布絵本は赤ちゃんにおすすめ。成長別の選び方と清潔に保つ方法
様々な楽しい工夫が詰まった布絵本。赤ちゃんの成長に合わせて選ぶことでその時々にできる遊びを楽しむことができますよ。今回は赤ちゃんにおすすめしたい布絵本について、成長別の選び方をご紹介します。また布絵本を清潔に使うための方法も、あわせてお伝えします。
赤ちゃんに布絵本をおすすめする理由
お出かけに持ち歩きやすい軽さや大きさ
布絵本なら、まだ字が理解できない赤ちゃんでも見たり触ったりして遊ぶことができますよ。またお出かけするときに持ち運びやすいこともおすすめする理由の一つです。
布絵本が持ち運びやすいのは、軽くてコンパクトな形状が荷物になりにくいからです。また布であるため落としたときや濡らしたときでも壊れにくく、その点も持ち運びに適しています。
フックつきの布絵本ならベビーカーに引っかけて持ち歩くこともできますね。丸洗いできるものなら、お出かけ先で汚してしまっても清潔に使い続けることができますよ。
音やしかけがあって楽しめる
こうしたしかけには赤ちゃんの五感を刺激する働きもあります。五感とは「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」で、どの感覚も赤ちゃんのうちはぼんやりしています。
布絵本で遊ぶことで五感のうち、音に対しては聴覚が、指先を使って楽しむ遊びでは触覚が、カラフルな色を見ることで視覚が刺激され、発達することができるのです。
さらに五感の刺激は、脳の発達にも大きく影響します。成長しながら楽しめる点も、赤ちゃんに布絵本をおすすめする理由の一つです。
噛んだり引っ張ったりしても破れにくい
そうなると紙の絵本はふやけ、ちょっと引っ張るだけで破損したりかけらを食べてしまったりする恐れがあるのです。
布絵本は紙の絵本と違って、噛んだり引っ張ったりしても破れにくいのが特徴です。この丈夫さも布絵本を赤ちゃんにおすすめする理由です。
中には赤ちゃんが噛むことを前提に、歯固めのできる部品がついた布絵本もあります。また引っ張ったり上に寝転んだり座ったりしても、柔らかい布絵本は折れたり破れたり赤ちゃんがケガをしたりする心配もほとんどないため、安心して使用できますよ。
赤ちゃんの成長に合わせた布絵本の選び方
新生児には目で楽しめるカラフルなもの
新生児のころはまだ言葉が話せませんね。また生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01~0.02程度と弱く、さらに認識できる色も少なくほとんどモノクロだといわれています。
生後2~3カ月になるとママの顔のパーツが少しずつ見えるようになり、それ以降はさらに視力が向上して赤や黄色などの原色を少しずつ認識するようになるそうです。
こうしたことから、新生児や月齢の低いうちは視覚に訴えるカラフルな布絵本がおすすめです。
原色を中心にしたカラフルな色でかわいらしいイラストが描かれたものを選ぶと、赤ちゃんの興味を引くことができますよ。
6カ月ごろなら歯固めつきや音の鳴るものを
口の中のむずむずを少しでも解消してくれるアイテムが歯固めです。歯固めを噛むことで歯茎のマッサージ効果も期待できます。
歯固めは単独のものもありますが、歯固めがついた布絵本もおすすめです。ほかの遊びを楽しみながら、歯固めでむずむずの解消ができますよ。
この時期の赤ちゃんは音の出るものにも興味を示す傾向があります。触ると音が出たり、ボタンを押すと動物の鳴き声が聞こえたりするものなど、工夫がほどこされたものであれば飽きることなく楽しく遊べますね。
1歳からは生活イメージに近い布絵本
例えばボタンをはずす、ボタンをかける、ジッパーの開け閉め、靴の紐を結ぶなどの動作が体験できる布絵本は、運動機能を刺激したり指先の細かい動きの練習をしたりすることができます。
こうした動きを繰り返すうち、スプーンやフォーク、またハブラシを使うことなど、日常の動作が上手にできるようになっていくようです。
また文字が少し多めでストーリー性のある布絵本を選ぶこともポイントです。お気に入りのキャラクターが出てくるストーリーは読み聞かせにもピッタリですね。
赤ちゃんのために布絵本を清潔に保つには
洗うタイミングはママが気になったとき
洗うべきタイミングというのは特にないので、ママが気になったときで大丈夫です。汚れが気になったときに洗うようにしましょう。
例えば「ずいぶんたくさんよだれがついているな」「今日は外出するときに持ち出したからきれいにしたい」「(食べこぼしなど)汚れが目立ってきたな…」と思ったときが目安です。
ノロウイルスやインフルエンザなどが流行している時期は、頻繁に洗ってしっかり乾かすようにしましょう。乾ききっていない状態で使用するとかえって菌が繁殖する恐れがありますよ。