赤ちゃんの生活リズムはどうやって作ろう?基礎知識とお悩み対策
1歳~1歳半の生活リズム
またこの時期はお昼寝も1回くらいで、その長さも1~2時間ほどです。お昼寝する時間が長すぎると、生活リズムが狂いやすくなるので、できれば2時間以内に抑えられるようにママが調整してあげてくださいね。
1歳半になるころには、ほとんどの子が歩けるようになってきます。離乳食の3回食も定着してきて、生活リズムもほぼ整ってくる時期です。自己主張が強くなってくるため、寝るのを嫌がる場合もありますが、就寝時間になったらきちんと寝室へ連れて行ってあげましょう。
1歳半〜2歳の生活リズム
ただ、この時期の子どもの理想的な睡眠時間は11~14時間ほどともいわれています。子どもの成長と発達を十分にうながすためには、夜にしっかりと眠らせてあげるかお昼寝の時間を確保するかして、眠る習慣をつけさせることも大事ですね。
またこのころは離乳食を卒業して、幼児食へと移行していきます。栄養のほとんどを食事からとれるようになるので、断乳・卒乳をしていない場合には、お水やお茶、または牛乳などで水分をとる練習を始めて、授乳の回数を減らしていきましょう。
こんなときどうしよう?リズム作りの悩み
なかなかお昼寝をしてくれない
<お昼寝をさせるコツ>
・お昼寝をする時間を決める。
・毎日の生活リズムを大きく変えないように意識する。
・子守歌を歌ったり、添い寝したりする。
・夜寝る場所と同じところで寝かせる。
・眉間や眉間、手足などをマッサージする。
いろいろと工夫してみても、お昼寝をしてくれないときには、赤ちゃんも眠くないのかもしれません。無理やり寝かせることはせずに、赤ちゃんと一緒に遊んだり、家事をしたりして気持ちを上手に切り替えましょう。
旅行や帰省でずれていくリズム
1歳半になるくらい、もしくはお昼寝の回数が1回に落ち着くころまでは、生活リズムが整っていないので、数日の間なら生活リズムの崩れは気にしなくても大丈夫です。
ただ、あまり大きく生活リズムを変えすぎると、赤ちゃんにとっても負担になってしまいます。旅先でもできるだけいつもの生活リズムで生活してあげてください。
また普段からしっかりと生活リズムが整っているのであれば、数日の間旅行したくらいではリズムは崩れません。たとえリズムがずれてしまったとしても、日常生活に戻れば、生活リズムも元通りになりますから安心してくださいね。
生活リズムにも個性がある
例えば、少ない睡眠時間で十分に満足できる子がいれば、長い時間眠らないと眠り足りないという子もいます。子どもの性格や特性によってさまざまな違いが出てきますので、赤ちゃんの生活リズムにも当然個性が出てくるでしょう。
早寝・早起きをベースにした生活さえ心がけておけば、そのうち子どもに合った生活リズムが見つかるはずです。育児書などはあくまでも参考程度にして、ママはおおらかに見守ってあげてくださいね。
ママにふりかかる悩みの種類と対策方法
睡眠不足はお昼寝でリフレッシュ
ただ、赤ちゃんのお世話をしていると、ママはゆっくり休めないもの。そんなときにおすすめなのが、短いお昼寝です。赤ちゃんが眠っている間に家事をするママも多いかもしれませんが、赤ちゃんが眠っているときこそ、ママもしっかりと休みましょう。
長く眠りすぎると昼夜逆転のリズムになりやすくなるので、お昼寝の目安は10〜20分くらいにしておくとよいですね。短時間眠るだけでも脳が休まり、心も身体もリフレッシュできます。お昼寝した後には、家事や育児もきっとはかどりますよ。
宅配サービスの料理キットで上手に時短
そんなときに便利なのが、食材宅配サービスの料理キット(ミールキット)です。食事のレシピと必要な食材がすべてそろえられているため、わざわざ買い物に行く必要がありません。毎日の献立に悩まなくて済みますし、栄養バランスのとれた食事を家族にも食べてもらえます。また下ごしらえが不要なので、調理時間を大幅に短縮できるのも大きな魅力です。買い物や料理の手間が省ければ、空いた時間を有効に使えますね。
各業者によって、価格やレシピの内容、特徴もさまざまです。予算の都合に合わせて、上手に利用してみたいものですね。
おやすみタイムの物音対策
実は、静かすぎる環境が、逆に赤ちゃんの睡眠をさまたげることもあるようです。赤ちゃんは視力よりも聴覚の発達が早く、新生児でも小さな音に反応します。とくに夜間は昼間に比べて音が響きやすいので、家電や携帯電話の音なども赤ちゃんが寝ている部屋まで聴こえやすくなります。
おやすみタイムの物音対策には、赤ちゃんの寝かしつけ用CDを利用してみましょう。大きな音だと赤ちゃんも余計に眠れなくなるので、小さな音量で流してあげるのがポイントです。CDを流していれば、物音が気になりにくくなりますから、赤ちゃんもきっとぐっすりと眠れるようになりますよ。
睡眠リズムを作るために試したいこと
ママとパパと別室で寝かせてみる
寝ている赤ちゃんに気を使いながら、ママやパパが眠るのも大変ですよね。思い切ってママとパパと別室で寝かせてみるのもおすすめですよ。生まれたばかりの赤ちゃんを一人にするのは危険なので、少しずつ生活のペースが出来上がってくる生後6カ月ぐらいがよいでしょう。
生後6カ月ぐらいになると夜泣きが始まる赤ちゃんもいます。そうなるとママやパパの睡眠の質が落ちてしまうので、別室で寝るのがおすすめです。心配な場合は、ベビーフォンやカメラを設置してみましょう。
眠いときのぐずり泣きは様子をみる
「これは眠いからぐずっているのかも」と感じたら、すぐに抱っこしたりあやしたりするのではなくしばらく様子を見るのもよいですね。様子を見る時間を少しずつのばしていくと、赤ちゃんも自然と自分一人で眠ることを覚えていきます。
赤ちゃんが自分なりの入眠方法を見つけて覚える機会を作るようにしましょう。ママの匂いがするタオルやぬいぐるみなどを赤ちゃんのそばに置くのも有効ですよ。赤ちゃんの泣き声を聞きながら、その理由を聞き分けてみてくださいね。
ママは気持ちにゆとりをもつ
確かに赤ちゃんの睡眠リズムを作るためには、毎晩同じ時間に寝かせるが大切です。しかしあまり神経質になるとママのストレスが溜まるので、「少しずれても明日守ればいい」というようにママが気持ちにゆとりをもつのも重要ですよ。
特に第一子の場合、ママは何事にも一生懸命になりがちです。ママが「早く寝てほしいのに」とイライラしていると自然とそれが赤ちゃんにも伝わりさらにぐずる原因にもなりかねません。ゆったりとした気持ちで赤ちゃんに接するように心がけましょう。
まとめ
ただ、ママから見て生活リズムが整っていないように感じられていたとしても、赤ちゃんは着実に成長してくれています。その子にはその子なりの成長ペースがありますから、まずは、ママが赤ちゃんに合ったリズムを探してあげることが大切なのかもしれません。
赤ちゃんの生活リズムが整うまでは、ママも睡眠不足や疲労が重なりやすくなります。くれぐれも頑張りすぎないようにして、上手に息抜きしていってくださいね。