出産前後にはすることがいっぱい!妊娠から産後までの準備や手続き
妊娠期間は10カ月といわれますが、考えるよりもあっという間に出産予定日は迫ってきます。妊娠がわかったら、なるべく早くすることをリストアップしてスケジュールを立てるようにしましょう。妊娠初期から産後までに必要な準備と手続きについてまとめました。
週数別にみる、妊娠中に準備すること
妊娠おめでとう!初期(~4カ月)
妊娠に気がつく時期には個人差がありますが、妊娠4週目から6週目あたりに身体の変化を感じる人が多いようです。ただ、このころは妊娠検査薬でもまだ陽性反応が出ず、産婦人科でも心拍が確認できるまで「おめでとう」はお預けになります。
心拍が確認できたらいよいよ妊娠確定。さっそく区役所や保健所に母子手帳をもらいに行きましょう。母子手帳ケースや胎児の成長に欠かせない葉酸サプリメント、つわりが始まる前にマタニティ用の下着なども早めにそろえておくと役立ちます。
しばらくはハイヒールともお別れなので、ペタンコ靴も必要ですね。
お腹が目立ち始めた!中期(5~7カ月)
このころからだんだんとお腹も大きくなってきますので、サポート力のある腹帯をつけてお腹を支えましょう。また、お腹だけでなく、胸や腰回りも大きくなってきますので、今まで妊娠前の服を着ていた人もきゅうくつに感じてきます。
授乳服と兼用できるマタニティウェアもありますので、長く使えるものを賢く選びましょう。妊娠中期はつわりもおさまり、妊娠期間中で最もアクティブに動けるときです。
ベビー用品やベビー服など必要なものは、この時期に購入しておきましょう。
ベビーをお迎え!後期(8~10カ月)
ですが、妊娠後期は赤ちゃんを迎える準備の正念場です。出産予定日の1カ月前にはママの入院準備だけでなく、赤ちゃんが退院したときに生活ができるようにしておく準備も必要になります。
入院準備に必要なものは、病院からリストがもらえることがあるのでよく読んで用意しておきましょう。産褥パッドや産褥ショーツなどは産後すぐに必要です。
赤ちゃんの退院用のドレスやおむつ、ミルク用品、ベビーバスなど、赤ちゃんとの生活をシミュレーションして必要なものをそろえていきましょう。
パパに伝えよう!出産のために予習すること
万一に備えて!早めにやりたい入院準備
日用品の買い足しや、普段使うものの場所を覚えること、洗濯や掃除なども少しずつできるようにしてもらいましょう。そうすれば、退院後に家に帰ってびっくり!ということも避けられます。
陣痛はいつ始まるかわかりませんので、ママが先に入院してもパパに入院バッグを持ってきてもらえるよう、パパに入院バッグの場所や保険証、母子手症の保管場所など事前に伝えておいてくださいね。
立会いする?しない?その瞬間にできること
そうでない場合でも陣痛室までは入れますので、陣痛に苦しむママのサポートをパパにしてもらいましょう。分娩台に上がったら医師も忙しく、ママもそれどころではありませんので、パパは邪魔にならないように医師の指示に従う必要があります。
ビデオ撮影なども許されればOKですが、パパが興奮しすぎてしまうのも立会い出産あるあるです。赤ちゃんに夢中になる気持ちもわかりますが、まずはママをねぎらって感謝の気持ちを伝えてほしいものですね。
知っておきたい!とても大事な産褥期
産後1カ月の産褥期(さんじょくき)はママの身体にとって、とても大事な時期です。産褥期に無理をすると将来の健康にまで影響を及ぼすといわれています。
重いものを持つことや身体を冷やすことなどは厳禁です。「いわなくてもやってもらえる」と思ってもなかなかそうはいきませんので、布団の上げ下ろし、重い荷物を持つ、お風呂掃除など、パパにお願いしたいことはきちんと話しておきましょう。
産褥期はパパにとっても将来イクメンになれるかどうかの大事な時期かもしれませんね。
忘れないで!産後の事務手続きリスト
期間短め!出生届と健康保険の加入
出生届の提出期限は、生まれた日を1日目として14日以内となりますが、最終日が市区町村役場の休日だった場合はその休日明けまで受理してもらえます。出生証明書は出産した病院で退院時にもらえることがほとんどですので、忘れずに受け取りましょう。
健康保険の加入は赤ちゃんの1カ月健診までに加入することとなっていますが、なるべく早く加入しておいた方が安心です。