出産後の運転はいつから再開する?時期や新生児と車に乗る際の注意点
妊娠中に車の運転を控えていたママの割合は約26%ほどです。残りのママは頻繁に、または必要に応じて運転していたと答えています。出産後は体調が万全でないママも多いですが、そんな中で運転をすぐに始めてもよいのでしょうか。そこで、産後に運転を再開する目安の時期や注意点をご紹介します。
出産後に車の運転を再開する時期は?
1カ月健診を過ぎてからが望ましい
産後は体力や筋力がかなり衰えていたり、精神的にも疲れていたりするママがほとんどです。ママの中にはあまり実感がない人もいますが、実際は疲れやすかったり、睡眠不足で冷静な判断ができなかったりすることもあります。車の運転は集中力や判断力が必要なので、産後すぐは控えたほうがよいでしょう。
運転を再開するのは、ママが床上げをして赤ちゃんの1カ月健診が終わってからが望ましいとされています。
帝王切開の場合は産後3カ月以降が理想
親知らずの歯を抜歯したことがあるママなら分かると思いますが、上の歯と下の歯では痛みや治りが違ったのではないでしょうか。上の歯は縫うなどをせずに抜くことも多く、治りも早いです。しかし、下の歯は切開したり縫ったりすることもあり、痛みが長引き治りも遅いですよね。
このように手術をともなうと治癒に時間がかかったり痛みもあったりしますので、きちんと医師の許可をとってから産後3カ月を目安に運転を始めるようにしましょう。
無理をすると体の回復が遅れることも
そのため、車の運転くらいと思わず回復に専念するようにしましょう。しかし、1カ月健診までに赤ちゃんに異常が出て、病院に行かなければならないことがあるかもしれません。
そんなとき車が家にあれば、自分で運転してすぐに連れていきたいと思うものでしょう。しかし、ここで赤ちゃんだけでなくママまで体調不良になっては困ります。焦る気持ちをグッと抑えて、パパや祖父母に運転を頼んだり、タクシーを呼んだりしてくださいね。
出産後の運転で気をつけたいこと
短時間の移動を心がけ、慣れた道を走る
慣れた道なら、もし体調が悪くなっても一時的に停められるところを把握していますし、すぐに帰宅することもできます。また、日によっても体調が違うことがありますから、無理をせず「今日は寝不足気味だから運転は控えておこう」などの判断を自分でしましょう。
ママの集中力が欠けているときに運転すると、自分だけでなく赤ちゃんの命、そのほかの人の命を事故に巻き込む恐れがあることを忘れないようにしてくださいね。
貧血症状や痛みがあるときは運転を控える
また、帝王切開の傷口が痛んだり、腰痛で座っていることが辛かったりするときも運転を控える必要があります。乗る前から貧血やめまい、痛みを感じているときは運転を諦め、途中で異変を感じたときは路肩や通り掛かりの駐車場などに停めて休憩し、様子を見るようにしましょう。
けっして無理に運転し続けたり、お出かけを強行したりすることのないようにしてくださいね。また、スピードの出し過ぎなども注意しましょう。
体調に不安があるときは医師に相談を
1カ月健診で異常がないと安心するかもれしれませんが、だからといって大丈夫というわけではありません。日によって体調や睡眠量は違いますし、産後の回復具合はママにより様々だからです。そのため、運転をしなくてもすむのなら、もう少し回復を待つママも少なくないようです。
運転は必要最小限になるよう工夫をして、もし、少しでも体調が悪いなと感じる日は運転を控えてくださいね。赤ちゃんのためにも、パパのためにも、すべての人のためにも運転は安全第一ですよ。