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出産エッセイを読んで不安を払拭!新ママ必須の出産知識を増やそう

出産エッセイを読んで不安を払拭!新ママ必須の出産知識を増やそう

さくらももこ「そういうふうにできている」

「ちびまるこちゃん」で有名なさくらももこのエッセイが「そういうふうにできている」です。アニメのイメージがあるももこですが、この本は活字で書かれていて、アニメのももこがママになっている様子を想像できます。

ある日突然「この腹の中に、何かがいるのである。大便以外の何かがいる…!」と テスター検査で妊娠が発覚したときのこと、どん底でバカバカしいギャグを考えてた悪阻期のこと、便秘との戦いの日々などが、ももこらしい口調で書かれていて読みやすいので、いっきに読み終えることができますよ。

妊娠中に疑問に思うことが「なるほど。そうだったんだ。そういうふうにできているんだ」と思えてスッキリしますので、出産に不安を抱えているかたにおすすめの1冊です。

芥川賞作家による「きみは赤ちゃん」

芥川賞作家の川上未映子のベストセラーエッセイが「きみは赤ちゃん」です。芥川賞作家の鋭い観察眼で、妊娠、出産、赤ちゃんが1歳になるまでを綴っています。つらかったことも、嬉しかったことも、赤裸々かつユーモラスに表現し、感動がぎゅっと1冊の本に入っています。

ママになる人はもちろんのこと、将来パパになるだろう男性にもおすすめの本です。「父とはなにか、男とはなにか」「夫婦の危機とか、冬」「夫婦の危機とか、夏」という章では、出産、育児での男性の役割について書かれています。

子どもがいない女性が読んでも、子どもを産むこと、育児のことが想像できるくらいリアルに書かれています。最後には生命の美しさとかけがえの無さが伝わり感動しますよ。

山崎ナオコーラ「母ではなくて、親になる」

気になるタイトル「母ではなくて、親になる」は、2004年に「人のセックスを笑うな」で文藝賞を受賞してデビューした山崎ナオコーラのエッセイです。作者らしい視点から、妊娠、出産、子育てについて書かれています。

本の中には「赤ん坊」と呼ばれる赤ちゃんがいます。私の赤ちゃんや、わが子というような表現ではなく「赤ん坊」と表現することで、そこに存在するのは誰かに属するわけではない、一つの命のように感じます。そして母ではなく、親であるという考え方、夫婦の役目は同等であるというような考え方についても書かれています。

作者は自分を「負け組」、ブスなどと表現していて、マイナスな雰囲気を感じさせながらも、自分の筋をとおした子育てをしているところに共感を得ているようです。

まとめ

子どもがいるママみんなが体験した、初めての妊娠、出産、子育て。周りをみれば先輩ママはいっぱいいるのに、誰1人として、まったく同じ体験をしてきたママはいないのですよね。みんなそれぞれ、状況も感じたことも違うのです。

エッセイは、そんな自分の体験や感想をいっぱい書いてくれています。あるママの物語を読むことは、これから出産をむかえるママの知識となり、心の準備をさせてくれます。いろんなママのエッセイを読んで、楽しみながら出産をむかえたいですね!
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