出産にかかるお金ともらえるお金!分娩費用や助成制度についてご紹介
「出産にはお金がかかりそう」と思っていても、実際にいくらかかるのか、出費の内容について、具体的にわからない妊婦さんもいるのではないでしょうか?出産には多額の費用がかかりますが、申請するともらえるお金も多いのです。赤ちゃんを迎えるときに必要なお金と、受けられるお得な助成制度についてお伝えします。
目次
- 出産する場所や方法でかかるお金が違う?
- 個人産院、総合病院、自宅など場所の違い
- 帝王切開は経膣分娩より高くなる
- 無痛分娩は追加オプションになる
- 出産前にチェック!ママに関係するお金
- 変化の大きい体に合わせたマタニティー用品
- 妊娠線予防のためのケア用品
- ママの使い心地も大切な抱っこ紐
- 出産前にチェック!赤ちゃんに関係するお金
- ベビー服や衛生用品、お風呂グッズ
- おむつ用品や授乳用品
- ベビーベッド、チャイルドシート
- 専業主婦でも大丈夫!出産でもらえるお金
- 妊婦健診費は自治体の助成金がある
- 出産育児一時金は42万円もらえる
- 住んでいる自治体独自の助成制度があるかも
- 働いている人が出産などでもらえるお金
- 産前産後の収入をカバーする出産手当金
- つわりや切迫早産のときに使える傷病手当
- 育休期間にもらえる育児休業給付金
- 一定額以上になると一部が戻ってくるお金
- 帝王切開などで利用することも!高額療養費
- 確定申告により戻ってくる医療費控除
- 出産後の生活でもらえるお金や助成制度
- 毎月もらえる児童手当
- 医療機関で使える乳幼児医療費助成制度
- 1人親を支援する児童扶養手当
- 出産を前にお金がどうしても足りないときは
- 家の不用品を売ってお金に換える
- 出産一時貸付制度を利用する
- どうしたらよいか迷ったら役所に相談する
- まとめ
出産する場所や方法でかかるお金が違う?
個人産院、総合病院、自宅など場所の違い
・個人病院 約400,000~1,000,000円
・総合病院 約350,000~500,000円
・自宅 約250,000~400,000円
個人病院では入院中に、豪華なディナーやエステが付いてくるところもあります。好待遇の施設は出産費用が高額になることがほとんどです。
総合病院は入院する部屋によって、費用が異なります。個室より大部屋のほうが安くてお得ですが、周りの人に気を使うというデメリットもあります。
助産師さんに立ち会ってもらう自宅出産は、費用が安くなる場合が多いですが、緊急時の対応が遅れるというリスクがあります。
帝王切開は経膣分娩より高くなる
帝王切開で出産したときは、ゆっくりと入院して傷の状態などをよく診てもらったほうが安心ですよね。帝王切開の場合、出産にかかる費用も増えてしまいますが、内容によっては健康保険の3割負担が適用される場合もあります。
経膣出産では出産費用の全額が自己負担になり、健康保険は使えないことになっています。しかし帝王切開の場合は手術代や薬代、検査の費用などは健康保険の適用になり、3割の負担でよいので助かりますね。
ただ帝王切開でも入院中の食事代や部屋代は自己負担となり、健康保険の対象外なので注意してくださいね。
無痛分娩は追加オプションになる
無痛分娩で出産するときは、通常の経膣出産と同じく健康保険は適用されないようです。無痛分娩にかかる費用は、出産する病院によって差があるので一概に断定はできませんが、通常の出産費用より数万~数十万円高くなる場合が多いようです。
前にお伝えしたように待遇のよい個人病院では、出産費用が高くなることがあります。その病院で無痛分娩を希望すると、かなり高額な出産費用が必要になりそうですね。
無痛分娩には麻酔薬や陣痛促進剤などを使うので、通常の出産方法に追加オプションの費用が加算されることになるでしょう。
出産前にチェック!ママに関係するお金
変化の大きい体に合わせたマタニティー用品
マタニティー用のズボンやスカートの多くはウエストがゴムで、お腹を包み込んでくれるデザインになっています。おなかの大きさに合わせてサイズ調節ができるものが多いので、早めに購入しておくのもよいですよ。
妊娠するとバストやヒップのサイズも変わることが多いものです。マタニティー用のブラジャーやショーツも必要に応じて購入しましょう。
これらのマタニティー用品をすべて揃えると、最低でも30,000円程度はかかるでしょう。費用を抑えたい場合には、手ごろな値段でゆったりした普通のワンピースで妊娠期を過ごす方法もありますよ。
妊娠線予防のためのケア用品
妊娠線は急なお腹の膨らみに、皮膚がのびるスピードが追いつかず裂けてしまうというもの。妊娠線を作らないためにも、妊娠中の急な体重の増加には気を付けてくださいね。
妊娠線を作らないためには専用のクリームで、徐々にのびてゆく皮膚をケアしてあげることが大切です。クリームを付ければ100%妊娠線ができないというわけではありませんが、クリームの保湿効果で予防できるでしょう。
妊娠線予防クリームの値段は幅が広いので、予算に合わせて購入しましょう。
ママの使い心地も大切な抱っこ紐
妊娠中は、あたり前のことですが赤ちゃんがお腹の中にいるため、軽いものなら両手に持つことができます。しかし、出産後は赤ちゃんを抱っこすると手がふさがって困ってしまいます。
そこで新生児から使える抱っこ紐があれば、抱っこ中も両手が空くので「いざというときに役立つ」と考えるママが多いようです。
抱っこ紐は一度購入するとなかなか買い換えないと思います。新生児から使える抱っこ紐は高額なものも多いので、妊娠中などの時間のあるときにゆっくり選んでおくとよいですね。
出産前にチェック!赤ちゃんに関係するお金
ベビー服や衛生用品、お風呂グッズ
・短肌着
・長肌着
・ツーウェイオール
・おくるみ
・ガーゼ
・衣類用洗剤
このほかに日差しの強い季節には、帽子があると便利です。よだれが多い赤ちゃんには、スタイをしてあげるとよいですね。
沐浴のためのベビーバスや石鹸、タオルなどのお風呂グッズも退院後すぐに使うでしょう。お風呂上りのケアに綿棒やベビーオイルも準備しておきたいものです。
肌着類は洗い替えが2、3枚あれば便利です。ベビー服や衛生用品、お風呂グッズにかかる費用を大まかに計算すると、20,000~30,000円前後の出費になるかもしれませんね。