キルギス共和国に嫁いだママの子育て体験。キルギスでの暮らしと日本
朝ごはん、昼ごはん、おやつに夕ごはんまで食べて帰ってくるので、親としてはとても助かりますし、1カ月の保育料が3000円というのも驚きです。ただし、これは私の夫の職業(バレエダンサー)が公務員であるためで、こうしたところでロシアの影響を色濃く感じます。
キルギスに住む子どもを持つ日本人の多くはインターナショナルスクールに子どもを通わせることになりますが、私の場合は一般庶民なので現地の学校に通わせる予定です。
日本が恋しくなったら日本センターへいってみよう
初めて訪れたときは、外観を眺めて日本の国旗が上がっているのをみただけで感慨深く、満足してしまい中には入りませんでした。
その後、日本人が海外で出産をすると出生届を日本大使館に提出しますが、そのとき担当してくれた方から日本センターで日本人の子どもを対象にした漢字教室が開かれていると知りました。まだ子どもは生まれたばかりでしたが、大きくなったら連れて行こうと心に決めたのを覚えています。
子どもに日本語を学ばせたい、切実なママの思い
私が日本センターを訪問するのは週に1回。毎週土曜日の子どものための「漢字教室」についに参加することができるようになりました。先生は保護者が持ち回りで担当し、マンツーマンで子どものレベルに合った指導をしてくれます。
うちの子はまだ5歳なので、漢字ではなくひらがなを勉強中。ただ、ほとんど先生との会話になってしまい、なかなか勉強に集中できません。
それでも、日本語を話す機会、同じ日本人の子どもと出会う機会として貴重な時間になっています。現在、漢字教室に来ている子どもたちは10人ほどと少ないですが、日本に住んでいたことのあるキルギス人の子どもなども参加してにぎやかな時間を過ごしています。