出産ってこんなにすごい！急な痛みや帝王切開…先輩ママの体験談

2020,1,19 更新

女の人しか耐えられないといわれる「陣痛」

今まで経験したことのないすごい陣痛

陣痛の痛みは「鼻からスイカがでるくらい痛い」など、想像が難しいくらいの痛みを体験するといわれています。また、陣痛の痛みは、時間がたつにつれて少しずつ痛みが増してくる方もいれば、急に子宮口が開き一気に大きな痛みが襲ってくる方もいます。

また、痛みがでてくる箇所や痛みの感じ方も妊婦さんによってさまざまです。お腹が痛くなる方もいれば、腰のほうに痛みを感じる方もいます。

痛みの感じ方も、何かに抑え込まれたような重い痛み、皮膚が引き裂かれるようなキリキリとした痛み、腰のあたりをカナヅチなどで叩かれているような鈍い痛みなど、ママは今までに経験したことのないくらいの痛みに耐えながら、赤ちゃんを産んでいるのですね。

痛みのあまり暴れたりすごい声が出るママも

陣痛は想像以上の痛みを感じるので、痛みに耐えられず暴れたり、すごい声がでたりするママもたくさんいます。立ち会い出産をする場合は、陣痛の痛みに別人のようになるママにパパはびっくりするかもしれませんが、ママに寄り添いサポートしましょう。

先輩ママの話では、初めての出産のとき、イメージしていた痛みよりもはるかに陣痛が痛くて思わず「助けてー」「もうダメー」と大声で叫んでしまったそうです。パパは必死に腰をさすってくれていたそうですが、さする位置が少しズレていて「そこじゃない！」「もっと下！」などと叫んでしまい、出産したあとに恥ずかしかったと話してくれました。

叫ぶママに驚きながらもパパは最後まで必死にサポートしてくれたそうで、嬉しかったそうですよ。

機会があればパパも一度体験してほしい

陣痛の痛みは「女性しか耐えられない」「男性が経験すると死んでしまう」などといわれていますよね。ママは「機会があれば一度パパにも出産を体験してほしい」と思っている方が多いのではないでしょうか。

オランダのサイエンス番組「Proefkonijnen（モルモット）」では、陣痛の痛みに男性は耐えられるのか？という実験を行いYouTubeにもアップしています。陣痛の痛みを再現するために電極を貼って、電流を流すという実験です。

実験を始めるまでは余裕の表情でしたが、実験開始からわずか数秒で痛みに叫びだし、2時間後には痛みに耐えられずにギブアップしています。本物の陣痛は長い人では1～2日ほどかかる方もいるので、やはり女性は痛みに強いのかもしれませんね。

出産後は痛みと戦いながら休む間もなく育児

出産後ママの身体は交通事故に遭った状態

先ほど陣痛の痛みは想像以上につらいということが分かりましたが、赤ちゃんを出産してそれで終わりというわけではなく、ママの身体は事故に遭ったあとのような大変な状態だということを、パパは知っておきましょう。ママは約10カ月という長い期間をかけて赤ちゃんをお腹の中で育ててきました。そして、長く痛い陣痛を乗り越えて赤ちゃんを出産します。

出産後はホルモンのバランスが乱れる、出産によって子宮が腫れるなど、妊娠前とは違ったトラブルが起こるので大変です。後陣痛などがあると、痛みが長く続いてしまうママもいます。

交通事故に遭ったあとのような状態でも、1週間くらいでママは赤ちゃんと退院し育児がスタートするのです。

痛みに耐えながらの育児は本当につらい

後陣痛があると「痛みで歩くのにも時間がかかる」「寝ていても痛い」など、「妊娠しているときよりも痛みで動くのがつらい」というママもたくさんいます。しかし、出産して退院すると本格的に24時間赤ちゃんの育児が始まるので、痛みで動きづらいなかでの赤ちゃんのお世話は本当につらいものがあるでしょう。

