寝る前の読み聞かせはいつまで?6歳頃に選びたい絵本と読み方のコツ
絵本の読み聞かせは脳にとてもよい効果があるといわれているようです。実際に読んであげているというママも多いのではないでしょうか。でも何歳まで読み聞かせをしたらいいのか?どんな絵本がよいのかという悩みはありませんか?今回はそのお悩みを解消していきます。
6歳でも続ける?寝る前の読み聞かせの効果
寝る前のお楽しみで習慣作りができる
寝る前という決まった時間に読むことを続けると、やがて絵本を読んだら寝るということを子どもも理解できるようになってきます。就寝時間を守るくせをつけるにはうってつけのルール作りです。
また、ママやパパに読んでもらう絵本は子どもにとってとても楽しみなものです。楽しみが待っているとなると子どもに寝る前の準備の声かけもしやすくなり、子どもも自分からやってくれるようになります。
寝かしつけの手間が少なくなるのは、ママやパパにとってもありがたいことですね。
パパやママの声で安心して眠れる
しかし、寝る前に絵本を読む10分程度の時間ならなんとかなりそう…という気がしませんか?
子どもの年齢が上がるにつれて、日常生活や保育園などの集団生活の中で感じるストレスは増えていきます。絵本を読む親の声を聞くことで、子どものストレスを和らげる効果もあるそうです。
子どもは寄り添って親の声を近くで聴くことで安心感を得られます。ストレスを和らげて安心感を抱くと、脳がリラックスすることに繋がり眠りに入りやすくなるそうです。
寝る前に少しの親子の触れ合いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
話す機会にも!嫌がるまでは続けてOK
小学校低学年くらいで読み聞かせを卒業する親子は多いようです。しかし、高学年でも、子どもが読んでほしいなら続けてもかまいません。
子どもが自分で絵本を読んだとき、親が読んであげたときでは見えてくる世界も違うでしょう。子どもが「読んで」とリクエストしてくる限りは読んであげてください。
ママやパパに読んでもらうということに子どもは喜びを感じます。親が時期を決めずに、子どもそれぞれのタイミングを大切にしたいですね。
寝る前に読み聞かせをするときのポイント
悲しい結末や刺激の強い話は避ける
悲しい結末や登場人物に不幸が訪れる結末、また作中に刺激が強い表現が出てくる絵本は避けてください。これには理由があります。
「暗記は寝る前にするとよい」という説があるとおり、よくもわるくも寝る前に読んだ話は子どもの記憶に強い印象を残します。寝る前に読むには悲しい印象や、怖い印象が残らないようなお話がよいですね。
また、悲しいや怖いといった印象は子どもの脳にとって、とても強い刺激になります。強い刺激を与えることで子どもの脳が興奮状態になると、寝られなくなってしまいます。
部屋のあかりは暗めにしよう
明るい電気の下で絵本を読んでから電気を消している人も多いでしょう。しかし、明るい電気の下にいると脳は昼間だと錯覚し、興奮状態に入っています。そこから睡眠に繋げようと思うと、脳が落ち着くのに時間がかかってしまうのです。
部屋の明かりを絵本のイラストが見える程度に暗くすると、脳の興奮状態が抑えられスムーズな眠りにつなげやすくなります。このとき、部屋全体を均一の明かりにすることも大切です。
手元だけ明るくすると、視線が一点に集中するために目が悪くなるので気をつけましょう。
小さめの声でゆっくり読もう
まずは小さな声で読むこと。大きく抑揚をつけたり、声色を変えたりして大きな声でママが絵本を読んでくれると子どもは楽しくなります。楽しくなるのはよいことですが、同時に興奮してしまうので、なるべく声の抑揚は控えめに、小さめの声で読むとよいでしょう。
また、読むテンポにも気をつけてください。ママやパパの声を聞くと子どもは安心感を覚えます。早口でせわしなく読むよりも、読むテンポはゆっくりとしているほうが安心感も得やすく、子どももリラックスしやすくなるのです。
寝る前におすすめ!6歳頃に選びたい絵本
挿し絵がきれいな「ねむたくなった」
ストーリーは、眠たくなった女の子がクマやキリンなど色々な動物たちと一緒に、色々な場所で眠るというものです。読んでいるうちに思わずこちらまで眠たくなってしまいます。
また、この絵本には子どもも理解して一緒に考えられるような工夫があるのです。一つ一つの文章が短く、問いかけるように書かれています。そのため、子どもも集中しやすく、自分なりの考えをいいやすいそうです。
視覚的にも女の子がうとうと眠りについている姿はとっても気持ちよさそう。読んでいるママやパパも眠たくなりそうですね。