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乳児の体重の目安とは?月齢別体重と増減が気になるときの対処法

乳児の体重の目安とは?月齢別体重と増減が気になるときの対処法

 体重が増えないのも心配。原因と対策

体重が増えない原因が知りたい!

赤ちゃんの体重が増えないのも何か病気ではないかと心配になりますね。体重が増えない原因として、栄養が足りていないことが考えられます。母乳を飲んでいても、母乳に含まれる栄養が不十分ということがあります。

出始めの母乳はカロリーが低く、次第にカロリーが高くなっていきます。赤ちゃんが出始めの母乳をよく飲み、カロリーが高くなってからの母乳を飲まないと栄養が不十分になることがあるのです。

母乳やミルクをよく飲んでいても、よく動き回る子も体重が増えない場合があります。消費するカロリーが上回ってしまうのでしょうね。よく動くのは元気な証拠でしょうから、心配することはありませんが、あまりにも増えない時期が続いたら医療機関に相談してみましょう。

離乳食が始まれば増えるかも

生後5~6カ月になると離乳食を食べ始めますね。母乳やミルクはあまり飲まなくても、離乳食は喜んで食べてくれる子もいます。子どもによって生まれたときから好みがあるのです。

母乳やミルクを飲んでいるときに体重が増えない子でも、離乳食を食べてくれるようになったら、体重が増え始めるということがあります。ママもできるだけ、子どもの好みに合った離乳食を作るようにしてみましょう。

離乳食に慣れずあまり食べない赤ちゃんでも、少しずつ慣れていくと食べる量も増えていきますので、体重も増えていくでしょう。離乳食はママが栄養を考えながら作ることができますから、ママの頑張りで赤ちゃんの体重を増やせるのもうれしいですね。

母乳にこだわりがなければ粉ミルクに頼る

「母乳で育てたら赤ちゃんに免疫がついて病気にかかりにくい」などときいて、「母乳で育てなくては」と思っているママもいるのではないでしょうか。

それでも、なかなか母乳が出なかったり、母乳が出ても赤ちゃんが飲んでくれなかったり、色々な理由で母乳の量が不十分ということがあります。母乳は出るだけ、赤ちゃんが飲んでくれるだけ飲んでもらったら、あとは粉ミルクに頼るのも一つの方法ですよ。

混合にして哺乳瓶でミルクを飲むこともできるようになると、赤ちゃんを人に預けやすくなりますし、離乳食を導入しやすくなるなどの利点もあります。子育てで「しなくてはならない」と思うと大変ですので、「何とかなる」と少し大らかに考えてみましょう。ママも楽になりますよ。

乳児の体重を気軽に量る方法が知りたい

ベビースケールを手に入れる

ミルクをあげる場合は、赤ちゃんがどのくらい飲んでいるのか把握できますが、母乳の場合は、飲んでいる量を知るのは難しくなります。赤ちゃんの体重を授乳前と授乳後に量かることで、飲んだ母乳の量を知り、母乳が足りているのか調べることができます。

赤ちゃんの体重を量る方法として、ベビースケールで量る方法があります。ベビースケールがあればママが量りたいときに気楽に量れるので便利ですね。

7,000円ほどで購入できますし、レンタルすることもできます。体重を1g単位で量ることができるものや、持ち運びができるものなど、製造しているメーカーによって特徴がありますので、置く場所やどの程度まで量りたいのかを考えて選ぶとよいですね。

病院や施設を利用する方法

家にベビースケールを用意するのが難しい場合、赤ちゃんの体重が量れる場所に行って量る方法があります。

まず一つは病院です。子どもの薬は体重によって飲む量を決めますので、ベビースケールは必ずあります。赤ちゃんの体重が増えているか心配していることを伝えたら、体重を量らせてもらえますよ。

市役所や区役所にもベビースケールはあります。赤ちゃんの健診があるのですから、なくては困りますよね。健診のとき以外でも自由に量れるように置いてあるところもありますよ。

