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乳児の唇を乾燥から守る!ケアの仕方や唇トラブルの対処法まで

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知っておきたい!赤ちゃんの唇の病気

水ぶくれに注意!口唇ヘルペス

口唇ヘルペスの原因は、核酸とたんぱく質で出来た単純ヘルペスウイルスです。このウイルスは体力や抵抗力が低下しているときに感染しやすくなります。

感染した後、神経細胞に隠れ、体内に残り続けます。そのため、一度感染すると、風邪をひいた時など抵抗力が弱まると、再発しやすくなります。

口の周りが赤くなる、唇がピリピリする、水ぶくれが出来るなどの症状が出ます。口が痛くて大きく開けず、ミルクが飲みづらくなる場合もあります。水ぶくれにはウイルスが沢山入っていますので、掻き破って悪化させないよう注意して下さい。

赤ちゃんへの感染のほとんどは、頬ずりや肌と肌との接触からです。口唇ヘルペスを保持、発症している場合は、頬ずりや、キスはしないようにしましょう。

ミルクや母乳が原因?口唇炎

口唇炎の症状は唇が赤くなる、腫れる、ただれて皮がめくれる、水疱が出来き、痛みやかゆみが伴います。真っ赤になりただれていると痛そうですが、自覚症状はそれほど強くありません。ただ、食べ物によってはしみてピリピリします。

原因はミルクや母乳、よだれによるかぶれによるものです。少し大きくなった赤ちゃんは唇や手をぺろぺろ舐め、舐めた部分が真っ赤にただれてしまうこともあります。赤ちゃんは口の周りが汚れやすいので、ぬるま湯や濡れた布で汚れを落としてあげましょう。落とした後は保湿も忘れないでくださいね。

また、アトピー体質の子は、アトピーの症状が口に出るアトピー性口唇炎になってしまうことがありますので、注意しましょう。

唇が腫れて発熱!川崎病

川崎病は4歳以下の子どもがかかりやすく、成人病である心筋梗塞を子どもがなってしまうことがあります。今は治療が進み、ほとんど治るとされていますが、治療が遅れると命に係わることがある怖い病気です。

川崎病の原因は未だ解明されておらず、これと言った予防法がない現状です。川崎病の症状を早く察知し、治療を早く始めることが大切です。

・高熱
・発疹
・手足の指が赤くなり、腫れる
・首のリンパ節が腫れる
・唇が赤くなる
・ひび割れて出血し、かさぶたが出来きる
・「いちご舌」と呼ばれ、舌が腫れ赤いブツブツができる

など、風邪に似た症状が多いですが、唇に出る症状は川崎病を見分けるポイントになります。川崎病の症状がいくつか見られる場合は、必ず受診してください。

まとめ

冷たい風が吹く冬だけではなく、クーラー、強い日差しなど、一年中乾燥する環境にさらされています。大人は大丈夫でも、繊細な赤ちゃんは乾燥や脱水してしまうことがあることを、心にとめておきましょう。

唇やお肌のお手入れはもちろん、唇の状態に病気が関係していることがあるので気を付けてあげてください。赤ちゃんは自分で痛みや不調を伝えることが出来ませんので、ママやパパは、赤ちゃんが快適に過ごせるよう、気にかけてあげてくださいね。
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