子ども服を汚すのは当たり前。予防法とイライラしない考え方
朝にきれいな服を着せたのに、朝食でヨーグルトをこぼしてシミに。着替えて公園に行けば、次は泥だらけになってと、子どもは何度着替えてもすぐに服を汚してしまいますよね。ママは毎日お洗濯の山を見てグッタリです。そんなママが少しでも楽になるように、ここでは子ども服の洗濯方法や汚れ対策などをご紹介します。
子どもの「汚す」にはどんな意味があるの?
食べ物の汚れは食の興味を育てる
子どもは最初、食べ物を手で直接つかみ、その感触や温度を感じ取り、食べ物に関心を持つようになります。「食べ物を認識し、食べたいと思って手でつかむ、口を開ける」というように、一連の動作も身につけていきます。この動作を協調運動といい、食べ物を手でつかむこともこの動作の発達によい刺激になるそうです。
子どもは、服を汚しながらでも自分で食を学んでいるのですね。口の周りをべっとり汚して服もシミだらけ、それでも子どもはにっこり楽しそうな顔です。ママも記念写真を撮るくらいの気持ちでいたいですね。
泥遊びは心と体を癒してくれる
泥は触ると、冷たかったり、ザラザラしていたり、トロトロしていたり、水っぽかったり、硬めだったりと、さまざまな感触がします。泥は遊びながら、子どもの五感に多くの刺激を与えています。そして、丸い団子やぷよぷよのプリン、子どもは自分で泥の固さや具合を見て想像力を働かせながら遊んでいます。
夢中になって遊びながらも想像力を使い、同時に気持ちのよい泥の手触りで心も体も癒されているのです。服は汚れますが、その分子どもの心はリフレッシュされているのですよ。
ダイナミックなお絵かきは感性を刺激
でも、こうして自分の頭の中にあることを一心になって外に表現する力は、子どもの成長に大切なことだそうです。言葉では表現できないことを、絵などの創造物で表現できることを学んでいきます。
さまざまな色を使って色彩感覚もつきますし、鉛筆を持って線をえがくという作業は、指を器用にします。大きくなって学校で勉強するようになっても、お絵かきで指が器用になっていたらスムーズに文字を書くことができるようにもなるでしょう。
子ども服が汚れる前にやっておきたい予防策
食事の汚れはシリコン製エプロンが優秀
しかも、シリコン製エプロンの下はポケットになっているので、こぼしたご飯もお茶も見事にポケットにキャッチされていきます。これでズボンに食べ物が落ちにくくなり、ズボンの汚れもかなり減りますよね。ポケットに入ったご飯を、子どもがみつけてつまんで食べたりもしますし、捨てるご飯も減りますよ。
布製エプロンだと、毎回洗濯して何枚も必要ですが、このシリコン製エプロンなら食器のように洗って拭けばすぐに使えますので一つあれば足りるのもありがたいですね。
外遊びには汚してよい服や洗濯しやすい服を
なので外で遊ぶときは、思い切り遊べるように最初から汚れてもよい服を着せましょう。お兄ちゃんのお古でデザインが流行りではなくなって、もう穴が開きかかっているような服でもよいでしょう。服の色は茶色など、シミが残っても目立ちにくいような色がよいですね。
お気に入りの服やお出かけ用の服は、外遊びのときはできるだけ着ないようにして、きれいにおいておき普段は汚してもよい服で思いっきり遊びましょう。
お絵かきには汚れにくいペンを使う
大きめの文房具店や玩具店では、お絵かきが大好きな子どもとママに嬉しい商品をみつけることができるかもしれません。水でおとせるクレヨン、クレパス、洗濯でおとせるサインペンやマーカーなど、間違って服についてしまっても心配しなくてよいものが販売されていますよ。
子どもが持ちやすいように太くしっかり作られていたり、クレヨンやクレパスは、蜂蜜のロウを使い、口に入れても心配ないように作られていたり、ペンのキャップは誤飲しても窒息しないように通気性キャップになっていたりと、小さな子どもを持つママにも安心な工夫がされたものもあります。