何歳から幼稚園の年少か知ろう!園によって異なる受け入れ開始年齢
子どもの年齢が3歳に近づくと、そろそろ気になるのが幼稚園への入園です。3歳での入園となんとなくは知っているものの、遅生まれの場合や2年保育を考えている場合は、いつから入園手続きを取ったらよいのか迷ってしまうこともありますね。園によっても違う、年少さんの受け入れ開始年齢についてチェックしてみましょう。
子どもが幼稚園に入園できるのは何歳から?
満3歳から小学校入学前までの幼児が対象
満3歳という年齢は、集団の中で学ぶ姿勢や能力が備わりはじめる年齢と考えられているため、法律にも幼稚園に入園できるのは「満3歳から」と定められています。基本的には幼稚園の入園式は4月に行われるため、4月1日の時点で子どもが3歳であれば幼稚園に入園できる資格があることになります。
早生まれの子どもを持つママは、いつ幼稚園に入れるのだろうかとソワソワしてしまいますね。
入園する年の4月1日時点の年齢が基準
早生まれや遅生まれだと満3歳という考え方で迷ってしまいそうですが、たとえば4月2日生まれの子どもだとどうなるのでしょうか。実は満年齢を迎えるのは前日の午後12時という決まりがあります。
さらに、幼稚園に年少さんで入園できるのは満3歳になった翌日以降の4月1日という決まりがあるため、この場合は3歳の誕生日を迎えた年ではなく次の年の4月1日まで待たなければいけません。一方、4月1日生まれの子どもは、4月1日時点で満3歳になっていると考えるので、その年に入園できます。
早生まれでも3歳になっていれば入園できる
しかし、子ども1人1人の成長度合いで入園を判断するのは現実的ではありませんので、満年齢で線引きし、1月から3月の早生まれの子どもでも満3歳になっていれば幼稚園に入園できることが日本の法律で定められています。ただ、早生まれは3月31日までではなく、4月1日までなのが大きなポイントになります。
同じ4月生まれでも1日生まれと2日生まれでは、たった1日の違いでも学年が1年違ってしまうのですね。
幼稚園によって違う子どもの受け入れ年齢
満3歳になった時点で入園できる4年保育
すべての幼稚園で実施されているわけではありませんが、満3歳になった月、または翌月から入園できる4年保育という制度があります。誕生日を迎えてから入園するので、必ずしも入園が4月ではないのが特徴です。
4年保育といっても丸々4年通うわけではなく、入園した月によって期間は変わり、卒園するのはほかの子どもたちと一緒の就学前になります。入園式は翌年度に入園する年少さんたちと一緒に行い、そこから同じ年少さんとして幼稚園に通います。
2歳から預かってもらえる未就園児クラス
2歳でも入れる未就園児クラスはお試しで通うプレ保育とは違い、入園の手続きを行い、入園金や保育料などもきちんと支払うことが必要です。2歳のうちから通うことに賛否両論ありますが、未就園児クラスでは2歳児に合わせた保育内容を用意しているので、お昼寝やトイトレの時間があることも大きな特徴です。
仕事を持つママや妊娠中のママに、4年保育が助けになることもありますね。
入園手続きの必要ないプレ保育がある園も
料金も無料、一時保育のように時間ごとの料金がかかる、イベントごとに参加料が必要など幼稚園ごとにも、プレ保育の内容によっても違ってきます。プレ保育には予約が必要な場合もありますが、入園をしているわけではないので複数の幼稚園のプレ保育に参加することも可能です。
どこの幼稚園に入れようか迷っているママや、入園前に幼稚園の雰囲気を知りたいママはぜひ参加してみましょう。プレ保育に参加していることで、優先的に入園できるなどメリットがあることもあります。
幼稚園の年少の特徴や3年保育のメリット
年少児の発達は月齢による差が大きい
もちろん、個人差があるので年齢にかかわらず体格のよい子や華奢な子がいてもおかしくありませんし、現時点では差が大きいように感じても、年中さんに上がるころには差が縮まってくることも考えられます。
赤ちゃんのころはひと月の違いが大きな違いですが、月齢が上がり、年齢が上がることで徐々にその差が埋まってくるのが普通です。年少さんのころはママも我が子とほかの子との違いが気になるかもしれませんが、よくあることなので焦らず見守りましょう。