4歳児のフォローアップミルクの必要性。卒乳の仕方や必要な栄養素
4歳になってもミルクを飲んでいたら早くやめさせるべきでしょうか?「フォローアップミルク」なら飲ませた方がよいのでしょうか?「フォローアップミルク」がどんなミルクなのかをまとめて、「フォローアップミルク」の必要性と、ミルクの卒業の仕方や積極的にとりたい栄養素を紹介します。
フォローアップミルクはいつまで必要?
フォローアップミルクって何?
脳の働きを助けるDHAに特化したもの、鉄分を中心としたもの、カルシウムやビタミンをバランスよく配合したもの、歯や骨の発達に特化したものなど、色々な種類があります。ママが気になる栄養が入っているものを選ぶことができるのは嬉しいですね。
メーカーでは離乳食が3回になる9カ月ごろから利用をはじめ、3歳頃まで飲むことを奨励しています。あくまでも離乳食をはじめとする食事からとる栄養を補うためのものですから、「フォローアップミルク」でお腹いっぱいになっては本末転倒です。食後に飲むミルクなのです。
哺乳瓶の卒業を意識するためにも、コップ、ストロー、マグカップなどを使って「フォローアップミルク」は飲ませます。少しずつ、ミルクから離乳食へと移行していくためのフォローをするミルクというわけですね。
フォローアップミルクは必要なの?
1歳を過ぎて卒乳を考えているけれど、ミルクの代わりに牛乳を飲ませることに抵抗がある場合も「フォローアップミルク」は役立つでしょう。あくまでも食事の補助として飲むものですから、子どもの成長と照らし合わせて、自分の子どもに本当に必要なのか判断しましょう。
牛乳よりも甘めで飲みやすいですから、食事が十分食べられるようになっていても、子どもがいつまでも飲みたがるということがあるかもしれません。「フォローアップミルク」は値段が高めですし、栄養を摂りすぎてしまえばかえって体に悪いこともありますから、少しずつほかの飲み物に移行していくほうがよさそうですね。
4歳児ではフォローアップミルクで栄養を補給するのではなく、食事で必要な栄養をとる努力をしたいものです。
家族みんなで目指せ!ミルクを卒業しよう
卒乳の仕方や時期は個人差がある
しかし、残りの約5割のママは1歳前や、2歳や3歳以上で卒乳させているようで、卒乳の時期については個人差があるようです。子どもによってそれぞれのタイミングがあるということですね。
卒乳の仕方は、母乳とミルクでもやり方が違います。ミルクの卒乳の場合は、3食食べるようになり、コップやマグを使って飲み物を飲めるようになったら卒乳を考えるときといわれています。
ミルクは栄養が豊富なこともあり、眠る前のミルクで虫歯になる可能性が考えられるため、寝る前のミルクを止めることから始めてみましょう。ミルク以外のほかの飲み物を飲ませるようにしたらよいですね。
ミルクの回数を徐々に少なくしていき、離乳食の食べる量を増やすことやおやつを食べさせることで、ミルクは徐々に飲まなくなるでしょう。どのような方法が子どもに合っているか分かりませんので、気長に試してみるのが大切ですね。
家族みんなで食事を楽しもう
子どもに離乳食を食べてもらうためには、子どもが食べたいと感じることが必要ですが、それには離乳食そのものだけでなく周りの環境も影響します。大好きなママやパパがおいしそうに食べていたら、子どもも食べたくなりますよね。
卒乳を考える時期ですから、食事の内容もだいぶ大人と同じような食事をとることができるようになっているでしょう。離乳食を大人の食事から取り分けて作り、家族みんなで同じものを食べれば、子どもは大喜びで食事を食べてくれるでしょう。
大人でも楽しい雰囲気でご飯を食べたら、たくさん食べられますし、おいしく感じるでしょう。子どもも同じことですよ。家族みんなで食卓を囲んで、楽しくご飯を食べましょう。
楽しい食事でお腹いっぱいになればきっとミルクを欲しがらなくなりますよ。離乳食から幼児食へと進むうちにゆっくりと卒乳できればよいので、焦らずに食事を楽しみ、卒乳を目指しましょう。