産後の手伝いは必要?パターン別手伝いのメリットやデメリット
最近は産後すぐから自宅で育児をするママも増えています。自宅で新生活を始めるにしても、産後は誰かに手伝いに来てもらいたいなと感じるママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、実家や義実家に手伝いを頼む方法や、有料サービスを利用する方法、夫婦で協力し合う方法などについて考えてみましょう。
身内が手伝う場合のメリットやデメリット
実家に手伝いを頼む場合
数週間から1カ月ほどの期間で実母に自宅に来てもらって、赤ちゃんのお世話のサポートなどをしてもらえると新米ママとしてはとても心強いですよね。遠慮なく生活ができるというメリットも大きいでしょう。
お互いに気を使い過ぎずにすむので、たわいない会話ができて実家にいたころのようにリラックスして過ごせたり、分からないことも細かく聞きやすかったりして頼りになるメリットがあります。
ただ、気を使い過ぎないことがデメリットになってしまう部分もあるでしょう。たとえば、実母だけによかれと思って育児についての指摘や指導が多くなってしまって、ママへのストレスになってしまうことです。
実母がこんなものを食べると母乳の出がよくなるとか、抱き癖がつくからあまり抱っこしない方がよいなどと伝えてきて、ママが疲れてしまうことは多いそうですよ。また、実母とあまり気が合わないママは、久々の実母との生活で少しずつストレスが溜まってしまうこともあるそうです。
義実家に手伝いを頼む場合
義母との距離をグッと縮められることや、お嫁さんということで気を使ってもらえることがあります。実母ほどあれこれと口出ししないことも多く、過ごしやすいと感じるママもいるそうです。また、ママにとっては初めて知ることや、アイデアを義母が教えてくれることもあります。
デメリットは、気を使い過ぎてしまって細かな手伝いを頼み辛く、結局は自分が動いてしまうことや、起床時間や就寝時間を含めたちょっとした生活習慣の違いがストレスになることもあります。
気を使うという部分が、メリットにもデメリットにもなるのです。
ちなみに、義実家に産後の手伝いを頼むには、小さなことはあまり気にならない大らかタイプや、新しいことを知るのが好きなタイプ、環境の変化に強いタイプの性格が向いているといわれていますよ。
有料サービスのメリットやデメリット
気軽に利用できる地域のファミサポ
ファミリーサポートは、育児や介護を手伝ってもらいたい人と手伝いたい人が会員となって助け合うサービスで、運営設立は各市区町村が行っています。ファミリーサポートを実施している市区町村も増えています。ママが住んでいる地域でもサービスを実施しているかどうかをチェックしましょう。
ファミリーサポートは、利用しやすい料金が好評です。市区町村によって多少の差はありますが1時間あたり500~700円でサービスを利用することができることがほとんどです。生活用品の買い出しや上の子の幼稚園や保育園の送迎などの場合にサポートを利用することができますよ。
産前産後ママ向け家事代行サービス
定期プラン1回の利用で約4,000円~が多く、ファミリーサポートと比べ高くなります。しかし、週に1回約2時間の家事代行をお願いできるサービスは、妊娠後期や産後すぐの生活にはとても頼りになりますね。
産後すぐには難しい床拭きや布団干しなども定期的なサービスでお願いできると助かります。パパが仕事で忙しくサポートが充分にできないご家庭にも向いているサービスですよ。
実家や義実家に手伝いを頼みつつ、同時にこうしたサービスを利用している先輩ママも多くなっています。そうすることで、産後1カ月間というママの体調回復と新生児の育児に専念することができるでしょう。
ママの日常生活を支える産後ドゥーラ
ほかのサービスとの大きな違いは、ママの話し相手や育児の相談相手といった精神的なサポート、緊急時には医療施設や行政機関との連携もしてくれる点です。産前産後のママのための強力なサポーターともいえるでしょう。
日本では、まだ認知度の低い産後ドゥーラですが、海外では妊産婦を支援する専門家として確立された職業です。日本でも少しづつ利用者が増えており、定着してきていますよ。
産後ドゥーラは、赤ちゃんのお世話の方法もレクチャーしてくれるので、退院後からの初めて育児をするママも安心ですよ。