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もやしの正しい保存方法とは?優秀食材で家族の健康をサポート

もやしの正しい保存方法とは?優秀食材で家族の健康をサポート

コスパがよく、ボリュームアップにもつながる食材の一つである「もやし」は、家計を助けてくれるだけではなく、栄養価も高い優秀食材ですよね。ですが長期保存に向かないため、食品ロスを起こしやすい食材でもあります。もやしの正しい保存方法を知り、コスパ抜群のもやしを美味しく使い切りましょう。

もやしは栄養もコスパも抜群の優等生

もやしの栄養成分と低価格の秘密

もやしは豆の種子を水耕栽培で育てています。20~27℃の暗所で発芽させて成長した柔らかい芽のことで、発芽するという意味を持つ「萌ゆ」という言葉がネーミングの由来となっていますよ。

太陽も土もいらず、新芽の状態で出荷されるもやしは計画的に生産することが可能で、生産コストも低く抑えられるため、低価格で販売することができるのです。

低価格でも、もやしは栄養満点です。成長過程の新芽であるもやしは、豆が持つ栄養素であるでんぷん、脂肪、たんぱく質を含みます。さらに造血ビタミンと呼ばれる葉酸、美肌効果があるビタミンC、疲労回復効果があるアスパラギン酸、お通じをよくする食物繊維、消化を助ける消化酵素のアミラーゼも含んでいるのです。

意外とあるもやしの種類

もやしの中には太くてシャキシャキとした歯ごたえを持つものや、細くて程よい歯ごたえのものなど、おなじもやしでも違いがあるのをご存知でしょうか。一言でもやしといっても、意外に種類がありますよ。

普段スーパーで見かけるのは、大まかに4種類です。

・緑豆もやし
・ブラックマッペもやし(黒豆もやし)
・大豆もやし
・アルファルファもやし

生産量が多いのは緑豆もやしで、芽が太めで歯ごたえがあります。ブラックマッペもやしは細くて火を通しても水っぽくなりにくい特徴があります。豆もやしはもやしの先端に豆がついており、ナムルによく使われているもやしです。シャキシャキとして、豆が残っている分食べごたえがありますよ。アルファルファもやしは生食OKです。

メリットだらけの大豆もやしがおすすめ

もやしの中でも、大豆もやしはほかのもやしに比べてやや高めの価格で売られていることが多いですよね。一袋に入っている量も多めで、使いきれないからあまり購入しないというママもいるかもしれません。

ですが、ほかのもやしに比べると大豆もやしはメリットが多くあります。豆もやしの中でもポピュラーな大豆もやしの場合、大豆イソフラボンや大豆サポニン、大豆たんぱく質といった機能性成分が豊富に含まれています。

大豆たんぱく質は「体脂肪の燃焼促進」「体脂肪の蓄積の抑制」といった効果があります。大豆サポニンには「脂質代謝の改善」「肥満防止」の効果があり、ダイエットの味方です。ほかのもやしより甘味が多く、シャキシャキ感が強いため炒め物やスープ、鍋料理など使い道が多いですよ。

正しく保存すればもやしは長持ちさせられる

冷蔵保存はレンジのひと手間で鮮度長持ち

スーパーでもやしを購入してきてから、3日後に野菜室から取り出してみると水分が出て傷んでいた、という経験があるママも多いと思います。もやしは傷みやすく、保存がきかない野菜ですよね。ですが、ひと手間をくわえるだけでいつもの倍は保存が可能になりますよ。

方法はいたって簡単です。買ってきたもやしを袋ごとレンジで加熱するだけです。袋を少しだけ開けてそのまま電子レンジに入れ、500Wで15秒ほど加熱します。粗熱が取れたら、袋のまま冷蔵庫に入れるだけでOKです。

もやしは工場から出荷された後も少しずつ成長しています。ですが、レンジで加熱することでもやしの成長が止まります。そのため、ひと手間かけたもやしはシャキシャキとした鮮度のよい状態が保てますよ。

大量買いもOK!美味しさを保つ冷凍方法

レンジで加熱することで、通常2日ほどの日持ちしかできないもやしが倍の4日は保存可能になりますが、さらに長期保存をしたい場合には冷凍保存がおすすめです。冷凍保存をすることで2週間ほどの長期保存が可能となりますよ。

もやしの冷凍保存方法は、買ってきた袋のまま冷凍庫に入れるだけです。臭みが気になる方は、一度水洗いをしてから水気をよく切り、冷凍用密閉保存袋に入れて空気をよく抜いてから冷凍するとよいですよ。レンジで加熱した後のもやしを冷凍保存しても問題ありません。

冷凍するときには、一食分ずつ小分けにしておくのもポイントの一つです。大袋に入ったもやしを冷凍保存する場合には、水洗い後に小分けするというひと手間により、調理するときの利便性が高まりますよ。

冷凍もやしの美味しい食べ方

冷凍したもやしは、生の状態に比べるとシャキシャキとした食感が失われます。これは冷凍することにより、もやしの細胞が壊れて水分が抜けやすくなるためです。そのため、冷凍もやしを解凍するとベチャベチャになってしまいます。もやしの食感を楽しみたいときには、冷凍もやしを使うのは避けましょう。

細胞が壊れたもやしは、味が染み込みやすいという特徴が出てきます。もやしにしっかりと味を入れたいときには、生もやしより冷凍もやしのほうが味が染みて美味しいですよ。

炒め物やスープに冷凍もやしを入れるときには、解凍せずに凍ったまま使うようにします。凍ったままでももやしは火が通りやすいので、炒め物なら仕上げにさっと合わせるようにするとよいでしょう。

レパートリー豊富なもやしレシピと注意点

食物繊維豊富だからこそ食べ過ぎには注意を

もやしは炒め物やサラダ、スープに入れても美味しいため、料理に使いやすい食材ですよね。さらに、カロリーが低いうえに豆もやしはダイエット効果もあるため、中にはダイエットのためにもやしをよく食べるようにしているママもいるかもしれません。

ですが、もやしは食物繊維の中でも「不溶性食物繊維」が豊富に含まれています。適量であれば便のかさを増し、腸のぜん道運動を刺激することでお通じを改善させる効果がありますが、大量に取り過ぎると下痢症状を引き起こす可能性があります。

もやしは栄養満点な食材ですが、もやし自体はほぼ水分でできています。食べ過ぎればそれだけ水分を取ったことになり、下痢をしやすくなります。食事をもやしだけにすると栄養不足にもなりますので注意しましょう。
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