保育園のお弁当の日はどう作る?注意点と忘れた場合の対処法
いつもは給食が出る保育園も、遠足などのイベントがある日はお弁当が必要になることがあります。普段作らないからこそ、子どもが喜ぶお弁当を作りたいですよね。今回は保育園のお弁当を作るときの注意点や、お弁当を作らなくてはいけないことを忘れてしまったときの対処法を紹介します。
子どものお弁当作りのポイントは?
しっかりと加熱し冷ましてから詰めよう
まず、食材にはしっかり火を通しましょう。肉や魚などに火がきちんと通っていないと、食材が傷んでいなくてもお腹を壊したり、食中毒にかかる危険性があります。
また、彩りがよくなる生野菜は、傷みやすく水が出やすいため、避けたほうが無難です。水が出ないミニトマトを使うときは、雑菌がつきやすい「ヘタ」を取っておくとよいでしょう。
おかずをお弁当箱に詰めるときは、「粗熱が取れている」ではなく、常温になるまで冷ましてから詰めてください。温かい状態で詰めたりフタをしたりすると、蒸気で食材が濡れて味が落ちるだけではなく、菌が繁殖して傷む原因になります。
食べやすい一口サイズにしよう
お弁当のおかずが大きくて食べにくいと、食べきるまでに時間がかかってしまうほか、制限時間内に食べられる量も減ってしまいます。お昼をしっかり食べられないと、午後の活動もままなりませんね。
おかずを一口サイズにしたり、歯ごたえのある食材は薄めにカットしたりすると、小さな子どもでも食べやすくなります。食材が小さいと火が通りやすく、冷ましやすいというメリットもありますよ。
おはしやフォークをまだ上手に使えない子どもには、手づかみで食べられるメニューがおすすめです。
子どもが食べきれる量にしよう
しかし、子どもは食べるのに時間がかかるだけではなく、遠足などのときはお友だちと話したり遊んだりして、なかなか食が進みません。たくさん詰めすぎると時間内に食べきれず、残してしまうことになります。
子どもにとって、大好きなママが作ったお弁当は「特別なもの」です。残さずに全部食べることができると「嬉しい」反面、食べきれないと「悔しい」「悲しい」という気持ちになってしまいます。
「完食できた」という達成感や喜びを感じてもらうためにも、子どものお弁当は短時間で食べきれる量にしましょう。「ちょっと少ないかな?」と感じるくらいがよいかもしれませんね。
子どもが喜ぶお弁当を作ってみよう
食べやすいおにぎりやサンドイッチ
おにぎりは、ラップを使ってミニトマト程度のサイズになるよう丸めてもよいですが、「ふりふりごはんボール」などのグッズを使ってもよいでしょう。カットしたのりやゴマを飾って可愛く仕上げてもよいですね。
サンドイッチは、市販のサンドイッチ用パンを巻いて作る「ロールサンドイッチ」がおすすめです。ハムやチーズのほか、ジャムを使ったサンドイッチなら彩りよく仕上がります。
サンドイッチはスティック状のままラップに包んでもよいですが、一口サイズにカットしてピックを刺してもよいでしょう。ハートや花の形になるよう並べても可愛いですね。
子どもの好きなものを入れよう
苦手な食べ物にチャレンジするのは、普段の食事でもできます。遠足などのイベントを楽しい日にするためにも、お弁当のなかには子どもの好きなものを入れてあげましょう。
子どもが好きなものばかり入れると、栄養バランスが偏るかもしれません。しかし、一度バランスが偏った食事をしたくらいで健康を害するということもありませんので、気軽な気持ちで作ってくださいね。
お弁当の準備をするときに「なにを入れてほしい?」とリクエストを聞いておくとよいですよ。
ピックやバランで可愛く彩って
ピックやバラン、シリコンカップなどを使えば、可愛いお弁当を簡単に作ることができます。小さな子どもに人気の「アンパンマン」や「キティちゃん」「ディズニー」のピックは100均でも購入可能です。
お弁当が食べやすくなるほか、おかずを少なめに詰めても隙間ができにくいというメリットもありますよ。
ただし、なんでも口に入れてしまう1~2歳児は、ピックやバランを誤飲する可能性があります。安全のためにも、3歳未満の子どものお弁当には使わないほうがよいでしょう。