産後に飛行機で里帰り。赤ちゃんと行くための準備と嬉しいサービス
赤ちゃんが産まれたら、早速実家や親せきにお披露目したいですね。ですが、帰省する場所によっては飛行機を利用しなければいけないこともあります。飛行機での里帰りはいつから赤ちゃん連れでも大丈夫なのでしょうか。赤ちゃんが飛行機に乗るリスク、国内線と国際線の違いについてもチェックしておきましょう。
初めての飛行機、計画する前に知りたいこと
赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるの?
ですが、ほとんどの国内線では生後8日以降であれば搭乗可能だそうです。なかには、生後48時間たっていて、医師の診断(メディカルクリアランス)があれば搭乗できるという航空会社もあります。
国際線でも生後8日以降、14日以降などと定めている航空会社が多く、生後7日未満でもメディカルクリアランスがあれば搭乗可能な航空会社もあり、それぞれに定められた搭乗制限は千差万別です。どうしても生後2週間未満の新生児と飛行機に乗らなければいけない場合は、利用する航空会社に早めに問い合わせましょう。
飛行機利用はママの体調とも相談して
赤ちゃんと飛行機に乗る場合、赤ちゃんの心配ばかりをしてしまうのは仕方のないことですが、出産後のママの身体もまだ無理はできない時期です。産後1カ月は悪露(おろ)なども続きますし、帝王切開のママは3カ月ほどは傷が痛みます。
産後のママの身体が、産前のように完全に戻るには一年以上かかるともいわれます。「赤ちゃんは任せて!」といってくれる同行者がいれば少しは安心できますが、ママと赤ちゃん二人旅の場合はママの体調とも相談しましょう。
赤ちゃん連れで海外へ。国内線と違う点は?
また、料金も3歳までは無料の国内線に対し、国際線は赤ちゃんも有料です。2歳までの幼児の場合、大人の膝の上に乗せる場合はインファントといって大人料金の10%、2歳未満でも座席が必要な場合は大人料金の75%が発生します。
インファントは大人1人につき幼児1人までしか購入できませんので、ママが1人で赤ちゃんと2歳未満の子どもを連れていく場合、上の子には必ず座席が必要になります。
飛行機利用で知っておきたい3つのポイント
赤ちゃん連れで利用しやすいのはこの座席
早めの座席指定をすると、希望の席を確保できる可能性が高くなります。赤ちゃんがぐずったり、おむつ交換を頻繁にすることを考えると通路側の席のほうが気が楽ですが、授乳をするときに周りの目が気になるというデメリットもあるので窓側の方がいいという人もいます。
国際線では、足元の広い一番前の席に赤ちゃんが眠れるバシネットを設置できるというメリットがあるためおすすめです。チェックイン時でも赤ちゃん連れであることがわかると、希望を聞いてくれることがあるので早めにカウンターに向かいましょう。
赤ちゃんの耳抜きはこれで大丈夫
気圧の変化が一番激しいのが離陸時と着陸時です。そろそろだな、と思ったら赤ちゃんにミルクをあげたり、授乳をしたりするのが一番簡単な耳抜きの方法です。ストローマグなどが使えるようであれば白湯や果汁などでも大丈夫ですよ。
赤ちゃんは耳が詰まると痛みで泣き続けることがあります。お腹がすいていなかったり、眠くてミルクを飲んでくれないときはおしゃぶりなどで対応しましょう。
離陸、着陸以外のタイミングでも耳が詰まることがあるので、乾燥対策も兼ねてこまめに飲み物を飲んでもらうように心がけましょう。
手荷物はどんなものを持っていけばいい?
持ち込むものはいつもの外出時に必要なものと大体一緒ですが、おむつ、おしりふき、ミルクが必要な場合は哺乳瓶や水筒、授乳ケープやタオルなどもあると便利です。万が一のための着替えや、ビニール袋、抱っこひもも忘れずに。
すぐ取り出せるように、赤ちゃんグッズはまとめて足元に置いておきましょう。生後3カ月くらいまでは眠っているうちに到着してしまうことも多いのですが、それ以降はぐずり対策としてお気に入りのおもちゃなどがあるといいですよ。