出産後は神社にお礼参りに行こう!当日の持ちものや適した時期とは
安産祈願について聞いたことがあっても、お礼参りについてはご存知でないママもいますよね。お礼参りとは無事に赤ちゃんが誕生したことを神様に報告したり、感謝を伝えたりする役割があります。この記事ではお礼参りの意味や持ちもの、適した時期についてご紹介していきます。
お礼参りの意味や持ちものをチェック!
「願いごとに関する報告と感謝」がお礼参り
寺社で安産祈願をするときはお払いやご祈祷をしたり、腹帯やお札を受け取ったりしますよね。無事に出産を終えることができたら、お礼参りをするとよいでしょう。お礼参りとは「願いごとに関する報告と感謝」です。
お礼参りをする時期について、はっきりとした決まりはありません。1年以内を目安にママと赤ちゃんの体調のよいときに行うとよいでしょう。ママの大半は、お宮参りやお食い初めなどの行事と一緒にお礼参りをするケースが多いそうですよ。
出産後は安産のお守りや腹帯を神社へ
このとき、安産祈願で受け取ったお守りや腹帯を忘れずに持って行きましょう。寺社に返すとお焚きあげをします。お焚きあげとは寺社の庭で仏壇や人形、神棚などの粗末にしてはいけないものを、感謝の気持ちを込めながら浄火して神様に返すという風習のことです。
もしお守りや腹帯を記念に残していたかったり、次の妊娠で使いたかったりする場合は、相談すれば返却してもらえるケースが多いようです。トラブルを避けるためにも事前に電話などで確認しておくとよいでしょう。
お礼参りの初穂料とのし袋について
奉納するお金は初穂料や玉串料などと呼ばれますが、玉串料は葬儀などの場合に使用する呼称なので避けましょう。安産祈願のお礼参りで奉納する場合は、のし袋の表書きに初穂料や御礼、祈祷料などと添えます。
金額に関してもはっきりとした基準がなく、一般的には500~2,000円程度を渡すケースが多いといわれています。寺社によっては初穂料が定められている場合もありますので、気になるママは奉納する寺社に事前に問い合わせると安心できるのではないでしょうか。
神社にお礼参りをするときの決まりとは
お宮参りとお礼参りとの違い
お宮参りとは近所や所縁のある神社にお参りして、赤ちゃんの誕生を報告することを指します。お参りする時期は地域によって異なりますが、一般的には生後1カ月ごろだといわれています。
お礼参りは安産祈願をした神社へ無事に出産をした報告と、感謝の気持ちを伝えることを指します。明確な時期が決まっていないので、産後1年以内に行うとよいとされています。
安産祈願をした神社でお宮参りをする場合は、お宮参りとお礼参りを同時にすることが可能ですよ。異なる場合は、どちらを先にすればよいのか悩むこともありますよね。順番についてのはっきりとした基準はありませんので、ママと赤ちゃんの体調のよい日にそれぞれお参りするとよいでしょう。
祖父母と一緒にお参りした方がよいの?
誰とお礼参りをするのかはっきりと決められていませんので、パパとママで相談して決めましょう。祖父母が現役で働いていたり遠方に住んでいたりする場合は、パパとママと赤ちゃんだけで行うケースが多いようです。
お宮参りとお礼参りを同時に行ったり、祖父母が近隣に住んでいたりする場合は、祖父母も一緒にお参りするそうですよ。どちらも赤ちゃんにとって大切なイベントですので、祖父母も参加できるようであれば、みんな揃ってお参りするとよいかもしれませんね。
マナーを守れば普段着でもOK
お宮参りと別にお礼参りだけを行う場合は、常識の範囲を超えていなければ普段着でもかまいません。お礼参りには神様に感謝の気持ちを伝える役割がありますので、キャミソールにショートパンツなど肩や脚を極度に露出するような服装は控えたほうがよいでしょう。
服装選びに迷う場合は、冠婚葬祭のときに準ずる服装にすると安心です。シンプルなスーツやフォーマルワンピースがあれば、装飾品を替えることで着回しがきいておすすめですよ。
出産後のお礼参りは体調を優先しよう
お礼参りはママの体調のよい時期に
産後のママの体は、出産で開いた骨盤が少しずつ縮みながら元の状態に戻ります。完全に骨盤が整うまでには3〜4カ月かかるそうです。産後すぐに無理をすると、腰痛や股関節痛、尿漏れ、下半身太りを招くことになるので注意が必要ですよ。
一般的に安産祈願のお礼参りは産後1年以内であれば、いつでもよいそうです。絶対に産後すぐにお参りをしなければならないということではありませんので、ママの体調がよい日を選んでお参りするようにしましょう。