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イギリス家庭の定番スイーツ。親子で作れる簡単アップル・クランブル

イギリス家庭の定番スイーツ。親子で作れる簡単アップル・クランブル

ママへのおすすめポイント

準備も材料もいたってシンプル

特別な材料ではなく、りんごと砂糖、小麦粉とバターさえあればすぐに作れてしまう手軽さが最大のおすすめポイントです。そして計量も秤いらず、調理道具も最小限なので洗い物もほとんどでません。

料理と違って途中で味見や微調整がしづらいお菓子作りは、とにかく正確な計量が命です。また途中で水気や油気が混じってしまうと台無しになるものもあるので、材料に合わせて調理道具を何種類も使い分けることも。

やっとの思いで作った後に、シンクいっぱいの洗い物なんて嫌ですよね。このレシピで使うのは包丁、まな板、ボウル、そしてグラタン皿くらいです。

子どもと一緒に楽しめる工程が多い

ナイフを使ってりんごやバターを刻んだり、スプーンでクランブルをすくってトッピングしたり、と子どもが大好きな作業がたくさんあります。なんといっても指を使って小麦粉とバターをすりまぜる工程は、粘土かお砂場遊びのようで夢中になってやりますよ。やり過ぎてバターが溶け出さないように要注意!

子どもと一緒にお菓子作りをしよう!と意気込んでみたものの結局子どもが飽きてしまった。邪魔ばかりされて全然作業がすすまなかった。

そうした経験のあるママも多いかと思いますが、このアップル・クランブルに関しては心配いりません。ただしクランブルが多少テーブルや床にこぼれてしまうのは大目に見てくださいね。テーブルや床に事前に新聞紙を敷いておけば、汚れても片づけも楽ちんです。

思い立ったらすぐ作れ、すぐ食べられる!

作業時間とオーブンで焼く時間を含めても1時間もかからない超スピードメニューです。作ってすぐに食べられるのは大きなメリットです。

冷蔵庫で寝かせたり、固めたりすることもありません。オーブンから出して、冷めるまで待つ必要もありません。「まだできないの~?ねえ、まだ~?いつになったらできるの~?」と5分おきに子どもに聞かれてうんざりすることもありません。

オーブンの焼き時間はありますが、ただよってくるりんごとバターの甘いにおいを胸いっぱいに吸い込んで、親子で楽しみに出来上がりを待ちましょう。

「りんご」はイギリスの定番おやつ

手のひらサイズで種類が豊富

イギリスの人はりんごを丸かじりする、なんて聞くとついつい日本風のソフトボール大のりんごを想像してびっくりするかもしれません。でもイギリスで人気があり、よく食べられているのは子どもの手のひらサイズの小さなりんごです。

品種もとても豊富で年間を通じて10種類以上が店頭に並びます。1番人気は甘味と酸味のバランスが絶妙な「cox(コックス)」という品種で、高い香りが特徴です。

以前読んだ小説で「早くイギリスに帰ってコックスが食べたいな」と海外旅行に出てホームシックになったイギリス人がつぶやくシーンがありました。日本人にとっての白いご飯みたいですよね。

幼稚園のおやつタイムにも配られる

娘を現地の幼稚園に通わせていたとき、毎日スナック・タイムというおやつの時間がありました。先生を囲んで車座になった子どもたちに、ポンポンと順番によく放られたのがりんごです。

受け取った子どもたちは皮ごとかじりついていきます。切ったりむいたりする必要がなく、ゴミもほとんどでないのがよいのでしょう。

小腹を満たすおやつとしてだけでなく、娘のお友だちのお弁当には野菜代わりによく登場していましたよ。

おやつだけでなく食後のデザートとして

生のりんごは食事代わりや間食としてよく食べられますが、焼き菓子として手を加えたりんごは「プディング」と総称される食後のデザートとしても人気があります。特にこのアップル・クランブルは思い立ったらすぐに作れる手軽さで、しかもアツアツが食べられるので家庭でつくるデザートの定番中の定番です。

家事嫌いが多いイギリス人ママも、これだけは食後に作るという人が私の周りには何人もいました。

まとめ

とにかく簡単で子どもと一緒に「楽しんで」作れるアップル・クランブルをご紹介しました。

我が家の娘は軽度の口唇アレルギーがあり、生のりんごに反応して口の周りがかゆくなることがあります。大好きなりんごが食べられない!とショックを受けていましたが、娘の場合は加熱すると平気なことがわかってからは今まで以上にこのアップル・クランブルをよく作るようになりました。

栄養たっぷりのりんごをたくさん食べて、元気に過ごしましょう!
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