長症の治療法
- 子どものストレスが身長に関係することも
- 身長の伸びとストレスの関係とは
- 子どものやる気を応援しよう
- 体を動かすことは心身の成長に大切
- 子どもの成長をサポートできる方法
- 規則正しい生活習慣が鍵
- たくさん寝て成長ホルモンの分泌を促す
- 子どもの成長を促す食べものとは
- まとめ
1歳児の身長と体重の平均値について
女の子と男の子の平均値
厚生労働省が平成22年に実施した「乳幼児身体発育調査」による1歳0カ月のデータをご紹介します。
・男の子
平均身長74.9cm、平均体重9.28kg
・女の子
平均身長73.3cm、平均体重8.71kg
この後、男女とも2歳までに身長は約10cm、体重は約2kg増加します。平均身長は、あくまでも目安なので、まずは子どもの成長に必要な環境を整え、長い目で見守りましょう。
自宅でできるの身長の測り方
我が子の成長が気になるものの、わざわざ病院などの施設に行くのも難しいかもしれません。そこで、自宅で簡単に子どもの身長測定をする方法をご紹介します。
まず、90度になっている部屋の壁やソファーなどに子どもの頭が接するように仰向けに寝ます。次に、ティッシュの箱や厚みのある本などを立てて子どもの足裏にあて、その長さを測定します。
身長を測定するときに、子どもの足を真っ直ぐにしようとして無理に引っ張らないようにしましょう。
手軽に簡単に測れるグッズを紹介
ママは、1人で身長を測ることを諦めているかもしれません。そんなママの悩みを解決してくれるグッズがありますよ。
近ごろ、身長計がついたバスタオルが人気を集めています。子どもがバスタオルの上に寝るだけなので、簡単におおよその身長を測ることができます。様々なメーカーから発売されており、柄も豊富です。お気に入りの1枚を見つけられるとよいですね。
身長計つきタオルの上に寝ている子どもの姿が可愛く、写真で記録に残せることも人気の秘密のようです。
男女別で見る1歳児の成長曲線とグラフ
1歳児の女の子の成長曲線
・平均身長の推移
1歳0カ月で68.3〜77.8cm
1歳6カ月で73.9〜84.2cm
・平均体重の推移
1歳0カ月で7.16〜10.48kg
1歳6カ月で8.05〜11.77kg
子どもは、1歳までの1年間が人生で最も成長する時期といわれています。その著しい成長も、1歳6カ月ごろを過ぎると身長と体重ともに、成長のスピードが緩やかになっていきます。
調査によると、1歳2カ月ごろまでの平均身長や平均体重は、若干男の子が大きいですが、女の子とさほど変わりはありません。しかし、その後少しずつ男の子と女の子の身長や体重の差が大きくなってきます。
1歳の女の子の平均身長を知りたい。発育状況や伸びない原因と対策 - teniteo[テニテオ]
自分の子どもとほかの子ども、みんな違うと分かってはいるけれど、なにかと比べてしまいがち。 みんな大きいのに、自分の子どもは特に小さいとなると、つい不安になってしまうものです。そんなときでも慌てないで。考えられる低身長の原因や対策を紹介したいと思います。
1歳児の男の子の成長曲線
・平均身長の推移
1歳0カ月で70.3〜79.6cm
1歳6カ月で75.6〜85.9cm
・平均体重の推移
1歳0カ月で7.68〜11.04kg
1歳6カ月で8.70〜12.47kg
1歳になるころまでに、体重は生まれてから約3倍くらいになります。その著しい成長は、2歳6カ月ごろになると男の子も女の子と同様に緩やかになってきます。
この成長曲線は、厚生労働省が10年ごとに調査をして発表しているものです。10年前と比べると、1歳児の身長や体重の平均値が、女の子男の子ともに減少していることが分かります。減少幅は、男の子の方がやや大きいようです。
1年間の平均伸び率を知ろう
しかし、1年間の伸び率がそれぞれで大きく下回る場合は、注意して見守るようしてください。念のために小児科で相談してもよいかもしれません。
実際、低体重などで小児科を受診するのは、1歳までの子どもに多く見られます。受診の結果、何も問題のない場合もあります。しかし、身長の伸びない原因には、栄養不足や何らかの疾患を抱えている可能性もあります。
早めに小児科を受診すれば、問題も早く解決します。また、問題がなければパパやママも安心して育児ができますよ。