幼児期の昼寝は必要?昼寝のメリットと上手に寝かせるコツ
子どもにお昼寝をさせようと思っても、なかなか寝てくれないときは困ってしまいますよね。周りのお友達がお昼寝をしていると聞くと余計に焦ってしまうものです。そもそも幼児期のお昼寝は必要なのでしょうか?。この記事では、子どものお昼寝に必要な睡眠時間やお昼寝のメリット、上手にお昼寝させるコツをお伝えします。
子どもに必要な睡眠時間と昼寝のメリット
年齢別、理想の睡眠時間は?
お昼寝をすると夜の寝つきが悪くなり夜更かしをしてしまう、お昼寝は少なくても夕方から朝までぐっすり寝て睡眠時間はたっぷり取れているなど、その子によって異なりますね。
お昼寝に適切な時間は決まっていませんが、お昼寝と夜の睡眠を合計して、1~2歳なら13時間、3~4歳なら12時間、5~6歳は10時間は取りたいものです。
下の子の場合は、上の子の幼稚園の送迎のためにお昼寝を途中で起こして連れて行くこともありますよね。まとまったお昼寝の時間が取れなくても、一日の睡眠が足りているようなら、あまり気にしなくても大丈夫です。
ストレスを減らして免疫力を高める
規則正しい生活をすると、大人も気分や体調がよく感じられますよね。子どもも決まった時間に寝て、生活リズムをつかむことができれば、自然に心が落ち着きストレスも減ってゆくでしょう。
成長ホルモンは寝ている時間に分泌されるため、夜更かしをせず早めにお布団に入るよう心がけたいですね。
昼間は予定も多く、毎日決まった時間のお昼寝は難しいものですが、大まかな時間を決めておき、短時間でもお昼寝ができれば気分転換になるでしょう。
脳を休ませ集中力や記憶力を高める
お昼寝で脳を休ませてあげることは、起きている間に見たり聞いたりした情報を整理する時間にもなっているようです。脳が休まり情報の整理ができると、さらに集中力や記憶力が高まってゆくといわれています。
お昼寝は、体を休める目的だけではないのですね。大勢のお友達と遊んだときや、新しい場所へお出かけしてたくさんの刺激を受けたときは、なるべくお昼寝をして脳を休ませましょう。
子どもを上手にお昼寝させる方法
早起きをして午前中にしっかり遊ぼう
起きる時間が遅くなれば、午後になっても眠たいと感じることがなく、お昼寝をしない場合も多いのです。
子どもの起床時間が遅ければ、洗濯や朝食の準備や片付けもスムーズにできるというママもいるかもしれませんが、午後のお昼寝タイムがなければ、子どもの遊びにつき合う時間が長く疲れてしまうものです。
「お昼寝をしない」と困っている場合は、朝早く子どもを起こしてみてはいかがでしょうか。家事を早めにきりあげ、午前中に公園に出かけてみましょう。きっと午後からは、眠たくなってくると思います。
体の一部をトントンしたり、なでなでする
子どもを寝かしつけるとき体の一部をトントンするのは、よく知られている方法ですよね。ママも子どものころにトントンされた経験があるのではないでしょうか?
子どもを抱っこしているなら、優しくトントンと背中を叩いてリズムを取ってあげると、安心してうとうと寝始めるものです。仰向けで寝ているなら、お腹をトントンするとよいですね。
子守歌に合わせてリズムを取ったり、トントンではなく、なでなでしたりするのも効果的な方法です。
お昼寝できないときはママも一緒にゴロゴロ
子どものお昼寝タイムに、ママはやりたいことがたくさんあるかもしれませんが、ママが「早く寝てほしい」と焦れば、その気持ちが子どもに伝わり、かえって寝てくれないこともあるのです。ママも体を休めるための時間と割り切って子どもと添い寝してみましょう。
ママの心音を聞くと安心して眠たくなる子は多いですよ。子どもの呼吸に合わせてママもゆっくり呼吸をしたり、目を閉じて寝たふりをしたりするのも寝かしつけのコツです。
夜の睡眠が第一と考えてお昼寝させよう
夜の睡眠に影響しにくい理想のお昼寝は?
お昼寝が遅くなると、どうしても夜に眠たく感じられないものです。そのため、お昼寝は12~13時ごろには寝かしつけましょう。
長時間のお昼寝は夜の睡眠の妨げになってしまうこともあります。お昼寝は1~2時間程度が理想といえるでしょう。
前にもお話ししましたが、朝は早く起こして午前中に遊ばせると、お昼ご飯の後は自然に眠たくなってくるものです。なるべく毎日同じリズムで生活していると、お昼寝の習慣もついてくるでしょう。
始めはうまくいかなくても、徐々にお昼寝のリズムがついてくるので大丈夫です。