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出産後、へその緒はどうする?国で異なるへその緒事情と保管方法

出産後、へその緒はどうする?国で異なるへその緒事情と保管方法

産後もらってきたへその緒はどうするの?

虫やカビ防止のため、入念に乾燥させよう!

へその緒は生後1~3週間の間に乾燥して取れることが多いものですが、生後1カ月たっても取れないこともあるようです。取れない場合は無理にひっぱったりせずに、自然に取れるまで待ちましょう。

赤ちゃんのへその緒が取れたら、数日かけてしっかり乾燥させましょう。通気性のよいガーゼなどの布で包み、涼しい場所においておくとよいですよ。乾燥が足りないと、カビが生えたり腐ったりしてしまうので注意してください。

昔は大病を患ったときにへその緒を煎じて飲むと治る、戦争に行った息子が無事に帰ってくるお守りとして大切にされてきました。昔からへその緒は特別なものだったのですね。大切な我が子のへその緒だからこそ、しっかり乾燥させて保管したいですね。

桐箱や漆小箱に入れて、大事に保管しよう

しっかり乾燥させたへその緒は、へその緒ケースに入れて保管してください。今はいろんな保管ケースがありますが、おすすめは桐箱か漆小箱です。

特に桐箱は軽く、気密性がよく、虫がつきにくく、燃えにくいという性質を持っています。そのうえ湿度まで調節してくれるという特色を持っているんですね。桐の箱は人形や着物を保存する箱やタンスの素材などにも使われていますし、昔から長期間の保存に適しているのです。

保存ケースは、ベビー用品を取り扱う店舗やネットショップで購入することができます。希望すると名前やメッセージを入れられるケースや、乳歯と一緒に保管できるケース、まめ型やしずく型などの可愛い形のケースなど、さまざまな種類から選べますよ。

【番外編】海外のへその緒についての考え方

海外ではへその緒はあまり重要視されていないようです。例えばアメリカでは、出産前にへその緒を取っておいてほしいと伝えなければ捨てられてしまいます。

そのほかの国でも、日本のようにへその緒を取っておく習慣がないため、血がついたままのへその緒をそのままもらった…30cmほどもある長いへその緒をもらってしまいどうしようか逆に困ってしまった…という体験談も。

また、ニュージーランドのマオリ族には、へその緒と胎盤を持ち帰って地中に埋めるという儀式があるそうですが、日本の沖縄県や宮古島にも同じような習慣があるということで驚いてしまいますね。どこかでルーツが繋がっているのでしょうか?

国によってへその緒事情がさまざまでおもしろいですね。

まとめ

今回はへその緒の正しい保管方法をご紹介しました。へその緒を保管する意味や歴史を頭の片隅におきながら、大切に保管してくださいね。

同時に、海外でのへその緒事情やロータスバース出産の方法もご紹介しました。日本ではまだロータスバースや、医師と助産師以外がへその緒を切断することを推奨していません。しかし、一部のママたちの間で徐々に増えてきているようです。

もし、ご紹介しました出産方法やへその緒の切断を希望する場合は、医師や助産師へ事前に確認と相談をし、十分納得してから行うことをおすすめします。
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