幼児期の遊びの重要性を知ろう。1~6歳の遊びを成長別で紹介
子どもは遊びを通じていろいろなことを学んでいくといわれていますね。「遊びから学ぶ」とは具体的にどのような効果があるのか、また能力が高まる遊びを知りたいと思うママも多いですよね。この記事では、能力別の遊びの重要性と年齢に適した遊びの種類について紹介します。
幼児期の遊びの重要性とは?
体力や運動能力が向上する
ボール遊びは、投げるだけでなく飛んでくるボールを受けたり、サッカーのまねで蹴る練習もできますね。ボールが飛んでくるところを予測して走って行くことやバランスを取りながらボールを投げたり蹴ったりすることは、自分の身体をコントロールすることに役立つでしょう。
遊びは持久力の向上にもよい効果を発揮します。公園へ行くと帰る時間まで、子どもはめいいっぱい身体を動かしていますね。知らないうちに、遊びを通じて持久力が身につき元気な身体が育っているのです。
社会的な適応力が発達する
自分のやりたいことを主張するばかりでは友達と仲よく遊べない、ということが理解できれば、相手の存在を認めることが少しずつできるようになってくるでしょう。最初はうまく遊べなくても、失敗を繰り返すうちに思いやりの心が芽生えてくるので心配しなくても大丈夫です。
遊びを通じて、自然に人と人とのかかわりやコミュニケーション能力が身につき、社会的な適応力が発達してゆくでしょう。
認知的能力が発達する
小さい子と鬼ごっこをすると、たいてい大人が鬼をやらされてしまうものです。鬼ごっこの遊び方は簡単、子どもをおいかけてタッチするだけのルールですね。普通に走ると大人がすぐに子どもに追いついてしまうため、子どもはどうやったら捕まらないか、ということを短時間で真剣に考えているのです。
すばやい方向転換や俊敏な身のこなしは、子どもが一生懸命に考えて判断した結果といえるでしょう。
成長別【1~3歳児の遊び】の種類
歩けるようになった1歳児の遊び
最近は、自宅のベランダや庭に専用の砂場を作る家庭も多いですよね。蓋つきで衛生面に配慮した家庭用砂場があれば安心です。砂に水を入れて泥んこ遊びや、泥団子作りやままごと遊びは想像力を膨らませます。
音楽をかけて簡単なりリズム遊びをすることも刺激があって喜ぶでしょう。「とんとんとんとんひげじいさん」などの手遊び歌は子どもたちも大好きですね。リズム感が知らないうちに身についてゆくでしょう。
動く範囲が広がる2歳児の遊び
積み木をどんどん重ねて高いタワーを作ったり、男の子なら電車のおもちゃで線路を組み立てることも大好きです。少し離れた場所からボールを的に当てたり、ペットボトルを立てておいて簡単なボーリング遊びは集中力が身につくでしょう。
2歳はまだルールが守れないことが多いため、ママが思うように正しい遊びはできないかもしれませんね。遊ぶきっかけを作ってあげると、子どもなりに考えて遊びの幅を広げてゆくでしょう。
行動範囲が広がると危険が増えるため、近くで見守るよう心がけてくださいね。
社会性も発達してくる3歳児の遊び
女の子はままごと遊びが大好きですね。人気のあるママやお姉ちゃん役を取り合って、お互いにひかず、けんかになってしまうこともあります。男の子は乗り物のおもちゃやボールなどのおもちゃが好きですね。同じもので遊びたくておもちゃの取り合いになる場合もあるでしょう。
友達とけんかしても一緒にいたい気持ちに変わりはないため、遊びを通じて友達の存在を認め、理解できるようになってくるなど少しずつ社会性が身についてゆくでしょう。