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10代での出産はリスクがある?10代出産のメリットやデメリット

10代での出産はリスクがある?10代出産のメリットやデメリット

10代で出産することによるデメリット

経済的にあまり余裕がない家庭が多い

働き始めてから間もない10代は給与や賞与が低く、貯蓄もほとんどない状態ですので出産の前から経済的な問題を抱えやすい傾向があります。

また、パパの収入だけでは生活できない場合、ママも産後すぐに働かなくてななりませんよね。しかし、赤ちゃんのお世話をおばあちゃん、おじいちゃんにお願いできないときは、保育園を利用する必要があります。

ですが、地域によっては認可保育園への入園ができず、就職ができないケースがあります。認可外保育園は保育料が高額なので、収入のほとんどが保育料に消えてしまい生活費はあまり増えません。

おばあちゃん、おじいちゃんから育児のサポートを受けられないときは、経済面のサポートをお願いするか自治体に相談するとよいでしょう。

考え方や心がまだ大人になりきれていない

考え方や心の成長には個人差がありますが、社会経験が少なく年代が異なる人と交流する機会も少ない10代は、心や考え方がまだ大人になりきれていない方がほとんどです。

10代ママの周りには、恋愛や遊びに夢中になっている同年代の友だちがたくさんいますので、ママも遊びたい気持ちを我慢できなくなるかもしれません。また、遊びたい気持ちを我慢することができても、自分だけ我慢しなくてはならない現実に強いストレスや孤独を感じ、うつ状態になってしまう可能性もあります。

さらに、意見の食い違いや価値観の違いを受け入れることが難しいためパパとママがケンカになりやすく、すれ違った気持ちを修正できないまま離婚するケースも多いといわれています。

学業との両立が大変になる

海外では、10代の妊婦さんや出産して赤ちゃんを抱えた若いママが、高校や大学に通っている光景は珍しくないそうです。

しかし、日本では高校生で妊娠すると「退学」をすすめられ、中学生の場合は「休校」という形になるケースが多いようです。いずれの場合も、妊娠すると学校に通うのが難しくなるということですね。

通信高校や自主学習で「大検(高卒認定)」を取る、放送大学を受講するなどの方法で学業を続けることもできますが、赤ちゃんのお世話や家事と学業を両立することは、体力的にも精神的にも大変です。

最近は、妊娠しても学校に通えるよう、改善を求める運動も起こっているようですが、実現するのはまだ先になりそうです。

妊娠する前に考えておく必要があること

自分の時間がなくなっても後悔しないか

10代の方の中には、「早く今のパートナーとの子どもが欲しい」「若いうちに結婚して子どもを育てたい」と思っている方もいるでしょう。大好きなパートナーがいると、幸せな生活しかイメージするのは難しいですよね。

しかし、結婚や出産、育児は想像すると幸せなことしか頭に浮かんできませんが、実際は理想と現実のギャップが激しいことも多いです。10代で出産する場合は、周りの友だちは大学生活を送っていたり、働いて趣味に没頭していたりなど、自分に時間やお金を使っているでしょう。

10代で出産すると、家族の生活や子どもにお金や時間を使わなくてはならなくなります。自分の時間がなくなっても「出産してよかった」と思えるかどうかを、真剣に考えることが大切です。

パートナーと子どもを育てる覚悟を持とう

つき合っているときは恋人気分を満喫できますが、結婚生活は毎日の積み重ねで一緒に生活や心を支え合うパートナーにならなければなりません。どちらか一方が「早く結婚して子どもが欲しい」と思っていても、相手も同じ気持ちでないと助け合って子どもを育てるのは難しいでしょう。

妊娠をする前に、お互いに自分のお金や時間をすべて使ってでもパートナーと子どもを育てていきたいかを話し合うことは大切です。出産をしてから「こんなはずじゃなかった」「もっと遊びたかった」などと思うのは、いくら10代でも親として無責任ですよね。

親になるという覚悟をパートナーと一緒に持ち、苦労しても協力して育てていくと心に決めてから妊娠について考えましょう。

出産や育児にかかる費用を知ることも大切

いくらパートナーと「早く子どもが欲しいね」「若いうちに結婚したいね」などと約束していても、結婚や出産、育児には大きなお金が必要であることを忘れてはいけません。10代での出産は働いていてもお互いの収入もまだ少ないでしょうし、学生の場合だと親に養ってもらっている状況ですよね。

妊娠をする前に、出産までにかかる費用や出産、入院費用、出産準備グッズ、赤ちゃんとの生活費など、様々なことにどのくらいお金がかかるのかを知るのも重要です。何も考えずに妊娠をして「お互いの親に頼るしかない」では、周りに迷惑がかかってしまいます。

なるべく自分たちでやりくりできるように、様々な費用を知り妊娠前に準備を始めましょう。

まとめ

10代で出産する「若年出産」は、ママの体にかかる負担が大きく赤ちゃんが低体重や早産で産まれるリスクが高いほか、経済面や学業面など、様々なデメリットがあります。

一方でママが若くて体力があるので、子どもとじっくり関われる、育児が早く終わるなどのメリットもあります。

10代で出産しても後悔しないように、メリットとデメリットをしっかり理解して妊娠や出産のタイミングをパートナーと一緒に考えていきましょう。
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