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出産にまつわる「割合」を特集!気になる出産年齢や方法について

出産にまつわる「割合」を特集!気になる出産年齢や方法について

そろそろ赤ちゃんが欲しいと思う方や、出産を控えている方も、赤ちゃんが出産予定日に誕生する割合や、高齢出産の割合などが気になりませんか?ここでは、出産割合が高い妊娠週数、国内の出産年齢の統計、出生率などをご紹介します。また高齢出産のメリット・デメリット、帝王切開の割合などもあわせてご覧ください。

出産割合が高い週数は?出産日予測や体験談

予定日どおりに生まれる、予定日とずれる割合

出産予定日は、あくまで予定日なのでその日に赤ちゃんが産まれるとはかぎりません。神奈川県にある湘南鎌倉総合病院が、初産婦の自然出産1,563件について、在胎期間の週数を約5年間にわたって調査しました。

データ結果によると、出産予定日に生まれた赤ちゃんは、99件、全体の6.3%でした。また、あるネットでの集計結果をみると、初産婦、約2,000人の出産予定日と実際の出産日は、以下のとおりでした。

〇出産予定日どおり…5.6%
〇出産予定日より1週間未満早い…25.8%
〇出産予定日から1週間未満遅い…23.1%

割合的に、出産予定日に生まれることは少なく、出産予定日を起点とすると半数近くが1週間以上も予定日からずれていることがわかりました。

実は出産日の予測をするのは難しい

産院などで、妊娠がわかると医師から出産予定日を告げられますよね。医師による超音波検査でおなかの赤ちゃんや子宮の状態を診察し、赤ちゃんの頭からおしりまでの長さを計測します。

この頭からおしりまでの長さを頭殿長(とうでんちょう)といい、妊娠週数や出産予定日を確定するために必要な検査なのです。

頭殿長は、赤ちゃんの成長に個人差のない妊娠8~11週ごろ計測します。この時期を過ぎると赤ちゃんの成長に個人差が生じるので正しい妊娠週数や予定日が割りだせなくなるようです。

また、最終月経や性交のあった日から出産予定日を計算する方法もありますが、月経周期や排卵周期には個人差があるため、正確な予定日を確定するのは難しいかもしれません。

出産予定日と出産日、先輩ママの体験談

ここでは、実際出産を経験した先輩ママのエピソードをご紹介していきます。

<出産予定日よりも早かったママ>
初産で10日ほど早く生まれました。出生体重が診察で確認した予想体重よりも大きくなっていたので早く生まれたのかな?といっていました。

<出産予定日よりも遅かったママ>
マタニティスイミングやウォーキングととにかく身体をうごかしていた初産のママ。でも予定日を1週間過ぎても生まれないため、入院して誘発剤を使用し、ようやく入院3日後に生まれました。

<予定日ぴったりのママ>
計画予定分娩で、予定日1週間前に入院して促進剤を使用したママもいます。ところが生まれず、一度退院しました。そして予定日前日に陣痛が始まり、翌日の予定日ぴったりに生まれたそうです。

出産年齢の割合と高齢出産について知ろう

日本のママの出産年齢の統計とは

現在の日本は昔にくらべて出産時年齢も高くなり、高齢出産化がすすんでいるそうです。今回は、厚生労働省による人口動態統計(2017年版)の発表値を参考に、すすむ高齢出産化の実情をみていきましょう。

まず妻の平均初婚年齢と平均出産年齢についてですが、2017年は平均初婚年齢は29.4歳・平均出産年齢は30.7歳でした。

10年前の2007年では、平均初婚年齢は28.3歳・平均出産年齢は29.4歳でした。2017年の平均初婚年齢と2007年の平均出産年齢が同じ29.4歳となっています。

また1人の女性が出産可能とされる、15~49歳までに産む子どもの平均数をあらわす合計特殊出生率をみると、30歳以降の出生率は年々上昇している傾向があることがわかりました。

高齢出産のメリットとデメリットについて

高齢出産は35歳以上で妊娠・出産することです。不安や心配が多いと思う方も少なくない高齢出産ですが、メリットとデメリットをご紹介します。

<メリット>
まわりのアラフォー世代で出産したママの声を聞くと「20代は仕事に没頭していた。30代に大きな仕事を任されて達成感があった」といいます。

また20代にはなかった精神的・金銭的な安定感があるので、余裕をもった育児につながったというママもいます。

<デメリット>
年齢が高くなるにつれて、自然流産や先天性異常の発症率も高くなります。また出産後、休む暇なく始まる新生児のお世話などが、徹夜もできた20代のころと違って体力が追いつかないという声も聞きます。

出産適齢期は人それぞれ考え方がある

先ほどご紹介したとおり、女性の平均出産年齢は30.7歳です。アラサー世代の女性が「そろそろ結婚したい」という目標をもつ方も多いようなので、一つの適齢期なのかもしれません。

「体」から考える出産適齢期は20代後半といわれています。卵子の状態や母体のコンディションが20代後半にピークをむかえるようです。

しかし10代や40歳を過ぎても健康な赤ちゃんを出産する方も多くいるので、年齢だけにとらわれなくてもよいのではないでしょうか。

つぎに「心の準備」から考える出産適齢期は、まわりの友人などの影響が関わることもあるでしょう。まわりが独身でキャリア思考な環境よりも、出産話が絶えない環境のほうが出産にむけて心の準備がしやすいかもしれませんね。

日本の高齢出産や出産方法の割合と現状とは

高齢出産の増加で回復傾向の合計特殊出生率

厚生労働省による人口動態統計(2017年版)の8年間(2010~2017年)にわたる各年齢階層別合計特殊出生率の推移によると、25~29歳までの年齢階層が減ってきていますが、35~39歳までの年齢階層では徐々に増えていることがわかりました。

この結果から、昨今の合計特殊出生率の上昇傾向の一つに高齢出産の増加が大きく関わっていることがわかりました。2017年の合計特殊出生率は1.43なので、平均5人出産する1925年に比べるとだいぶ少ないようです。

高齢出産の原因は、晩婚化や医療技術の進歩、価値観の変化によるものがありますが、母胎への負担など、先ほど挙げましたメリットとデメリットがあるので、賛否両論があるようです。
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