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キルギス共和国に嫁いだママの子育て体験。キルギスでの暮らしと日本

キルギス共和国に嫁いだママの子育て体験。キルギスでの暮らしと日本

現在、上の女の子が5歳で現地の幼稚園に行っています。朝の9時から夕方5時まで預けていますが、最長では朝7時、夕方6時半までの延長が可能です。

朝ごはん、昼ごはん、おやつに夕ごはんまで食べて帰ってくるので、親としてはとても助かりますし、1カ月の保育料が3000円というのも驚きです。ただし、これは私の夫の職業(バレエダンサー)が公務員であるためで、こうしたところでロシアの影響を色濃く感じます。

キルギスに住む子どもを持つ日本人の多くはインターナショナルスクールに子どもを通わせることになりますが、私の場合は一般庶民なので現地の学校に通わせる予定です。

幼稚園の年中さんたちが描いた絵。子どもの絵は万国共通で可愛いものですね。

日本が恋しくなったら日本センターへいってみよう

キルギスのことをインターネットなどで調べようと思っても、6年前はほとんど情報がありませんでした。唯一、みつけることができたのが「日本センター」というものが首都ビシュケクにあるということでした。

初めて訪れたときは、外観を眺めて日本の国旗が上がっているのをみただけで感慨深く、満足してしまい中には入りませんでした。

その後、日本人が海外で出産をすると出生届を日本大使館に提出しますが、そのとき担当してくれた方から日本センターで日本人の子どもを対象にした漢字教室が開かれていると知りました。まだ子どもは生まれたばかりでしたが、大きくなったら連れて行こうと心に決めたのを覚えています。

子どもに日本語を学ばせたい、切実なママの思い

日本センター(人材開発センター)はもともとはキルギス人のために作られた施設です。ですが、キルギスに滞在する日本人にとっても、欠かせない場所になっています。

私が日本センターを訪問するのは週に1回。毎週土曜日の子どものための「漢字教室」についに参加することができるようになりました。先生は保護者が持ち回りで担当し、マンツーマンで子どものレベルに合った指導をしてくれます。

うちの子はまだ5歳なので、漢字ではなくひらがなを勉強中。ただ、ほとんど先生との会話になってしまい、なかなか勉強に集中できません。

それでも、日本語を話す機会、同じ日本人の子どもと出会う機会として貴重な時間になっています。現在、漢字教室に来ている子どもたちは10人ほどと少ないですが、日本に住んでいたことのあるキルギス人の子どもなども参加してにぎやかな時間を過ごしています。
ちょうど私たちが訪れたときはキルギス人による書道大会が開かれていて、日本人顔負けの書を展示していましたよ。

季節ごとに開催される日本センターのイベントに参加

日本センターの役割の一つに、「キルギス人に日本の文化を伝える」というものがあります。そのため、季節ごとに日本のイベントを開催しているので、私たちもよく参加します。
1月には「餅つき」と「書初め」イベントがあります。海外でつきたてのお餅を食べるのは格別です。日本人会の忘年会でもつきたてお餅がふるまわれることがあります。

日本センターのイベントの中でも、とくに大規模なのが春の「さつき祭り」です。日本人を含む数百人が訪れ、キルギスダンスの発表や日本の空手や合気道の演武、大江戸太鼓などのパフォーマンスを楽しみます。

キルギスでも日本のアニメが人気らしく、コスプレをした若者もよくみかけます。ほかにも、日本の歌を歌ったり、あやとりをしたりといった日本文化を体験できるブースがたくさんあり、子どもたちも興味津々でした。

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