親子で楽しむ6歳向け絵本。寝る前やお楽しみタイムに読み聞かせを
夜寝る前に本の読み聞かせをしているご家庭も多いですよね。眠りに入る前に、親子でゆったりした時間をつくることは、子どもの成長に影響するともいわれています。6歳はいろんな話も理解でき、興味や世界が広がっている年ごろ。ここでは6歳の子どもに寝る前やお楽しみタイムに読み聞かせたいおすすめの絵本を紹介します!
寝る前の心に残る6歳向けのおすすめ絵本
美しい物語「ぼくのともだち おつきさま」
パリの美術学校の教師もつとめた作者のアンドレ・ダーハンは、まるでキャンパスに描かれたひとつの絵のように、1ページ1ページ丁寧に絵本を描きあげています。
この本も、優しい色使いの絵がページいっぱいに描かれており、国によっては文字さえ書かれていません。美しい絵を見て、読者が自由に言葉を思い浮かべ、ページをめくります。
日本で販売されているものは文字が書かれていますが、あえて絵だけを見て、ママが考えたストーリーを読み聞かせるのも素敵ですね。子どもとママだけが知る秘密のストーリーを持つ本は、きっと特別な一冊になりますよ。
読んでいる間ゆっくりと優しい時間が流れるこの本は、眠る前の一冊にぴったりです。
ぼくのともだち おつきさま|絵本ナビ : アンドレ・ダーハン,きたやま ようこ みんなの声・通販
大切なひとに贈りたい、珠玉の1冊。 夜のまんなかで出会った「きみ」と「ぼく」……。 気がつくと、きみがいた……。夜のまんなかで、「ぼく」が出会ったのは「おつきさま」。その瞬間から、心にしみる美しい物語がはじまります……。
夜、湖の上で、ぼくはおつきさまに出会いました。 「こんばんは」と声を掛け、 ぼくとおつきさまはすっかり仲良しに。 湖に落ちたおつきさまを助け、 夜明け前にぼくのうちへと連れて行きます。 一緒にピアノを弾き、ワルツを踊り、 ぼくの好きな本を読み、食事をして、眠ります。 昼の間にぼくはもうひとりのともだちに出会い、 最高に素敵なめぐりあいを喜びます。狐と人との触れ合い「手ぶくろを買いに」
寒い冬、冷たい手をしたわが子のために、手ぶくろを買いたいと思う母狐と、一匹で頑張って人間の店に手ぶくろを買いに行く子狐の、愛情にあふれた物語です。
人間を恐れていた母狐でしたが、子狐が間違って狐の手を出しても、お店の人が捕まえなかったことから、人間も怖い人ばかりではないことを知ります。
眠る前に、たくさんの愛情や思いやりにあふれたこの本を読み聞かせすれば、子どもはきっと幸せな気持ちで眠りにつけるでしょう。
作者の新美南吉は、短い人生の中で「ごんぎつね」など数々の有名なお話を残しました。美しい日本語で語られたの新美南吉絵本は、今も多くの人々に支持され続けています。ほかの絵本も、ぜひ手に取ってみてくださいね。
手ぶくろを買いに|絵本ナビ : 新美 南吉,黒井 健 みんなの声・通販
狐の親子の住んでいる森に冬がやってきました。母ぎつねは冷たくなった子ぎつねの手にあう毛糸の手袋を買ってやろうと思います。 でも昔、町へ出かけたときの怖い出来事を思い出して足が進まなくなった母ぎつねは、しかたなく、子ぎつねをひとりで町へ行かすことに。
新美南吉の文章は声に出して読んで心地よく、黒井健のイラストは美しく幻想的です。日本の誇る、名作中の名作。 ふと気持ちが寒くなってしまった冬の日に、心を暖めてくれる、本棚に揃えておきたい一冊です。一度は読みたい「100万回生きたねこ」
100万回死んでも、悲しい気持ちになることのなかったねこが、愛し、愛される相手を見つけたことで、初めて悲しみを知ります。何回も生き返り、ようやく自分よりも大切な存在を見つけたねこは、その後生き返ることはありませんでした。
人を愛せることや愛されることが、人生においてどんなに重要な意味を持つのか、教えてくれる本です。自分よりも大切な子どもを持つママだからこそ、胸に刺さるものがあるかもしれませんね。
子どもにそんな深い意味は伝わらないかもしれませんが、何回も生き返ることができるねこと、色々な飼い主の出会いだけでも、充分に楽しめますよ。
(数ページ読める)100万回生きたねこ|絵本ナビ : 佐野 洋子 みんなの声・通販
100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。 王様、船乗り、手品使い、どろぼう、おばあさん、女の子・・・ 100万人の人がそのねこをかわいがり、100万人の人がそのねこが死んだときに泣きました。 あるときねこは誰のねこでもない、のらねこになりました。 自分が大好きなねこは、めすねこたちにちやほやされて有頂天になりますが、 一匹の白く美しいねこに魅せられます。 やがて子どもが生まれ、自分よりも大切な家族を持つことに。そして・・・。 100万回死んでも悲しくなかったねこは、はじめて愛することを知り、愛する者を失って涙を流すのです。
これはひょっとすると大人のための絵本かもしれないが、真に大人のための絵本ならば、子供もまた楽しむことができよう。それが絵本というものの本質であるはずだ。そして『100万回生きたねこ』は、絵本の本質をとらえている。――週刊朝日書評より知識欲を満たそう!6歳向け勉強になる本
「チックタック じかんってなあに?」
「時間ってなに?」と子どもに聞かれたら、どう説明すればよいのか悩みませんか?目には見えないし、口でも説明しにくいですよね。
でもこの本があれば、1秒、1分、1時間といった時間の長さや、過去、現在、未来といった時間軸について、子どもにわかりやすく伝えられます。また赤ちゃんが育って大きくなり、ママやパパになって、おばあちゃんやおじいちゃんになっていく、といった人の時間の流れにも触れられます。
時間の流れを理解し、時間内に行動する習慣を、小学校入学前に身につけられるとよいですね。
チックタック じかんってなあに?|絵本ナビ : ベス・ユーマン・グレイク,ハーベイ・ワイス,もり ひさし みんなの声・通販
一秒、一分、一時間といった時間の長さや過去、現在、未来であらわされる時間軸について、優しい語り口で教えてくれる絵本。
分かりやすいと評判「十二支のはじまり」
「十二支のはじまり」は、干支についての説明が、子どもにも分かりやすい言葉でつづられています。どんな動物が、なぜこの順番で並んでいるのか、可愛らしい絵でユーモアたっぷりに教えてくれますよ。
自分はどの干支なのか、ママやパパはどの干支なのか、自分の好きなあの動物は十二支に入っているのか、子どもの好奇心を刺激する本です。
昔から大切にされてきた十二支の文化を子どもに伝える意味でも、一度は読み聞かせたいですね。
十二支のはじまり | 小学館
毎年、年末になると話題になる十二支。どんな動物がいて、なんであの順番になったのか? そんな疑問をもつ子どもたちに、十二支をわかりやすく伝えるゆかいな絵本。荒井良二氏のいたずら心いっぱいの絵が魅力的。