臨月になるとおりものが変化する?出産前の体の変化をチェックしよう
おりものと破水やおしるしの見分け方
おりものの質や色は日によって違うことも
ただ、毎日のようにおりものの状態が変わることは妊娠中には起こりやすく、状態の変化や色の変化すべてに過敏になる必要はないようです。おりものの色自体も個人差がありますし、においも妊娠中は敏感なのでいつも以上ににおいを感じているだけの可能性もあります。
気にしたいのは、茶色いおりものが何日も続いていたり、色が明らかに黄緑や黄色がかっていたり、ポロポロと固形だったりする場合です。
さらさらした液体は破水の可能性も
一般的な破水ならサーッと水がでてきますが、高位破水といって子宮口から遠いところで卵膜が破れ破水した場合には、ちょろちょろと出てくるためおりものと間違えやすくなります。
動くたびに液体が出てきたり、定期的に繰り返しさらさらの液体が出てきたりするときには高位破水の可能性もあるので、病院で診察をしてもいましょう。破水が起こると細菌感染しやすくなるためお風呂は避け、早めに受診することが大切です。
おしるしは少量の血が混ざっている
血液が混じるといわれると、真っ赤なおりものというイメージを持つママもいるかもしれませんが、おしるしの色や量にも個人差があります。まるで生理のように鮮血がたくさん出る方もいれば、気がつかなかったというママもいます。血が混じる、ピンクがかった色、茶色などのおりものはおしるしの可能性がありますよ。
出血量が多い、何度も出血する場合には、ほかのトラブルの可能性もあるので病院に相談してみるとよいですね。
出産を控えて不安を抱えるママに
心配なときはすぐに病院に相談しよう
しかし、臨月だからといって、すべてのお産が安全に進むとは限らないのです。最初は少しの変化でも、後になって大きなトラブルが起きてしまうケースもあります。
「いつもと様子が違う」「何かおかしい」と思ったときは、遠慮せずに病院に相談することをおすすめします。先生に相談して「問題ないよ」と言ってもらえれば、ママも安心してお産までの日々を過ごせるでしょう。
おりものだけでなく胎動チェックも忘れずに
例えば、赤ちゃんが生きているとママが実感できるのが、胎動ですよね。お産のときは胎動が減ると昔はいわれていましたが、臨月に入っても赤ちゃんの胎動はしっかり感じ取れるものです。
むしろ、「昨日までは胎動をしっかり感じていたのに、胎動が弱い気がする」「胎動を感じない」というときは要注意です。赤ちゃんがお腹の中で辛くなっている可能性もあるため、胎動がいつもと違う場合はすぐに病院で診てもらう必要があります。
無理せずにリラックスして過ごすことが大切
しかし、妊娠中は無理をせず、リラックスして過ごすことが大切です。ママがストレスを抱えていると、お腹の中の赤ちゃんまで不安を感じます。
「安産を目指したい」と無理をして動き過ぎず、あとわずかな妊娠期間を楽しみましょう。お産はリラックスすることで、スムーズに進むといわれています。赤ちゃんとママができるだけ楽に出産を終えるためにも、「なるようになる」と前向きに日々を過ごしましょう。
まとめ
おりものの変化は、臨月には多くのママが経験します。あまり神経質になる必要はありませんが、普段とは明らかに違うときには病院に相談をおすすめします。不安を抱えることはママにとってはストレスとなるため、不安を解消するために受診をするのもよいですよ。