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離乳食で卵を始めるときの注意!卵は手づかみ食べにも使える優秀食材

離乳食で卵を始めるときの注意!卵は手づかみ食べにも使える優秀食材

離乳食に卵を取り入れたい。でも卵はアレルギーを起こしやすいというし、不安で始められない。そんなママも多いのではないでしょうか。今回は離乳食で卵を取り入れる時期やその理由、始めるときの注意点をお伝えします。卵の上手な使い方を知って、離乳食のレパートリーを増やしましょう。

離乳食に卵を取り入れる時期や注意点

卵黄は離乳食の初期からOK

たんぱく質が豊富で栄養価も高い卵。赤ちゃんに食べさせてあげたいと思う反面、アレルギーが心配でチャレンジできないママも多いのではないでしょうか?

確かに卵は牛乳や小麦と並んで3大アレルギーの一つですので、注意が必要な食品であることに間違いはありません。

しかし以前は「アレルギーの出やすい食品はできるだけ食べる時期を遅らせた方がよい」とされていましたが、近年、日本小児アレルギー学会が「生後6カ月ころから少しずつ食べることで、アレルギーの発症を予防できる」と発表しました。

つまり離乳食初期から卵にチャレンジすることは、アレルギーの観点からみても有益だといえます。ただし卵白は特にアレルギーが出やすいので、必ず卵黄からスタートしてくださいね。

離乳食の中期になったら卵白にも挑戦

先ほどお伝えしたように卵白は卵黄よりもアレルギーを起こしやすいものです。というより、卵の主なアレルゲンは卵白にあるとさえいわれています。ですから卵黄以上に卵白を与えるときには注意が必要です。

卵黄を食べ始めて1カ月程度が過ぎ、卵黄にアレルギー反応がまったく出ないことを確認してから、卵白に挑戦しましょう。卵黄ではまったく反応がなかったのに、卵白を食べた瞬間に強い反応が出るということも稀にありますので、赤ちゃんの様子をしっかりチェックしてください。

アレルギー反応としては、食べた後のかゆみや発疹、嘔吐や下痢、咳やくしゃみなどが挙げられます。また割合は少ないですが、うとうとしているなと思っていたら意識障害を起こしていた、という怖いケースもあります。

卵はしっかり加熱しよう

アレルギーを起こしやすい卵。しかし卵のアレルゲンは加熱することで、アレルギー反応を起こしにくくなります。それも加熱時間が長く加熱温度が高い卵ほど、起こりにくくなるといわれています。ですから離乳食で卵を与えるときは、必ずしっかりと加熱するようにしてください。

そして卵に限らず、離乳食で初めての食材にチャレンジするときは、もしものときに備えて病院が開いている曜日を選び、さらにアレルギー反応が遅れて出る可能性を考慮して、午前中に食べさせましょう。

卵黄や卵白を初めて与えるときは、しっかり茹でた固ゆで卵を耳かき一杯程度からスタートし、問題がなければ焦らず少しずつ量を増やしていきましょう。卵の茹で時間の目安は20分ほどです。

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完了期になったら手づかみ食べを始めよう

自分から食べ物に手を伸ばしたら始めどき

赤ちゃんが自分から食べ物に手を伸ばす仕草を見せたら、手づかみ食べを始めましょう。時期としては離乳食に慣れてきた、生後9カ月ころにスタートするママが多いようです。

生後9カ月ころになると、離乳食は後期のカミカミ期に差しかかります。食材の固さは歯ぐきでつぶせる程度、バナナを目安にするとわかりやすいでしょう。赤ちゃんが口に入れたものをべーっと吐き出してしまうときは、食材が固すぎる可能性があります。

手づかみ食べがしやすいように、ご飯はおにぎりに、野菜はスティックにするなど調理にも一工夫を。またこの時期は鉄分が不足しやすいので、赤身の魚やお肉も上手に取り入れましょう。すりつぶしてほかの食材と混ぜ合わせれば、手づかみ食べしやすい形に成形しやすくなります。

自分で意欲的に食べられる子に

食べることと生きることはイコールである、と言っても過言ではありません。手づかみ食べには赤ちゃんの「食べたい」という気持ちを育み「自分で食べる」という自立の一歩を促す役割があります。

自分の手で自分の口に食べ物を運び、ひと口かじりとる。最初はたくさん詰め込み過ぎることや食べこぼすことも多いですが、この経験の積み重ねで、赤ちゃんは自分のひと口の量を覚えていきます。

ママは赤ちゃんの「自分で食べたい」という気持ちを大切にし、やる気を引き出すサポートを心がけてください。おすすめは赤ちゃんが自分で食べるものを選べるように、一品ずつではなくすべてワンプレートに載せて出すこと。 また赤ちゃんが安定して食事ができているか、食べる姿勢も確認してみましょう。

スプーンやお箸の練習にもなる

手づかみ食べは、スプーンやお箸を上手に使うための練習にもなります。というのも手の指は「第2の脳」と呼ばれるほど、脳の発達に大切な場所だからです。

手づかみ食べをするためには、まず「食べ物はどこにあるのか」「どのくらいの大きさなのか」を目で確認する必要があります。そして手で持つことで食材の温度や触り心地を知り、どのくらいの力で握るとつぶれてしまうのかを学ぶこともできます。どれもママに食べさせてもらっていてはできない経験ですね。

このように頭で考え、指先で感じる経験を積むことで、脳が活性化され感覚器官が発達していきます。だから手づかみ食べには、スプーンやお箸が上手に使えるようになる効果があるといえるのです。

ママがストレスを感じないための工夫

遊び食べも大切な経験

手づかみ食べを始め食べ物に触れると、ほとんどの子どもは遊び食べを始めます。つい「食べ物で遊んじゃだめ」と怒りそうになりますが、ここはぐっと我慢して。

子どもは遊んでいるように見えて「どれくらいの強さで握ればよいのかな」「これをここに入れるとどうなるのかな」と探求心を持って学んでいるのです。ですから頭ごなしに叱られても、叱られた意味がわからず悲しい気持ちだけが残ってしまいます。もしかすると食べること自体が嫌になってしまうかもしれません。

ですから遊び食べを始めたら叱るのではなく「これは食べ物だよ」「美味しいから次はお口に入れてみようか」と食べることを促す声かけを心がけてください。遊び食べの期間はそう長くはありません。温かく見守りましょう。
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