生後0カ月の新生児の特徴とは?育児のポイントや注意点を知ろう
待ちに待った我が子とのご対面。こんな子が私のお腹に入っていたんだねと感慨深いものがあることでしょう。赤ちゃんと過ごす初めの1カ月。ママは授乳におむつ替えに大忙しです。新生児の赤ちゃんってどんな感じなの?体重や身長はどのくらいある?育児のポイントや注意点をまとめてみました。
生後0カ月【新生児期】の赤ちゃんの特徴
1日中、寝て起きて飲んでを繰り返す
生後間もない頃の赤ちゃんは、まだおっぱいを飲む力が弱く、お腹がいっぱいになっていないのに、飲み疲れて寝てしまうということが、多々あります。
その姿はとてもかわいいくて、ママの疲れを癒してくれます。
しかし、お腹がいっぱいになっていないので、すぐに目を覚まして泣き出し、おっぱいを欲しがることも。
ママはしばらくの間、寝不足で大変だと思います。赤ちゃんが寝ている間は、自分も休むなどして乗りきりましょう。
もう少し大きくなるとまとまって飲んでくれますよ。
「モロー反射」という原始反射がある
生まれたばかりの赤ちゃんは何もできず、か弱い存在のように思えますが、実は生まれながらにして、反射的な動きをする能力が備わっています。
口に入った物に対して吸いつこうとする動きや、手に触れると、ぎゅっと握ろうとする動きを原始反射と言います。赤ちゃんが生まれてすぐに、おっぱいが飲めるのもこのためです。
誰も教えていないのにすごいですよね。
赤ちゃんは光や振動、音など大きな刺激を受けたときに一瞬体をびくっとさせ、腕をのばし前のものを抱きしめようとする動きをします。これを「モロー反射」と言います。
モロー反射によって、自分自身を守り、またパパやママにも守ってねという信号を発しています。
個人差がある身長や体重の平均値
男の子 身長:44.0~57.4cm
体重:2.10~5.17kg
女の子 身長:44.0~56.4cm
体重:2.13~4.84㎏
男の子と女の子の間にも差がありますが、身長・体重の平均値の幅が広く個人差があることが分かります。
生まれてから一週間ほどかけて赤ちゃんは、体の中の老廃物や胎便、またお腹の中で飲んでいたママの羊水を排出していきます。このため、生まれたときより体重が3~10%減少します。
その後の赤ちゃんの体重増加は1日に20~30g程で、1カ月健診のときに、700~1000g体重が増えていると、赤ちゃんに必要な栄養が摂れていることになります。
生後0カ月の赤ちゃんの育児のポイント
母乳は欲しがるだけあげよう
よく赤ちゃんの授乳は3時間おきにしましょうということを耳にしますが、きっちり3時間おきに目をさまして、母乳を欲しがる赤ちゃんはそんなにいないと思います。
特に生後1~2週間は、上手に母乳を飲むことができません。また体力もないので、飲みながら寝るということもよくあります。そうするとすぐにお腹がすき、授乳間隔が30分ということも珍しくありません。
生後0カ月の授乳は、赤ちゃんが母乳を欲しがったら欲しがるだけあげて大丈夫です。ママはとても大変だと思いますが、このときしかない、濃密な赤ちゃんとのスキンシップを楽しんで下さいね。
おむつは頻繁にとりかえよう
また、うんちも下痢のような水状のものが1日に5~7回出ます。
生まれたての赤ちゃんのお肌は、とても敏感です。おむつが濡れたまま、長時間そのままにしておくと、皮膚トラブルの原因になります。
こまめに取りかえてあげてくださいね。もしうんちなどで汚れがとれにくい場合は、こするのではなく、シャワーで流してあげるとよいですよ。
シャワーやお尻を拭いた後は、しっかりおしりを乾かしてから、おむつをつけてあげましょう。
スキンシップをたくさんとろう
授乳やおむつ替えのときには「おむつがきれいになって気持ちいいね」など積極的に話しかけてあげましょう。赤ちゃんはとても安心すると思いますよ。
抱き癖という言葉がありますが大丈夫です。たくさん抱っこしてあげて下さいね。
生後0カ月の赤ちゃんは、まだ首が不安定なので、抱っこするときは、横抱きの方がママも抱きやすいと思います。しっかりと首を支えてあげ、もう片方の手でお尻を支えてあげましょう。
たくさんスキンシップをとることで、赤ちゃんとの絆は、ますます深くなっていくことでしょう。
生後0カ月の赤ちゃんの育児の注意点
便が何日もでていない
水分(おっぱい)が足りていないときや、もともと腸の長さが短い子など原因はさまざまですが便秘で苦しそうにしている赤ちゃんを見ると、ママは心配になってしまいますよね。
うんちが出ないとき、赤ちゃんの中にはお腹が気持ち悪くて不機嫌になる子もいるようです。顔を真っ赤にして、手足に力をいれてりきもうとしたり、泣きやまないときは便秘かもしれないので、赤ちゃんの様子をしっかり観察しましょう。
赤ちゃんの便秘には、お腹マッサージが効果的です。便が溜まりやすいといわれているお腹の左下を中心に、時計周りに「の」の字をえがくようにマッサージします。このとき力を入れすぎないように注意しましょう。
ベビーオイルをつけた綿棒で、赤ちゃんの肛門あたりを刺激することでうんちが出る場合もあります。
もし便秘かなと思ったらぜひ試してみてくださいね。
上記の方法を試しても、うんちが出ず赤ちゃんが辛そうにしているときは、小児科の先生に相談するとよいでしょう。