大型スーパーや百貨店の赤ちゃん休憩室にも置いているところがあります。誰でも自由に無料で赤ちゃんの体重を量れますし、買物のついでに量れるので便利です。

大人用の体重計で計測する

なかなか外に出る機会はないし、家にベビースケールもないし…。というママには、大人の体重計で赤ちゃんの体重を量ってみましょう。体重計にそのまま赤ちゃんを置くのは難しいでしょうから、ママが抱っこして体重を量る方法です。

まず、ママが一人で体重を量ります。その後、赤ちゃんを抱っこしてママと赤ちゃんの体重を量るのです。赤ちゃんを抱っこして量った体重から、ママだけの体重を引いたら、赤ちゃんの体重が分かります。

大人の体重計はママの体重管理にも使えますし、あらためて用意しなくてよいので楽ですね。毎日量るとママが体重の増減を気にしすぎてしまう可能性もありますので、1カ月に1回ほど赤ちゃんの体重を量れたら理想的ですね。

ママが知っておきたい乳児の体重管理   

急激に体重が減少した場合は注意

生まれた直後や運動量が増えたときなどは、一時的に体重が減少したり、体重の伸びが緩やかになったりしますが、急激に体重が減少した場合は注意が必要です。知り合いのママは赤ちゃんが生後4カ月のときに下痢ぎみになり、なかなか治らず体重が急激に減ってしまったそうです。

下痢の原因は胃腸炎をきっかけとした乳糖不耐症で、ミルクや母乳に含まれる乳糖を消化できないことが原因でした。体重を増やそうとミルクの量を増やしても、どんどん体重が減ってしまい怖かったそうです。赤ちゃんの唯一の栄養源であるミルクや母乳が体重減少の原因だとは、なかなか気がつかないですよね。

元気そうにしていても、体重が減り続けるのには原因があるはずなので病院に行った方が安心ですね。

乳児期のぽっちゃりは良性肥満

丸々と太った赤ちゃんは可愛らしいですが、あまりにも体重が増えていくと心配になりますよね。しかし、乳児期のぽっちゃりは大人の肥満とは違う「良性肥満」とよばれるものなので、あまり心配し過ぎる必要はないようです。

乳児期の脂肪細胞には体を作り、ホルモン分泌をするなど大切な役割があり、誰でも脂肪細胞が増えます。1歳までの体重増加はしっかり成長している証で、この肥満が生活習慣病などの病気につながることはないとされています。そのため、母乳やミルク、離乳食をママの判断で制限する必要はありません。

ただ、体が大きいと動くのが不得意な赤ちゃんが多いので、意欲的に動きたくなるような雰囲気は必要です。スキンシップをたっぷりして、体を動かす機会を作るようにしましょう。

その子なりの成長をしていればOK

大きい赤ちゃんもいれば、小さい赤ちゃんもいるように、どんどん成長していく子もゆっくり成長していく子もいます。大事なのは体重がどれだけあるかではなく、その子なりの成長をしているかどうかです。

ゆっくりでも着実に成長しているようならば、それがその子のペースなんだと理解して、ママは順調に発達しているかどうかだけ気にするようにしてみましょう。太りすぎだと思っても、ニコニコしていて発達に問題なければ心配はありません。

体重をこまめに量ることで、その子なりの成長をしっかりと確認することができます。必要以上に一喜一憂する必要はありませんが、我が子の成長を見守る一つの方法として体重の記録をしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

赤ちゃんが無事に育ってくれているかを知るのに体重の増減は大切なことです。月齢に合わせて緩やかでも体重が増えていてくれたら安心ですね。

体重が増えすぎていても、体重が増えていなくても、母乳やミルク、離乳食を見直してみることで、体重の増減を改善できそうです。赤ちゃんの月齢ごとの成長の様子とあわせてみられるとよいですね。

赤ちゃんの体重を量る量り方は色々とありますから、ママが楽な方法で構いませんので、定期的に量ってみましょう。赤ちゃんのよい成長記録にもなりますよ。
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