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つわりで仕事を休むことは甘えではない!症状がつらいときの休み方

つわりで仕事を休むことは甘えではない!症状がつらいときの休み方

母子健康管理指導事項連絡カードを利用

つわりの症状がひどく仕事を休みたい、出勤時間や勤務時間を変更して欲しいなどの措置を求めているにもかかわらず、会社がまったく応じてくれないという場合は「母性健康管理指導事項連絡カード」を利用しましょう。

母性健康管理指導事項連絡カードは働く女性が妊娠中に必要な措置を受けることができるよう、男女雇用機会均等法に基づいて作られた制度です。

診断書と同様の効力を持ち、会社はカードに書かれた医師の指導を守る義務があります。母子手帳に様式が掲載されていることが多いほか、厚生労働省のホームページからダウンロードできますよ。

発行には手数料がかかりますが診断書よりも安く、何度でも使用できますので有効に活用してくださいね。

マタハラネットという相談窓口もある

妊娠を理由に解雇をいい渡される、妊娠を理由に降格される、いやがらせなどで自己退職に追い込もうとするなど、妊娠を理由に不当な扱いを受けたときは「マタハラネット」で相談するという方法もあります。

マタハラとは「マタニティハラスメント」の略で、2015年11月に厚生労働省が行った調査では働く女性の5人に1人が被害を受けていることがわかりました。

マタハラネットに相談すると、被害の内容によって公共窓口や法律窓口を紹介してもらえるほか、希望すれば弁護士が無料メール相談に応じてくれます。

また、各都道府県の労働局や労働組合、会社の人事部なども相談を受け付けてくれます。マタハラの被害に遭ったときは1人で抱え込まず相談してくださいね。

まとめ

つわりは数十年前まで「ガマンして当たり前」と考えていた人が多く、現在でも「つわりで休むのは甘え」という人もいます。また、出産経験を持つ女性のなかにも「私はガマンできた」という人もおり、つわりがつらくても伝えにくい、休みにくい環境が残っています。

しかし、つわりには個人差があり悪化すると命に関わることもあります。つわりがつらいときは体調を優先して体を休めましょう。

また、会社が理解してくれないときやマタハラの被害を受けたときは、医師や看護師、各種相談窓口に相談してくださいね。
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