バナナを上手に保存しよう!おいしく長持ちさせるためのコツ
子どものおやつになったり、離乳食として活躍したりするバナナですが「お店で買うときに美味しいバナナの見分けがつかない」「すぐに傷んで困る」など、見分け方や保存方法に悩むママはたくさんいますよね。ここでは、バナナの見分け方や長持ちさせるコツ、冷凍保存の仕方などをご紹介します。
パパママに知ってほしい!バナナのあれこれ
バナナってどんな果物?
「バナナは木になっている果物」と思っている方が多いですが、木ではなく草です。バナナは大きいものだと高さ10mにもなるため、バナナの木と呼ばれるようになったのでしょう。
東南アジアでバナナの栽培が始まり、日本に輸出されたのは明治時代といわれています。日本でバナナの輸入が自由化されたのは1963年のことで、最初は台湾産のものが多かったのですが今ではフィリピン産のバナナが一般的ですよ。
バナナの種類は300種類ほどといわれ、生食用だけでなく料理用の品種もあり、揚げる、ゆでるなどして食べられています。
バナナは育ちざかりの子どもにぴったり
ブドウ糖、果糖、ショ糖の三つの糖が含まれており、消化される時間がそれぞれ違うので時間差で効果を出すことができ、スタミナを長く保つことができます。また、筋力の収縮を支えるカリウムが豊富に含まれているため、育ち盛りの子どもにはぴったりの果物といえるでしょう。
子どもは運動量が多いので、活発に遊べるようにエネルギーをたくさん蓄えておく必要がありますよね。小さな子どもでも食べやすい味なので、おやつにおすすめですよ。
美味しいバナナを見分けるポイント
美味しいバナナを選びたい方は、バナナの形をじっくり見ましょう。バナナには縦に入っている角がありますが、その角に丸みがあるのが美味しいバナナのポイントですよ。色は全体的に黄色くなっているものが食べごろで、シュガースポットと呼ばれる黒い斑点が出ているものは熟している証拠なので、すぐ食べても甘くて美味しくいただけるでしょう。
バナナは衝撃に弱い果物で、ぶつかったり落としたりすると、すぐに黒くなります。皮に傷や黒ずんだくぼみなどがある場合は、果肉も黒くなっている可能性が高いです。
バナナを生のまま長持ちさせる方法
バナナを追熟させる「エチレンガス」とは
果物は買ったときはまだ熟していなくても、購入して時間が経つと美味しく熟していくものもあります。果物は熟すと老化ホルモンの「エチレンガス」が発生するといわれていて、エチレンガスが発生するとさらに熟すスピードが早まりますよ。
食べごろのバナナをエチレンガスによって老化させないためには、エチレンガスが出る柄の部分にラップを巻きましょう。ラップを巻くと追熟をストップさせることができ、美味しい状態を保てます。
追熟させたい青バナナは吊るして保存
バナナは果肉が柔らかいため、テーブルなどに寝かせて置いておくと、テーブルに触れる部分が傷む可能性があります。傷みにくくするためには、バナナスタンドと呼ばれるグッズを活用して、木になっているように吊るして保存するとよいですよ。バナナスタンドがない場合は、ひもやS字フックなどに吊るしておくのもおすすめです。
バナナは熱帯の果物なので寒い場所(13℃以下)で保管するのではなく、風とおしのよいリビングなどで保存するとよいでしょう。
熟したバナナは冷蔵庫の野菜室へ
不在時などエアコンを使わないと室温が高くなるので、夏場は冷蔵保存がおすすめです。冷蔵庫に保存する場合は、バナナが傷んで黒くならないように、1本1本皮のままビニール袋に入れて野菜室に入れるとよいですよ。
熟していないバナナを冷蔵庫に入れてしまうとバナナは甘くなれないので、シュガースポットが出てきたあたりから冷蔵庫に保存しましょう。冬場もエアコンで室温が高い場合は、冷蔵庫に入れてもよいかもしれませんね。
長期で保存したい場合は冷凍しよう
丸ごと冷凍バナナはそのままおやつになる
冷凍バナナを作るときは、バナナの皮を剥いて1本1本ラップに包み冷凍庫にいれると完成です。さらに食べやすくするために、バナナに割り箸をさして保存する、ラップに包んだバナナを手の平で軽く押して平らな形にして保存するなど、工夫するのもよいですね。
アイスと違ってバナナは自然の甘味を味わえるので、暑い夏の子どものおやつに最適でしょう。