1歳からの離乳食はどうするの?進め方や量、簡単な献立レシピを紹介
生後6カ月ごろから始めていた離乳食も、初期・中期・後期ときて、1歳ごろから完了期に入る人も多いでしょう。完了期といわれても、それまでとなにが違うのかはっきりと分からない人もいるのではないでしょうか。後期から完了期に移るに際し、どのようにしていくのかなどをご紹介します。
目次
- 1歳~1歳半の離乳食完了期の進め方
- 離乳食中期から完了期への移行目安を知ろう
- 手づかみで自分で食べるように促そう
- スプーンとフォークの練習をしよう
- 1歳からの離乳食の量はどのくらい?
- 1日3回の食事とおやつを食べるようになる
- 離乳食1回分の食事量の目安
- 母乳やミルクの量について
- 離乳食完了期の簡単にできる献立とレシピ
- 献立は主食、主菜、副菜で作ろう
- 大人の料理から小分けできるレシピ
- 簡単に作れるおやつのレシピ
- 離乳食完了後は好きなものを食べていいの?
- 離乳食の後は幼児食に移行させよう
- 味は薄味で嫌いなものも工夫して食べよう
- 3歳くらいからはお箸の練習もさせよう
- 幼児食の献立の作り方とレシピ
- 一汁二菜で栄養バランス考えて献立を作ろう
- 野菜嫌いを克服!幼児食レシピ
- 忙しいときはレトルトも使ってみよう
- まとめ
1歳~1歳半の離乳食完了期の進め方
離乳食中期から完了期への移行目安を知ろう
後期(生後9~11カ月頃)になると1日3回食となり、中期よりも授乳以外から栄養素を取る割合が増えます。離乳食からの栄養摂取量が増えるため、ミルクの回数も減ります。
完了期(生後1歳~1歳半ごろ)は、卒乳して100%食物からの栄養摂取を目指す期間となります。一度の食事だけではまだ必要な栄養量を確保できませんから、適度なおやつ(補食)を取り入れて、必要な栄養とエネルギーを補いましょう。
手づかみで自分で食べるように促そう
完了期になると、「食べさせてもらう」から「自分で食べる」をマスターする時期へと入ります。その一つに手づかみで上手に食べることも必要となります。
手づかみは、手や部屋、テーブルが汚れるからと敬遠する人もいるかもしれませんが、ものをつかんで食べる行為は、脳への刺激を促す大切な行動です。おにぎりやパン、バナナやボウロなどがつかみやすく、食べさせやすいのではないでしょうか。
スプーンとフォークの練習をしよう
最初からなんでも、上手に扱えるわけではありません。赤ちゃんの練習用スプーンやフォークが、さまざまなメーカーから月齢に応じて販売されています。
グリップが太めで滑りにくいもの、握りやすいカーブ状になっているもの、持ちやすい形状に加工してある木製のものなど色々あります。我が子に合うものを選んでみましょう。
1歳からの離乳食の量はどのくらい?
1日3回の食事とおやつを食べるようになる
もし、お菓子を与える場合は、不足しがちなものを取り入れた手作りのものや赤ちゃん専用の不足栄養を補うもの、無添加のものを選びましょう。この年齢のころから濃い味のものや、糖分・塩分・油分が多いお菓子を与えることは避けましょう。
不足しがちなものに野菜やカルシウム、鉄分などがあげられます。これら足りなくなる可能性の高い栄養を意識して離乳食やおやつに取り入れていきましょう。
離乳食1回分の食事量の目安
・軟飯90gまたは普通飯80g
・野菜+果物40~50g、
・魚または肉15~20g、豆腐50~55g(約大さじ4)、全卵1/2~2/3個、乳製品100g(約大さじ6)
魚・肉・豆腐・卵・乳製品などのたんぱく質は、一度に摂るのではなく、いずれかを選んだり、組み合わせたりしてメニューを作ることになります。ご飯1杯の代わりになるものとしては、8枚切り食パン1枚、ゆでうどん1/3玉が相当となります。
刺激の強い香辛料や生ものを避け、薄味で仕上げましょう。また、その子によって食べる量も違ってきます。量を増やす場合は、一気にではなく、少しずつ様子を見ながら増やすようにしましょう。
母乳やミルクの量について
しかし、離乳食が進むにつれ、量や質も変わってきます。そうすると、離乳食と母乳・ミルクとの割合に変化が表れます。それでは、完了期にはどのくらいになっているのでしょうか?
離乳食完了期になると、離乳食8割、母乳やミルクが2割となります。またアレルギーなどの心配がなければ、牛乳などに切り替えていくことになるでしょう。2割がどのくらいかというと、合計200~300mlくらいです。