都会での子育てと教育。意外なメリットとリアルな事情

2018,5,17 更新

好きなことを選んで伸ばせる好環境

スポーツや音楽などに取り組む中で頭角をあらわしてきたとき、専門の先生につくことができるチャンスがあるのも、都会のほうが多いのではないでしょうか。習い事でも勉強でも、より高度な集団で、周りのライバルたちと切磋琢磨できる環境は都会の方が多いと思います。

また、都会では、ダンスや音楽など、著名人のパフォーマンスやコンサートなどに行く機会が得やすいですよね。一流のパフォーマンスや演奏を、生で見て肌で感じる機会が多いことは、子どもたち自身の能力を伸ばす上でも大きな利点となるでしょう。

田舎だと、習い事にしても勉強にしても、選択肢が地域に1つずつしかない場合もあり、個々の実力に応じた指導を受けることが難しいことがあります。

選択肢の多さが子どもの負担にならないか？

習い事でも学校でも、選択肢が多いと、親が過剰な期待をかけてしまったり、これくらいはできてほしいといった希望を押しつけてしまったりしがちです。子ども自身が楽しんでいるか、子どもの希望に沿っているか、気を付けてあげましょうね。

学校の選択肢が多いことはメリットでもあるのですが、挫折の原因になってしまうことがあるかもしれません。受験に失敗したり、合格しても周りのレベルが高かったりと、子どもが負担を感じそうな状況であれば、パパ・ママがしっかりケアしてあげましょう。

田舎では、地元の全員が同じ小中学校に通い、高校受験はほぼ形だけ、習い事も1カ所だけ、といった地域も存在します。良くも悪くも、田舎ではこういった悩みは少ないかもしれませんね。

まとめ

都会での子育てに焦点をあて、田舎と比較しながらメリットやデメリットを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。紹介したような都会や田舎だけでなく住む環境はさまざまだと思います。今の場所での子育てがベストなのか悩むこともあると思いますが、子どもが大きくなったとき「いいところで育ったな」と思ってもらえるのが一番ですよね。住む場所のいいところを最大限に利用して、楽しく子育てしていけることを祈っています。