ママは「身体が痛くて動けない」「身体が痛く、体調も悪い」などの不調があっても、赤ちゃんのお世話をしなくてはいけません。身体の痛みでなかなか思うように育児がいかないと「想像していた幸せな育児とは違う」と気分が落ち込むママもいます。

痛みに苦しむママのためにも、パパは精神的にも肉体的にも全力でママのサポートをすることが大切ですよ。

女性の出産はすごいこと！ママをいたわろう

妊娠してからのつわり、陣痛の痛み、出産のあとの痛みなど、ママは長い期間、赤ちゃんのためにさまざまなトラブルや痛みに耐えながら頑張っていますよね。可愛い赤ちゃんを出産してくれたママに「本当に頑張って産んでくれてありがとう」「出産は女性にしか耐えられない！すごいよ」などとママに労いの言葉を伝え、常にママをサポートすることが大切です。

先輩ママは出産し退院したあとも、身体中が痛くて歩くのも大変だったそうです。身体が痛くても赤ちゃんのお世話は休むことができないので、痛みに耐えながら必死に育児をしていたと話してくれました。身体がつらいときにパパは、仕事から帰宅すると赤ちゃんのお世話や家事などをサポートしてくれたので助かったそうですよ。

今からでも遅くない！すごいパパになる方法

パパが父性に目覚める瞬間

妊娠、出産がいかにすごいことかと説明されても、やはり実際に経験しないパパには想像するしかありませんよね。想像をして労うことでママの気持ちも報われますが、育児はこれからが本番です。

これからは「出産は大変だったね」といくらパパが労ってもママの疲れは取れませんよ！ママが本当にパパに願っていることは、パパの父性が育って家事、育児への積極的な参加やサポートをすることですよね。

パパが父性に目覚めるのは一般的にママの母性よりも遅いと考えられています。とくに遅いパパだと、子どもがしゃべりだすまでパパとしての実感がなかったといいます。

父性に目覚める瞬間は人によって違いますが、ママのためにも父性あふれるすごいパパを目指してみてはいかがでしょうか。

パパに積極的に家事育児を任せてみよう

ママがもし「うちのパパには父性が足りない」と感じているなら、もっと積極的に家事育児を任せてしまいましょう。子どもと触れ合う時間が少ないと、どうしてもパパとしての自覚が育ちにくくなります。

パパはママが大変そうにしてるのは分かるけれど、どうしたらよいか分からないというのが正直なところではないでしょうか。家事育児の方法だけでなく、メリットも分かっていないかもしれません。

パパが育児に参加することで子どもの自己肯定感が高まり、発育によい影響があるといわれています。家事を手伝ってママに余裕ができれば夫婦関係もよくなりますよね。

ママが黙っていても家事育児をするパパはまれなので、ママが促し、その楽しさ、大変さを共有しましょう。

パパとママの役割を知ってバランスをとる

パパには父性、ママには母性と思ってしまいがちですが、二つは違うもので誰しもが両方を持っています。母性は無条件の愛や安心感で子どもを包み、自己肯定感を育む役割を持ち、父性はより現実的に子どもの自立を促し、親から離れる力を育む役割を担います。

簡単に言えば、母性は優しく包み込む愛、父性は厳しく突き放す愛ですが、必ずしもママが優しくてパパが厳しいというわけでもありませんよね。大切なのはパパとママがそれぞれの役割を知って、一方に偏らないでバランスをとることです。

子どもには母性と父性の両方が必要です。夫婦それぞれが子どもだけを見るのではなく、まずはパパとママがお互いを見つめ合い、サポートし合いながら子育てをすれば、すごいママ、すごいパパになれるでしょう。

まとめ

出産は陣痛だけが大変なのではなく、妊娠中に起こるさまざまなトラブルにもママは耐えて頑張っています。パパは自分が経験することがないので、妊娠や出産について深く考えていない方も多いかもしれません。しかし、ママは赤ちゃんを命がけで出産しているので、労いの気持ちを持ちながら支えていきましょう。

パパはママに変わることはできませんが、お互いを知ることで協力して育児ができるようになります。ぜひこの記事を夫婦一緒に読んでみてくださいね。