子連れで海外に移住したい!家族みんなで日本を飛び出そう
子どもを連れて家族で海外への移住を考えたとき、一番心配なのはやはり子どものことですよね。どこの国へ移住しても、制度や文化は日本とはまったく違うので、ママは不安になってしまうかもしれません。ですが、しっかりと事前準備をすることで安心できることも多いので、大切なポイントを一緒に確認していきましょう。
海外移住をする理由や移住先を考えてみよう
海外移住の理由は各家庭によっていろいろ
しかし、最近ではあえて海外での暮らしを選ぶ家庭が増えてきています。そういった家庭の理由として、海外のほうが子どもの教育によいという考え方があります。一歩日本を離れれば、自然環境や学校での教育方針、子育てに関する社会制度は国によってさまざまです。
また、パパやママが海外の生活スタイルに好感をもって移住を考えるケースもあります。家庭によって理由はいろいろあると思いますが、時間が許せばじっくりと考えてから移住したいですね。
子連れにおすすめの国は?
海外移住先として近年人気が高いのは、マレーシアです。物価が安く、食べ物も日本人に好まれやすい味なので高齢者の移住先としても人気ですが、実は子育て世代にもおすすめの国なのです。マレーシアは都市部のインフラが整っていて治安もよく、日本人学校も進んできているので子どもをのびのびと育てられるでしょう。
そして、長年人気が高いのがアメリカです。子どもがさまざまな文化を持つ人と関わることができ、ネイティブな英語を身につけられるという点でも、よい環境ですね。
移住候補の国に家族で旅行してみよう
実際の情報を得るには、家族でその国を旅行で訪れるのがおすすめです。観光を楽しみつつ、現地の食べ物が口に合うか、子どもたちにとって居心地がよいかなどを確かめておきましょう。一度訪れたことがあれば、移住するときも少し安心しますよね。
また、子育てをする上で、学校などの教育機関や病院、警察などが近くにあるかどうかも確認しておきたいですね。スーパーマーケットなど、生活に必要なお店も近くにあると暮らしやすいでしょう。
慣れない海外生活の不安や不便を減らすには
日本で可能な限りの予防接種を受けておく
また、接種する時期が決まっているものもあり、B型肝炎は0歳代のうちに3回、BCGは5~8カ月の間に接種が必要です。ヒブ、小児肺炎球菌、四種混合は1歳で追加接種をすることを考えると、生後2カ月以降のできるだけ早い時期に3回接種を済ませておくことが望ましいでしょう。風疹麻疹、水ぼうそうは1歳の誕生日が来たら受けることができます。
日本では定期接種に関して公費補助もあるので、移住前にできるだけ受けておくほうがよいでしょう。
移住先に慣れるまでは海外保険の加入を
そのようなときに困るのが、国によって医療制度が違うことです。日本では当たり前のように加入している健康保険も、アメリカなどでは加入できる対象者が限られていますし、国によっては救急車を呼ぶだけで多額の費用がかかる場合もあります。
突然の病気や怪我で焦らないためにも、移住先に慣れるまでの期間は日本で海外保険に加入しておくことをおすすめします。日本の保険会社で加入すれば、言葉の問題もないので付帯保障など自分に合った保険プランを実現できるでしょう。
自動車免許の更新と国際免許の取得
また、移住先でも車の運転をする場合には、国際免許を取得しなければなりません。国際免許証は、ジュネーブ条約に基づいて各都道府県が発行するもので、この条約の加盟国であれば免許証が有効になります。
国際免許証は有効期間が1年と短いので、長期で移住する場合にはその国の運転免許に切り替えるか、試験を受けてその国の免許を取得する必要があります。その場合にも、免許を取得するまでの間は国際免許証を使うことになるでしょう。
海外移住にはやはり英語力が必要だけど
子どもの心配よりパパやママの英語力は?
パパやママは移住を計画する際、どうしても子どもの心配ばかりしてしまうかもしれませんが、移住生活が始まると現地の人とのコミュニケーションが不可欠となるのは、大人のほうですよね。そう考えると焦ってしまうかもしれませんが、実際のところ生活を送る上で必要な英語力は中学レベルの文法だといわれています。
しかし、現地で必要な「話す力」「聞く力」は日本人がもっとも苦手とする分野です。海外移住を決断したら、なるべく早いうちから英会話のトレーニングをしておきましょう。