子どものためにできる家庭の役割!新生活を楽しく過ごすためのコツ
幼稚園や保育園への入園、あるいは小学校への入学は、子どもにとって大きな環境変化。初めての社会参加は子どもにとってさまざまな変化をもたらしますが、サポートするママにとっても身体的・精神的な不安が大きい出来事でもあります。今回は入園・入学準備に家庭ではどんなことを行えばよいのか、項目別にご説明します。
幼稚園や保育園入園と小学校入学の違い
子どもの新生活で予想される親の負担
入園・入学にともない、早寝早起きなどの生活パターンが変化するだけでなく、子どもの対人環境も大きく変化します。環境の変化にすんなり慣れる子もいれば、変化に敏感な子もいるため、新生活が始まると母子ともにストレスが増えることが予想されます。
また、経済的な負担の増加も無視できませんよね。市区町村立の保育所・小学校であれば費用が比較的安く済みますが、私立などでは教育費負担が大きくなります。そのため入園・入学前からしっかり資産計画をしておく必要があるでしょう。
幼稚園や保育園の入園で必要なこととは?
幼稚園・保育園の入園は、子どもが社会に出る第一歩。家庭とはまったく異なる環境で、未知の経験をたくさんすることになります。
知らないことを知らないと言えない子どももいるため、集団生活の基本的なルールや生活習慣について入園前からママが教えておくと安心です。挨拶やお返事、遊んだものの片づけ、外出後の手洗いうがい、食後の歯磨きなどは、普段の生活で習慣づけるようにしておきましょう。
また、入園後は毎朝決まった時間に登園しなければいけません。入園と同時に生活リズムを変えようとすると、子どものストレスが大きすぎるため、段階的に早寝早起きの習慣をつけておくとよいですね。
小学校入学のために必要なこととは?
多くの子どもは、入学後しばらくすると授業を受けることに慣れていくため、あまり心配はいらないでしょう。もっとも大切なのは、「自分のことを自分でできるようになる」ことです。
例えば、子どもが自分で歩いて登下校するためには、自宅からの通学路を覚えておかなければいけません。また、道順だけでなく交通ルールについても理解し、通学中の事故予防のために自分の安全を自分で守れるようにしておきましょう。
子どもにとって新しい生活は不安がいっぱい
新生活が始まる前に子どもの気持ちを聞く
そのため、まずは子どもが「新生活が始まることについてどう思っているのか」を確認しておくのが大切です。一言で不安を感じているといってしまうのは簡単ですが、どんな不安があるのかは子ども本人に聞いてみなければ分かりません。
子どもの気持ちを聞く際は、子どもが答えやすい質問方法にするのがよいです。はい・いいえで終わる質問よりも、「◯◯についてどう思う?」と尋ねた方が、より子どもの気持ちが引き出されやすいため、おすすめですよ。
新生活に向けてパパとママの役割を決める
パパが大黒柱として働いている家庭もあれば、ママがメインの収入を得ている家庭、パパとママが共働きの家庭もあり、家族によって働き方の形はさまざまですよね。パパは◯◯すべき・ママは◯◯すべきといった固定観念をもつよりも、家庭に合った役割分担を決めておくのがよいでしょう。
もう一つ大切なのが、夫婦間でコミュニケーションを取ることではないでしょうか。普段から話し合うことを心がけておくことで、パパ・ママが同じ方向を向いて子育てができますよ。
ママだって負担増!自分のケアも忘れずに
子どもの学習面のフォローや友人関係に苦心し、今にも爆発しそうなほどストレスを抱えているママも多いことでしょう。
ストレスは溜めると毒になり、ママ自身を苦しめるだけでなく、パパや子どもにも影響を与えます。爆発する前に趣味に没頭するなどして発散するのが一番です。
趣味にふける時間がない場合には大好きな甘いものを食べたり、大声を出したりすることでもストレス解消になりますよ。
親子で実践!新生活を乗り越えるための方法
子どもにとって一番落ち着く場所をつくる
子どもを無条件に愛し、家に帰ると安心する・守ってもらえると心の拠り所を作ること。それによって子どもは、壁にぶち当たったとしても乗り越えられるしなやかな強さを身につけます。
気をつけなければいけないのは、ママが焦って子どもに「◯◯をすべき」と強要してしまうことです。環境の変化に慣れないうちからあれもこれも全部させようとすると、子どもに負担をかけすぎて家でもリラックスできなくなります。
子どもの成長速度を観察しながら、徐々にできるようサポートするとよいですよ。