つわりの時期にパパができること。ママを優しく支えて乗り越えよう
妊娠中はママの体に様々な変化があり、つわりの症状は自分ではコントロールできないのでママはつらいですよね。症状が治まるまでは体調不良のママをパパがしっかり支えることが重要です。ここでは、ママだけでなくパパも知っておきたいつわりの症状や、パパがママにできることなどをご紹介します。
まずは妊娠初期のつわりについて知ろう
妊娠中のママは8割以上が経験する
出産経験に関係なく症状が起きるものなので、どんな症状が出るのかや症状の重さなども妊娠してみないと分かりません。1人目のときは夫婦だけなのでお家でゆっくり休むことができますが、2人目の妊娠中は上の子のお世話があるのでママの体力面や精神面にかかる負担は大きくなるでしょう。
ママが体調不良のときはできるだけ休めるように、パパが家庭を守ってくださいね。
つわりが起きる原因はよく分かっていない
有力な説としては、ホルモンバランスが乱れて自律神経が不安定になる、胎盤から分泌されるホルモンが嘔吐中枢を刺激する、精子が侵入することで体調不良になる、ママの体が赤ちゃんを異物と判断してアレルギー反応を起こすなど、様々な原因が考えられています。
治療薬などもないので、症状が重いママは日常生活を送るのも大変でしょう。精神的にもつらいものなので、パパがしっかり支えることが大切です。
多くの人は妊娠1カ月から4カ月頃まで続く
しかし、「4カ月になったら症状が治まる」と決まっているわけではなく、中には臨月に入っても症状が治まらず大変な思いをして妊娠生活を過ごしている方もいます。また、先輩ママたちによると症状が特に重いと感じた時期は妊娠3カ月ごろに多く、妊婦生活にまだ慣れていない時期につわりに苦しみ「本当に赤ちゃんを無事に出産できるの?」と悩む方もいます。
いつ終わりがくるか分からないものなので、ママひとりでは乗り越えるのが心身ともにつらいですよね。妊娠中から夫婦で協力して、一緒に乗り越えていきましょう。
ママを苦しめるつわりのつらい症状
水でも吐いてしまうことも「吐きづわり」
症状が重い方は、水を飲んだだけでも吐き気が襲うようです。水分を摂取できないくらい重い症状のママの場合は病院で点滴を受けたり入院したりなど、医師から指導されるときもあります。
赤ちゃんの成長のために栄養を補給しなくてはならない重要な時期に、栄養が取れないのはつらいですよね。常に気持ちが悪いと普通の生活をするのも困難になるので、ストレスを感じる方も多いです。
嗅覚が過敏になってしまう「においづわり」
また、お家の中だけでなく、美容室のシャンプーの香りや電車の中のにおいなど、色々なにおいを苦手に感じてしまうこともあります。自分でもどのにおいで気分が悪くなるのかが分からず「外出するのが嫌」「電車に乗りたくない」など、外出にストレスを感じるママも多いようです。
外出するときはマスクを着用する、苦手なにおいはできるだけ嗅ぐのを防ぐなど、対策しましょう。
怠けているわけではない!「眠りつわり」
お家にいるときはまだよいですが、仕事をしているママは眠気で仕事に集中できないので大変です。自分では眠気をコントロールできないですし、体調が悪そうに見えにくいので、周りに理解してもらうのが難しいかもしれません。
仕事をしているママは同僚や上司に症状を相談し、休憩時間を分割してお昼寝休憩をもらう、お家では無理をせずにしっかり睡眠を取る、マッサージなどで睡眠の質をよくするなど、周りに相談をしながらケアしていきましょう。
つわり中のママにパパができることとは
上の子の面倒やできる家事は率先してやろう
日中は仕事があるので協力するのが難しくても、帰宅してからや休日はママが休めるように動けますよね。ママに頼まれたから動くのではなく、パパの方から育児や家事をこなすことが重要です。
何も言わなくてもパパが育児や家事に協力してくれると、ママは安心して休むことができますよ。ストレスや疲れを感じると、症状がひどくなる場合もあります。ママがストレスなく過ごせるように、パパがそばで支えていきましょう。