【東京・桜新町】サザエさん生みの親の世界を堪能!長谷川町子美術館
アニメサザエさん展が終わっても見れる!常設の展示物
あの磯野家の平屋を再現した模型
スタッフの相澤さんにお話を伺うと、
「こちらは漫画ではなくアニメのサザエさんの自宅を再現した模型になります。サザエさんというと平屋のイメージが強いのですが、実はマンガでは2階があったりしたんですよ。マンガは時代背景を一定させているのではなく、その時の時代に沿って長谷川町子先生が描いてらしたので。アニメでは世界観を統一する意味も込めて、こちらの平屋になりました。」と意外なお言葉が。
私もサザエさんの家といえば平屋のイメージだったので、衝撃の事実を知ることができました。幼い頃は何も気づきませんでしたが、大人になってよく見ると広くて庭もあって…サザエさんの家って憧れの家ですよね!
模型を好きな子どもが多いと思うので、その模型の中にサザエさん一家がいるのは興奮するポイントではないでしょうか!
「いつもの風景の中に季節や変化が感じられるよう、アニメでは庭に咲いている花も季節によって違っていたりするんですよ」と相澤さん。「そうだったのか…!」と自分の目の節穴さにがく然としつつ、今度からはしっかり見てみようと心に誓ったのでした。
磯野家の知られざるこだわりを知り、より楽しくアニメを見ることができそうです!子どもにも教えてあげたら喜んでくれそうですね。
貴重な原画を見れるのはここだけ
芸術感性の高い町子先生は、決して手を抜くことはしなかったそう。元々が朝日新聞の4コママンガとして掲載されていたので、単行本のために元の原稿を切り抜いてサイズを調整し直し、足りない部分はきちんと描きたしていたのだとか。心を込めて制作するプロの魂を感じます。
何でもパソコンやスマホで出来てしまう現代の感覚に慣れてしまった自分は、先生のこだわりに感銘を受けました。
ちなみに、アニメ版サザエさんは、そのストーリーの中に必ず原作のマンガの1シーンを入れているのだとか。もう何十年と続いているのにぶれない作品の方向性は、やはり原作あっての安定感なのですね。
町子先生のアイデアに溢れた建築デザイン
作品を順路通りに見るのではなく、自由にその人の視点で楽しんでほしいという町子先生の想いが詰まった美術館にすっかり魅了されてしましました。
売店コーナーも充実のラインナップ
ここでしか買えない限定グッズも
サザエさんはマンガだけでなく絵本も発売しているのですが、その絵本の中のページをぬりえで遊べるようになっています。サイズも大きいくて塗りやすそう。
私はこのぬりえとクリアファイル、サザエさんのお茶碗を購入しました!毎日ごはんが楽しく食べられそうです。この他にも単行本やいろいろなグッズがたくさんあるので、どれにしようかぜひ吟味してみてください!