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産後の家事はいつから始める?安静期間と産後の家事の注意点

産後の家事はいつから始める?安静期間と産後の家事の注意点

産後に家事ができないときのサービスを紹介

宅配サービスやネットスーパーを活用しよう

出産で疲れきった体を休める暇もなく始まる、はじめての育児。寝不足で疲労困ぱいの中、できるだけ無理をしないほうがよいとは頭ではわかりつつも、家族の健康のため、少しでも快適な生活環境にするために、つい家事をしてしまうママも多いでしょう。

数ある家事の中でも比較的重要度が高いのが食事です。良質な母乳のため、母体の回復のため、そして家族の健康のため、一汁三菜にはおよばずともできるだけ栄養豊富なメニューを用意したいと考えるママも多いでしょう。

とはいっても、小さい赤ちゃんを抱えて食材の買い出しをするのは肉体的にも精神的にも大変なことです。そこでおすすめしたいのが、ママ向けの各種サービスの利用です。

【ネットスーパー】
食材だけでなく、お米や水などの重いものから、おむつなどのかさばるもの、粉ミルクやおしりふきなどの赤ちゃんのお世話に必要なものまで豊富な品ぞろえがあり、玄関まで運んでもらえるので助かりますよ。

【食材の宅配サービス】
調理の時短ができるカット済みの食材や、湯せんやレンジで温めるだけで食べられる食材が人気です。おためしできるところも多いので、ためしてみて内容がよければ検討してみてはいかがでしょうか。

家事代行サービスを利用しよう

産後は体力が落ちているため、無理して家事をするのは考えもの。赤ちゃんのお世話をしながらすべての家事をママ1人でするのは無理なので、まずは家事の優先順位を決め、作業の効率化をはかったり、パパに協力してもらったりすることが大切です。掃除、洗濯、買い物などであれば、パパにも分担してもらいやすいかもしれませんね。

パパや実家の協力が得にくい場合には、以下の方法も検討してください。

【家事代行サービス】
産後のママ向けの家事代行サービスでは、産後ヘルパーの方が掃除や洗濯などの家事だけでなく、赤ちゃんの沐浴やおむつ替えなどの育児のお手伝いもしてくれます。多少お金はかかりますが、家の中を片付けてもらったり育児相談にのってもらったりすることで、ママの心に余裕が生まれますよ。お住まいの自治体で補助が受けられる場合もありますので、各市町村に確認してくださいね。

【便利な家電】
食洗機、乾燥機能付き洗濯機、自動掃除機、浴室暖房などは、子育て中のママの強い味方になってくれます。利用できるものはどんどん利用し、少しでも休むようにしてくださいね。

産後は体だけでなく心の不調にも気を付けて

産後の心は不安定になりやすい

妊娠中にたくさん分泌されていた女性ホルモンが急激に減少することから、産後はホルモンバランスが乱れやすい状態です。個人差はありますが、ホルモンバランスの状態が落ち着くまでには、産後半年から1年程度はかかるといわれています。

ではホルモンバランスが乱れると、どんな問題が起こるのでしょうか?実はホルモンの分泌をつかさどる部位と自律神経をコントロールする部位は脳の近い場所にあるため、ホルモンバランスの乱れが自律神経の不調を招くのです。

自律神経は心と体の健康を保つために欠かせない器官で、ここのバランスが崩れると心身に不調をきたします。自律神経の乱れに産後の家事や育児の疲れが重なると、不安感やイライラ感、気分の落ち込みなどを引き起こし、産後うつや産後クライシスの原因になるといわれています。

心の不調が体の症状として表れることも

先ほどお伝えしたように、自律神経の乱れは体にも不調をきたします。吐き気やだるさ、手足のしびれなど自律神経の乱れが原因で起こる体の不調はたくさんあります。

しかし、ママの不調のすべてを自律神経の乱れのせいにしてしまうのは考えものです。体の不調はママの心が発するSOSかもしれません。

育児へのプレッシャーや、外とのつながりを絶たれた孤独感、小さな命を守る責任感などから、ママの心にはたくさんのストレスがかかっています。心と体はつながっていますから、これらのストレスが原因で、不眠や食欲不振を引き起こすこともあるのです。

ただし、治療を必要とする病が原因で体に不調が出ている可能性もないとは言い切れません。心身に不調を感じたら、無理せず早めに医療機関や保健師さんに相談しましょう。

パパの理解と行動が大きく影響する

ママの産後の心身の健康を守るのはパパの大切なつとめです。にもかかわらず、残念ながらママに余計なストレスを与えて、健康を脅かしているパパも少なくありません。

これには「妊娠や出産は病気ではない」「家事や育児は女性がするもの」といった、古い考え方が根底にあるパパが多いからです。

なかにはたまにおしめを替えたり沐浴をしたりするだけで、「俺って育メン」と勘違いしているパパもいます。子どもは夫婦2人で育てるものなのに、お手伝い感覚が抜けきっていないのですね。

パパが産後のママの心身の状態を正しく知り、心や体をいたわる行動をとることで、ママのストレスは大きく減少します。パパを見限るのではなく、本やインターネット、知人の言葉などを借りて、パパがママの状態を正しく理解できるよう、導いてあげてくださいね。

まとめ

産後のママの体は想像以上にダメージを受けています。赤ちゃんのお世話も大切ですが、自分の体もしっかりいたわってあげてくださいね。家事をはじめる時期については、あくまで目安ですので、自分の体調に合わせて動き、少しでも疲れを感じたら無理せずに横になりましょう。

パパやほかの家族の協力を得たり、便利なサポートサービスやネットスーパーなどを利用したりしながら、無理のない範囲で家事と育児の両立を少しずつ始めてみてくださいね。
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