月齢で変化する赤ちゃんの寝る時間。月齢別の睡眠の様子について
生後6カ月~1歳ごろの睡眠の様子
昼は起きて夜は寝るというリズムが整う
7カ月になるとすでに寝返りもできて、お座りができる赤ちゃんも出てきます。運動量が増え、一人遊びができるようになってきますので、日中の活動量も増えるでしょう。
この時期は午前1回、午後1回のお昼寝をしている赤ちゃんが多いですが、9カ月ごろには午後1回のお昼寝だけになってくるかもしれません。お昼寝も個人差がありますので、回数が違っても心配しなくて大丈夫ですよ。
夜は10時間程度眠ってくれるようになってきます。ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩き、一人歩きなど、活動量が増えることで睡眠も深くなるのでしょう。
夜泣きや寝ぐずりすることが出てくる
眠っていて突然泣いたかと思ったら、何をしても泣きやまない、1時間近く泣き続け、やっと眠ったと思ったらまたすぐに起きてしまう、など夜泣きに苦しむママは多いようです。夜泣きの原因は、乳歯の生えはじめに感じる違和感や、知能が発達するときの刺激やストレス、体内時計の未発達などが考えられていますが、はっきりしたことは分かっていません。
原因がはっきりしていないと、対処の仕方も難しいですね。夜泣きもやはり個人差はありますが、だいたい1歳を過ぎるころにはおさまってくる子が多いようです。いずれおさまるものだと思って乗り切りましょう。
昼間はお散歩や室内遊びで運動をしよう
ですから、興味のあるもののそばに行くことや、ハイハイして回ること、ただただ歩いてみることなど、遊びながら体力を使うことが多くなります。
室内遊びもよいですが、天気のよい日はお散歩に出かけてみましょう。外に出て見えてくる新鮮な景色に赤ちゃんも喜びますし、ママの気晴らしにもなりますよ。
室内で体を使った遊びを行ったり、お散歩に行ったりすれば、赤ちゃんは夢中なって遊ぶでしょう。そして体力を使って疲れた分、夜はしっかりと眠ってくれる確立が高くなります。ただし遊び疲れて、夕方まで昼寝をしてしまうのは避けたいですね。夜眠らなくなりますよ。
赤ちゃんが眠ってくれないときは
眠りにつきやすいように環境を整えよう
まず赤ちゃんが眠る部屋の環境を整えることです。赤ちゃんにとって快適なのは、夏は26〜28℃、冬は20〜22℃の室温で、湿度が60%前後に保たれた部屋だといわれています。あわせて赤ちゃんの未発達な体温調節機能を補うために、衣類の調節や汗取りパッド、スリーパーなどを上手に使って、寝汗や寝冷えを防ぐ工夫も大切です。
また赤ちゃんは家族のなかでも眠る時間が早いので、寝室はその時間帯から静かにできる部屋を選びましょう。電気やTVがついた部屋の隣では、落ち着いて眠れませんよ。
スキンシップしながらママも一緒に眠ろう
ママは赤ちゃんを寝かしつけてから、やり残した家事の片づけや、ひとりでゆっくりする時間が欲しいかもしれません。しかし赤ちゃんはママがゆったりした気持ちで寄り添うことで、スムーズに寝入りやすくなり、夜中に起きる回数も少なくなります。
寝かしつけが必要な期間は、人生のほんの少しの間だけです。しばらくはママも赤ちゃんと一緒に眠る生活をしてみましょう。ぎゅっと抱きしめたり、頭をなでたりなど、スキンシップを心がけ、ママの体温を感じられるようにすると、赤ちゃんはより安心して眠れますよ。
成長にともなって眠るのも上手に
考えられる原因を取り除いても眠らないのなら、もしかすると眠るのがあまり好きではない赤ちゃんなのかもしれません。眠ってくれないとママはつらいですが、これも個性なのだとおおらかな気持ちで受け入れましょう。
どんな赤ちゃんでも、成長にともなっていつかきちんと眠るようになります。寝かしつけが不要になる日も必ず訪れます。それまではパパと協力しながら、根気強く対応していきましょう。
まとめ
新生児では昼夜関係なく眠っていますが、成長とともに夜にまとまって眠るようになってくるでしょう。6、7カ月ごろから始まる夜泣きも大変ですが、1歳ごろにはなんとかおさまってきますよ。
ママも産後は完全に体力が回復していませんから、赤ちゃんと同じリズムで眠って、周囲に頼りながら体を壊さないように注意してくださいね。