出産を頑張ったママへのメッセージ。贈るときのマナーや文例について
友人や身内に赤ちゃんが生まれると、出産を頑張ったママへ心温まるメッセージを贈りたいと考えることもあるでしょう。産後のママは心身ともに疲れ、精神的にもデリケートになっているのでマナーやメッセージ内容に気をつける必要があります。今回はマナーや文例、さらに英語のフレーズについてもご紹介します。
産後のママへ贈るお祝いメッセージのマナー
出産祝いのメッセージを贈るタイミング
生後1カ月は、退院後の生活が少しずつ落ち着き始める頃でしょう。それまでは慣れない育児と家事の両立で慌ただしかったり、ママが赤ちゃんにつきっきりでほかのことに手がまわらなかったりする状況も考えられるので、ママの負担にならないようにメッセージを贈るタイミングをみましょう。
メッセージを贈るには、用意したプレゼントにメッセージを添える、電報や手紙を書く、SNSやメールで送信する方法などがありますが、どの方法が相手にとって喜ばれるかを考えましょう。
お祝いの気持ちを伝え、ママの体調を気遣う
言葉を選んで贈るメッセージや手紙は、祝いたい気持ちがダイレクトに伝わりやすいといわれています。「出産おめでとう」という言葉をメインにして、赤ちゃんの誕生をともに喜んでいる気持ちを文章にしましょう。
産後のママは慣れない育児のストレスや疲れがたまっていたり、ホルモンバランスが崩れやすかったりして気持ちが不安定な時期でもあります。時間も不規則になるため、休めるときに休みたいと思うママも多いと思います。
産後のママが時間を大切にできるように長文のメッセージは避け、返信はしなくてもよいという言葉を添えましょう。
出産祝いのメッセージのNGワード
「死ぬ・絶える・切る・流れる」などの忌み言葉は死を連想させる言葉ですので避けましょう。「大変ですが・心配ですが」「苦労・不安・困る」など育児の大変さを連想させたり相手を不安な気持ちにさせたりする言葉も避けましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんに「ぐんぐん大きく・早く育って」など励ますような言葉も、成長は人それぞれですし傷つくママもいるかもしれません。メッセージを贈る際は相手の気持ちを考え、言葉や文面に配慮しましょう。
産後のママに贈るメッセージの相手別文例集
親しい友人に贈る場合
例文1「〇〇ちゃん、出産おめでとう!母子ともに元気だと聞いて安心しました。体の回復はどうですか?落ち着いたら、可愛い赤ちゃんに会えるのを楽しみにしています。」
例文2「〇〇ちゃん、赤ちゃんの御誕生おめでとう。無事に元気な赤ちゃんが誕生したとのことで安心しています。可愛い赤ちゃんが仲間入りして明るくにぎやかになるね。まずは、体を十分休めてね。」
親しい友人に贈るメッセージで、伝えたいポイントは出産を終えて疲れているママをねぎらうことです。出産は我が子に会うことができる喜びがありますが、ママの体力の消耗が激しく回復には時間がかかります。そこで一言、ママをねぎらう言葉があると疲れたママの心も和らぐように思います。
また、無事に赤ちゃんの誕生を迎えることができたことへの喜びの気持ちを添えましょう。我が子の誕生を一緒に喜んでもらえるとママもうれしく思うでしょう。
会社の上司や目上の人に贈る場合
短いメッセージでも失礼がないように気をつけることが大事です。また、メッセージを贈る相手のご夫婦どちらが読んでも違和感がないような内容だと喜ばれると思いますよ。
例文1「ご出産おめでとうございます。新しい家族が増え、ますます幸せな日々をお過ごしのことと存じます。赤ちゃんの健やかな成長を心よりお祈りしております。」
例文2「赤ちゃんのご誕生、誠におめでとうございます。産後の休養は大事といわれておりますのでお体ご自愛ください。赤ちゃんの健やかな成長を心からお祈りしております。」
相手が男性の場合、表現を少し変えてみましょう。
例文3「お子さまのご誕生、心からお祝い申し上げます。母子ともに健康とお聞きし安心しております。新たな家族を迎え、にぎやかな毎日をお過ごしかと存じます。ご家族のご健康とご多幸をお祈りしております。」