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マダニに咬まれない予防をしよう。外出時や帰宅してからの対策

マダニに咬まれない予防をしよう。外出時や帰宅してからの対策

子どもと一緒にアウトドアを楽しみたいママやパパもいるでしょう。しかし、森林や公園などの野外で過ごすときに気になるのがマダニです。マダニは感染症を媒介し、深刻な症状を引き起こすことがあるので注意が必要です。マダニに咬まれないよう予防や対策をし、アウトドアアクティビティを楽しみましょう。

外に出るときのマダニを予防する方法

咬まれないように長袖長ズボンを

野外で長く過ごすことが多い気候のよい時期は、半袖、半ズボンなど薄着をすることが多くなります。しかし、マダニ対策には咬まれないことが重要なので、肌の露出をしないことが大事です。

なるべく長袖長ズボンを着用し、足元もサンダルではなく足全体を覆うハイキングシューズなどを履くようにしましょう。できれば靴下も短いものより長いものがおすすめです。さらに、首や耳、頭も覆うように、つばの大きい首まで隠れる帽子をかぶるとさらに安心ですよ。

草むらの中に入るようなときは、ズボンを靴下の中に入れたり、首にタオルを巻いたりすると、ダニの侵入を防げます。首に巻いたタオルはときどき振ってマダニがついていないか確認しましょう。

マダニ専用の虫よけ剤を使う

虫よけ剤に配合されている成分によってはマダニには効かない場合があります。虫よけ剤によく使用されているディート(DEET)という物質には、マダニに対する忌避効果があります。

ディートの含まれた虫よけ剤を使用すれば、マダニ以外にも蚊などに刺されるリスクの軽減効果が期待できます。しかし、子どもに使用するときは濃度の低いものを選び、使用説明書の指示に従って使用しましょう。

最近では自然由来成分を使った虫よけ剤も販売されています。クスノキから採出された天然樟脳(てんねんしょうのう)はマダニ予防にも効果を発揮してくれますよ。ただし、合成樟脳と記載されているものは化学薬品が使用されている可能性があるので、天然のものか確認しましょう。

マダニなどの虫を手で触らないようにする

子どもは虫を見つけるとつかんだり、触ったりしてしまいますが、マダニや毒を持っている虫もいるので注意が必要です。

虫に興味津々な子どもや言い聞かせるのが難しい年齢の子どもは、手袋を着用する手もあります。ただし、手袋の手首部分から虫が入ることや腕へ這い上がってくる恐れもあるので注意が必要です。また、虫をポケットに入れて持ち帰るようなこともないよう、ポケットの中も確認しましょう。

ママやパパも子どもの服や肌にマダニがついているのを見つけて慌てて取ろうとするかもしれませんが、素手で触らないように注意してくださいね。子どもだけではなく、ハイキングやキャンプのときなど、大人も軍手や手袋をした方がよいですよ。

帰宅後もしっかりとマダニチェックを

身体やペットへの付着を確認し洋服は洗濯に

帰宅後はマダニが身体や服についていないか確認しましょう。耳の後ろや腕やももの内側、脇の下など、見えづらいところや肌が柔らかいところは念入りに見てくださいね。まれに頭に付着している場合もあるので、必ず頭の中も確認しましょう。

ペットがいる場合は、お散歩の後などペットの身体全体を確認してください。丁寧に毛をかき分けながら見ていき、耳の中や足先、尻尾なども確認し忘れないでくださいね。

家に入る前にジャケットは脱ぎます。着ていた洋服は着替え、お風呂に入りマダニがついていないか確認します。脱いだ服はすぐに洗濯することが望ましいですが、無理な場合はビニール袋に入れ、口をしっかり閉じます。洗濯後は乾燥機があれば、高温で乾かしてください。

吸血し続けるので数日後にも再確認を

マダニは人間の身体に移った後、動きながら皮膚の柔らかい部分を探します。種類にもよりますがマダニは体長3~8mmほどの大きさなので、動いている間は見逃してしまうかもしれません。

マダニは鋭い歯を皮膚にしっかり突き刺し、セメント物質を分泌して固着し血液を吸うので簡単には離れません。お腹がいっぱいになると自分から離れますが、その頃には体長が10~20mmまで大きくなり、体重は100倍になることもあるそうです。

マダニは7~10日かけてゆっくり吸血します。外出後に確認したときには見当たらなくても、数日後にもう一度確認しましょう。皮膚の柔らかい部分はもちろん、おへそや耳の後ろなども念入りに確認してくださいね。

万が一咬まれたら皮膚科で剥がしてもらう

マダニの唾液には麻酔物質が含まれており、咬まれても気づかないことが多いようです。そのため、マダニがある程度大きくなってから気づき、驚いてその場で取ろうとする人も少なくありません。

無理矢理剥がそうとすると頭や体の一部が皮膚内に残り、化膿したり感染症を引き起こしたりする可能性があります。また、マダニの体を強く掴んだときに体液が逆流する恐れもあるので、むやみに触ったりもしないでくださいね。

マダニに咬まれているのを見つけたときは必ず皮膚科医に行き、正しい手順で除去、消毒をしてもらいましょう。除去した後も数週間は咬まれた箇所や体調の変化に気を配り、痛みや発熱の症状が出た場合は受診することをおすすめします。

日常でもマダニに咬まれることを予防しよう

ペットもマダニの予防をしよう

マダニは人だけではなく、犬や猫などの動物にも寄生します。マダニの生息場所は広く、ペットが草むらなどに入った覚えはないのにマダニに咬まれたというケースもあるので、ペットもマダニの予防が必要です。

マダニの予防には、月に1度背中に塗布する薬や、飲み薬もあるので獣医に相談してみましょう。また、定期的なブラッシングもおすすめです。ブラシに何か当たったり、引っかかったりするような感触がないか気にかけながら行いましょう。

マダニが寄生してしまった場合は、駆除薬を投与します。咬む前の動いている状態であれば、ピンセットで除去し密封容器に入れ処分しましょう。咬まれていたらかかりつけの獣医に連れて行き、除去してもらってくださいね。
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