出産の痛みを例えるなら?パパへ伝える方法と出産の痛み対策
赤ちゃんに会えるのは嬉しいけど、やっぱり出産は怖い!そんな不安を持つママも多いと思います。出産の痛みを「鼻からスイカを出すくらい痛い」とよく聞くけれど、実際はどんな感じなのか、気になりますよね。出産の痛みについて知り、パパにもその大変さを理解しておいてもらいましょう。
目次
不安の多い出産の痛みについて知ろう
陣痛や出産の痛みはどれぐらい?
その後「いよいよ生まれる」という段階になってくると「本陣痛」がありますが、これは前駆陣痛とは比べ物にならないほどの痛みです。そして本陣痛に耐えたのち、赤ちゃんを生み出すときに、二つ目の「分娩」の痛みがあるのです。
ある麻酔科医の本では、この分娩時の痛みを、「手指を切断したときと同等の痛み」と表現しています。考えただけでもゾっとしてしまう表現ですが、「人を産む」というのはそれだけの大仕事ということですね。
1人目と2人目で痛みの差はある?
1人目の出産は「必死過ぎてあまり記憶にない」というママが多いようです。ところが2人目は、ママが落ち着いている分冷静になってしまい、痛みを感じやすいという話もよく聞きます。
3人以上の出産経験があるママでも、やはり「産む瞬間」の痛みは1人目のときとあまり変わらないという場合が多いようです。でも、出産の経験を活かして、リラックスする方法や痛みとの向き合い方などを事前に準備することができるのは、経産婦ならではかもしれません。
出産の痛みに耐えられない人はいるの?
中には長く続く激痛に耐えかねて、自然分娩の途中で「帝王切開にしてください!」とお願いするママもいます。痛みの感じ方や分娩時の精神状態はママによってまちまち。医師の判断で帝王切開分娩に切り替わることもあるようです。
「痛みに耐えてこそ子どもが愛せる」なんてことはありません。ママが痛みでパニックになって、安全に分娩できない方がよくないですね。大切なのは赤ちゃんが無事に生まれること。痛みに耐えられなくても、医師や助産師さんたちが適切に対応してくれるでしょう。
出産の痛みをパパにも分かってもらおう!
男性にも分かりやすい?出産の痛みの例え
【出産の痛みの例え】
・のこぎりでお腹を切られるような痛み
・ハンマーで腰を何度も殴られているような痛み
・腰を車にひかれているような痛み
・腰の骨を内側からむりやり折られるような痛み
・手指を切断したときと同じくらいの痛み
Twitterには、男性がよりリアルに想像しやすい表現も投稿されています。
【Twitterの投稿】
・経験したことがないほどひどい下痢なのに、トイレが開いていなくて3時間以上我慢する感じ。
・ビルの5階から落下して、おしりで着地して骨が砕けたような感じ。
・足の小指を強打したときの激痛が骨盤全体に何時間も続く感じ。
男性が陣痛の痛みを体験したら?
女性は毎月、生理と生理痛を経験していますが、男性にはもちろんその経験もありません。いきなり陣痛の痛みを体験すると、耐性がないため、女性よりも、よりつらく感じるかもしれません。
YouTubeには、男性のお腹に特殊な電気を流して痛みを与える「陣痛疑似体験」の動画をいくつか見ることができます。よりリアルに体験するため、最初は弱い陣痛、そして徐々に間隔が短くなり痛みも増していきます。絶叫する男性の中には、途中でギブアップしてしまう人も。動画をパパに見せてもよいかもしれませんよ。
パパに見てほしい妊娠と出産がテーマの映画
筋骨隆々の大男、アーノルド・シュワルツェネッガーが妊娠・出産をするという驚きの内容ですが、「子どもを産む」ということの大変さを男性が体験したらどうなるか、わかりやすく描かれています。
新薬の人体実験の結果、妊娠することになった男性主人公。最初は戸惑いますが、次第に大きくなっていくお腹に、どんどん愛情が深まっていきます。現実にはあり得ない話ですが、男性も妊娠中の不安定な気持ちや出産の苦しみなどを経験してみると、女性を気遣う心や育児に対する心構えが、少し変わるかもしれませんね。
これから赤ちゃんを迎えるパパには、ぜひママと一緒にこの映画をみて、妊娠・出産の疑似体験をしてみるのもおすすめですよ。