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へその周りは妊娠線が出やすい?妊娠線の基礎知識や正中線との違い

へその周りは妊娠線が出やすい?妊娠線の基礎知識や正中線との違い

へそを通っているのは妊娠線ではない?

お腹の真ん中を通る茶色い線は「正中線」

妊娠線の出始めは赤っぽい色をしており、その後徐々に銀白色に変化しますが、お腹の真ん中を通るように茶色い線が出てくることがあります。この線は妊娠線とは異なり、「正中線」といいます。

正中線はもともと男女に関係なく、生まれつき誰でもある線なのです。ただ、普段は気づくことがなく目立ちません。妊娠すると体のホルモンバランスが変化するため、正中線の存在が目立つのです。

妊娠中に目立つようになるため、妊娠線と同じように出てしまったら残ってしまうではと思うママもいると思います。正中線は消えるのではなく、出産後しばらくするとホルモンバランスが整うことで目立たなくなることがほとんどです。もともとあるものなので、消えることはありませんよ。

原因は妊娠によるメラニン色素の増加

茶色っぽく出る正中線は、どうして妊娠中に目立つようになるのでしょうか。ホルモンバランスの変化によると先ほどご説明しましたが、厳密にはホルモンバランスの変化により、メラニン色素が増えることが原因となります。

女性らしさを作るホルモンとして知られるエストロゲンは、お腹の赤ちゃんのために妊娠中は分泌量が増えます。エストロゲンの分泌量が増えると、同時に増えるものがあるのです。それが、皮膚の色を濃くすることで知られているメラニン色素です。

妊娠中はシミやソバカスが増えたり、皮膚の黒ずみが気になったりするママもいると思いますが、これらもエストロゲンの影響でメラニン色素が増えるために起こる現象です。正中線の色はメラニン色素の色なのですね。

正中線の出る時期や気になるときの対処法

妊娠5カ月ごろに正中線が出てくるママが多いようです。ちょうど妊娠線が出始めるころと同じなので、間違えやすいですね。メラニン色素が関係している正中線は、濃さや出る時期に個人差があるので妊娠4カ月で表れる人もいますし、妊娠後期になっても目立たないママもいます。

正中線が気になる場合は、保湿と美白ケアを行うとよいですよ。メラニン色素が増えることが原因なので、シミやソバカスと同じように美白ケアも効果的です。

保湿ケアを行うことで、皮膚の新陳代謝を促進することができます。皮膚細胞の生まれ変わりにより、細胞内にあるメラニン色素を早く排出する効果を期待できますよ。妊娠線予防のケアにもつながるので一石二鳥ですね。

まとめ

皮膚の皮下組織の裂け目によってできる妊娠線は、皮下組織が厚いへそ周りに出やすい特徴があります。へそ下は、妊娠中のママからは見えにくいため気がつきにくいですね。

妊娠線に似たお腹に出る茶色い線は正中線になります。妊娠線とは出る仕組みが違いホルモンバランスの変化によるものなので、産後しばらくすると目立たなくなりますよ。

どちらも保湿ケアが有力ですが、絶対というわけではありません。ケアを行ってもできてしまうことはあるようですよ。過度に気にし過ぎないことも大切ですね。徐々に大きくなるお腹の中の赤ちゃんとの妊娠生活を楽しんでくださいね。
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